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地域で、職場でお互いを知り合うには、5つの質問から

5月13日と14日は、4年ぶりの神田祭でした。千代田区のプロジェクトで町会や地域の方々とお話をすると、「神田祭」に関わる多くの方が、それぞれの方が思いを持って(また、とても本当にワクワクしながら)、こうしたまちの伝統を守ろう、お祭を通して地域のつながりをつくろうとされていることを知り、感銘を受けます。

このように、団体の活動紹介や行事をみるだけでは見えてこない、地域に関わる「個人」としてのそれぞれの思いを知り合う場として、昨年度の3月に「私と千代田のストーリーをシェアしよう~ちよだコミュニティラボライブ2023」を開催しました。

エンパブリックが2017年から参画しているちよだコミュニティラボ(千代田区地域コミュニティ醸成支援事業)では、毎年年度末に、地域の活動に関わる多様な方々が集い交流するイベント「ちよだコミュニティラボライブ」を、色々な形で開催してきました。
>これまでのちよだコミュニティラボライブはこちら
https://chiyolab.jp/about/programme/about_lablive

敢えて、今年「私と千代田のストーリー」をシェアする場としたのは、地域の方から、活動が再開してきているこの時期に、改めて千代田という地域を共有して活動することの良さ、楽しさを分かち合いたいという声からです。

また、それぞれの思いを知ることで、
・その「人となり」を知り、その活動に興味をもってもらえるのではないか
・その思いに共感し、一緒に取り組みたいと思ってもらえるのではないか
地域への参加促進や、活動の連携促進といった狙いもあります。

さて、では、どうやってそれぞれの思いを知り合うのがよいのか・・と試行錯誤して考え出したのが、【5つの質問による自己紹介】です。

1.今、どんなことをしていますか?
2.それを始めたきかっけは?
3.楽しいことは? 続けている理由は?
4.苦労や難しさは? どんな工夫をしている?
5.これからしたいことは?

一見すると、「普通」の質問なのですが、このままの質問を「ちゃんと」していくことで、話が深まり、その人の活動に対する思いや活動の楽しさが伝わります。

ちよだコミュニティラボライブ2023! で行った5つの質問

ちよだコミュニティラボライブでは、5人一組となり、お一人7分と時間を決めて、それぞれの方に、こちらの質問に答えていただくというやり方で行いました。参加者の方に用意を頂くのは、これらの5つの質問に対して簡単なキーワードを書いた自己紹介シートのみ。
また、グループでの進行も、事務局ががっちりファシリテーションをするというのでもなく、グループのどなたかお一人に質問を「読む」のをお願いするだけ。
これだけで、参加したお互いのことを知り合え、内容の濃い場ができたと感じています。

参加された方からも、新たに知り合った人とも、前から知っていた人とも相互に想いを知り合えた、また、自分の活動に対する思いを伝えることができると好評でした。

さらに、「まちについての新しい発見や気づきがあった」「色々な地域の貢献の仕方を知った」「多様な立場や年齢の人が地域をもっとよくしたいと思っていることを感じた」といった感想もいただいています。

5つの質問に答えて自己紹介することで、お互いの理解が深まる、このストーリー紹介&共有方法、お勧めです!
ぜひ、色々な場面や組織の中で、こちらの「5つの質問の自己紹介」をしていただけたらと思っています!

なお、ちよだコミュニティラボでは、地域に関わる多様なみなさん(アーバニスト)が、活動をはじめたきっかけ、楽しさ、工夫、これからのことを紹介する「私と千代田のストーリー」の紹介動画チャンネルで公開しています。

また、5つの質問を実際に活用したイベント「ちよだコミュニティラボライブ2023!~私と千代田のストーリーをシェアしようの開催レポートはこちらから


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