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(2)世界的有名パワースポットセドナに行ってスピリチュアルの力で人生救われるのか試しにいきなり一人旅してきた独身アラサー女子の話

朝になりました。わたしは早速外に出て歩きました。天気はびっくりするほど晴天で歩道から見える景色は絶景です。意味がわからないほど絶景です。あのー、ごめんなさい、ほんとに意味わからないです。わたしはとんでもないところに来てしまった。。

そして目的地に着きました。どこかというと、大自然の岩場をバギーに乗って体験しようぜ!というような観光ツアーをやっているところです。

日本人はわたししかいません。他、全員外人です。参加申込書に名前を書きました。受付のひとは眉間に皺を寄せ、なんだこの名前は。。ジャパニーズ侍comming。。?というようにおもいっきり不思議がられましたがなんとか無事受付を済ませました。

大型バギーに乗れる客は8名までで、わたし以外は全員外人のカップルか夫婦、わたしだけ日本人おひとりさまという地獄絵図になりました。(もしかしてこのアトラクションって1人で乗るものではないのでは。。?)と気づいたときには時すでにお寿司、テンションのバカ高いガイドが「ヘーイみんなこれから俺が大自然の中を案内するぜ!今日はたっぷり楽しんでくれよな!」的なことをいって案内を始めます。そして(おう。。ジャパニーズガールがひとりか)とわたしに気付きやや気をつかっているのが雰囲気でみてとれます。

バギー、めっちゃ揺れる。みんな「ワーオ!」みたいな感じで悲鳴と笑い声が飛び交い楽しそう。わたし、無言。いや、ごめんちょっと待って無理ひとりではしゃげない。

しかも、ガイドずっとめっちゃ喋ってる。乗客、大爆笑。でも何言ってるか全然わかんねえ。とりあえず場に溶け込むため微笑む。死んだ魚の目をして口角を40度ほど斜め上にして表情筋キープ。

(なんだこの疎外感は。。)360度絶景に囲まれ表情筋を鍛えながらわたしはとても孤独を感じていた。

ここで学んだこと:どんなに大自然絶景を目の前にしても、病むときは病む

無駄に地獄な時間を過ごし、やっとまわりきってツアーは終了。ガイドにチップを渡して足早にその場を去った。

俺には行くところがあるんだ。。そう、この後はついにこの旅行のメインイベントであるスピリチュアル占い師にみてもらうんだ...!

続く


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