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飲食店、休業からの再開の決断

こんばんは、芦田です。
地方の人事支援をしたり、人を繋げるゲストハウスを運営したり、人が豊かに働くためのデザインの仕事をしています。

今日は、友人がとても素敵なシェアをしてくれたので、noteはなるべく日記のように書く習慣をつけていこうと思って書き綴っています。

感謝のアウトプット(与えることの重要性)

journaling(日記を綴る)
progress(進歩)
writing a letter(手紙を書く)

この習慣は、コロナ時代において、心の豊かさに繋がるとても大切な行動になりそうです。

さて、そんな今日は、今日の出来事を綴ろうと思います。
午前午後は地方都市の飲食店グループさんの会議、夜は観光地の飲食店さんの相談の中で、今の飲食業界の危機を肌で感じながらお伝えした内容です。


クライアントさんの幹部会議

今日はとある飲食店グループ企業様のGW後の営業再開についての幹部会議に出席させていただきました。

こういうコロナ渦においての経営危機において、私たち支援(コンサル、アドバイザリー)が出来ることは本当に限られます。ある種、無責任な立場であり、100%当事者とはなれません。

ただそういう無力さを感じながらも、一番大事にしているには、経営者さんや幹部のみなさんの声を伺った上で、助言を通じて、アイデアのヒントとなり、個々のモチベーションが最大化され、明確な目標に向かい、会議後からより良いアクションが実行出来る状態になれるか。組織のモチベーションをアップさせれるかという部分だと思っています。

こういう会議では全体の「合意する」よりも「理解する」を大切にします。「よし、やろう!」という心からのアクションに繋がらなければ、取り組みに綻びが出るからです。


”最善”よりも”最適”を目指す

ベストな選択は何か?と問われて答えれる人は少ないと思います。未来が見えにくい今は、最適(ベター)な判断をすることが重要で、その最適は常に更新する必要があります。最適を更新する「アップデート思考」が求められていると思います。

今日お伝えしたのは、このようなメッセージでした。
「再開するも、休業を継続するも、どちらもリスクを伴う。再開すれば感染拡大する可能性がある。休業すれば倒産リスクが高まる。どちらかのリスクが最善かは誰もわからない。ただ、最適な選択と考えた時に、私たちは未来に向かっての決断をしていかなければいけない。それは、ウィズコロナで、共存の中で新しい日常を作っていかなければならないからです。」

最適な選択肢とした時に、倒産することは誰も望んでいないということ。ここが今日の会議の分岐点だったと思います。

誰もが、コロナ感染を恐れているし、まず命を守る行動が大切。だけど、そこが起点となった時に、企業はあと1年レベルで休眠状態にならないといけない。どれだけの企業がその状態で生き残れるのか。だからこそ、企業としてのニューノーマルを作っていかなければならないのです。

企業は、会社を存続させる。その中で出来得る感染拡大防止策を講じる。
個人は、自分と大切な人の命を守る。その為に社会や組織のルールを守る。

GWに休業したのは、周囲に合わせたのではなく、帰省客や観光客などの利用増が見込まれ、感染拡大リスクが極めて高かった為の決断だということを思い出す必要がありました。
(これは企業ごとに環境や条件は変わってくると思います。観光地にある飲食店さんは同じ決断にはならないでしょう)


思考とメンタルを高める

アイデアベースになった時に、最近はよくこんな言葉を伝えます。
お客様が「心理的に求めていることは何か」を背景に考えよう。
私たちは、思考を回転させ、活路を見出し「可能性にかける」。今やることに失敗はない。全てがチャレンジで、全てが糧になる。

営業は自粛しても、経営を自粛してはならない
戦略の中で店舗営業は自粛しても、経営をどう立て直すか、維持するか、改革するかの議論はより活性化しなければならない。予測できない未来を予測してトライアンドエラーを繰り返すほか無い。経営そのものを様子見することは出来ない。

可能性思考でマインドを高める
〜だろう。ではなく、〜かもしれない。で思考しようとよく言われますが、今は、〜可能性があるかもしれない。を加える。仮説を立てて、可能性にかけることの前向きさや肯定感が必要。

大前提の「欲求や欲望」を背景にする
コロナ後の需要は変わるかもしれないが、人が美味しいものを食べたい、贅沢したい、お出かけしたい。というのは消えない。
皆、今は自粛しているけど、本心は、外食したいと思っている。配達や弁当でいいとは思っていない。その欲求をどうやったら叶えてあげられることが出来るのか?という顧客思考が絶対に必要不可欠で、その為に必要な新たなサービスを創っていかなければならない。


飲食店の当面のニューノーマルは「蜜の見える化」

いずれはどの店も営業を再開していくことになりますが、大切なのは、ソーシャルディスタンスが保たれた食空間をどう作れるかがポイントです。
例えば、席を1つ空けて座る仕組みもその1つです。

お客様が安心して外食できる空間、これだったら食べにいけるという安心感をどう作るかがポイントです。

そこを徹底した店舗が勝ち残っていけると言ってもいいくらいだと思います。


今必要なのは、ランニングコストの補助

テイクアウトなどで、必死に経営を凌いでいる飲食店さんの最大の悩みは家賃や人件費などの固定費、そして売上を立てようと取り組んでいるテイクアウトやデリバリーも薄利多売になるから、この容器や宣伝費などをカバーをしてほしい。
今日伺った飲食店さんが口を揃えて訴えていたことです。
持続化補助金や、雇用調整助成金はありますが、実態として非常に使いにくいし、条件がある。元々利幅が低い飲食店にとって、売上が10%以上落ちること自体がすでに危機的です。
こう言った、切なる現場の声をもう少し行政の立場から見直してほしいと願います。




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