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保元平治物語扇面 宗達工房

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平安時代の終わり、摂関政治も院政も力を失い、武士の時代が始まります。
その時代を描いたお話が保元物語、平治物語、承久記、平家物語です。この4つの物語は中世の頃から1セットとして取り扱われてきたようですね。保元物語は崇徳院が後白河天皇に挙兵した話しです。

学生のころ、平家物語が大好きで。「平家物語=銀河英雄伝説だ!」と友人たちと盛り上がったものでした。人物描写が漫画的なんですよね。きっと昔のひともきゃあきゃあ言いながら聞いていたんだと思うよ。(琵琶法師の語りとか、能とか、歌舞伎とか…)

今の刀剣乱舞と一緒かもね。

崇徳院は歌がうまくて。ほんと、カッコいい
心を打つ歌を作るんですよ。

そんな崇徳院、夏の歌

五月雨に花橘のかをる夜は月すむ秋もさもあらばあれ

夏の夜と秋の夜を比べている和歌で、枕草子を思い出しますね

五月雨、は梅雨空のことですよ~

「夏はよる月の頃はさらなり…」

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