旅人は強い~コロナで衣食(職)住がなくなろうが、何も怖くない。何はなくとも、命さえあればいい~
こんにちは、詠美衣(エミー)です。
ちょうど1年前、
ニュージーランドワーキングホリデーと
東南アジア放浪旅を終えて日本に帰ってきた。
これが「まだ時期じゃない」とか
言って1年予定を遅らせていたら、
きっとコロナの影響で、
あれほど国中や、国境を行き来して
自由に動き回るなんてことは
できなかっただろう。
それはそれでどうにかしたと思うけど
行きたい場所やイベントに行けず、
かなり制限されたんじゃないかと思う。
そう思うと、人からなんと言われようと
やっぱり、人生の中でやりたいことは
どんどん前倒しでやっていくに限るな
と、しみじみ思う今日この頃。
そして、あのとき、アドベンチャーな
放浪ライフを送っていて本当によかったな
と思うことがもう一つある。それは、
「何もなくなっても、生きていける」
という自信を得たことだ。
それは根拠のない自信ともいえるが、
経験から得た知恵に基づいた自信でもある。
あまりにも無防備だったり、
危機感がないのは問題だが、
想定できる範囲の備えや
対策は予めやった上で、
必要以上に心配したり、
恐れたりしない、という
感覚だろうか。
突発的な出来事が起こったときも
冷静に、客観的に状況を俯瞰できる。
「当たり前」だった生活が
「当たり前じゃなくなる」
という経験をしたことがあると
ちょっとやそっとのことで
うろたえないのだ。
*
旅の間、重い荷物を持って
歩くのはとても大変だ。
はじめは
「いけるっしょ!筋トレ筋トレ!」
などと軽い気持ちで強行突破するのだが、
治安の悪い国では肌身離せず
持ち歩かなければならなかったり、
ロッカー代もかかったりするし、
飛行機も追加料金とられたりする。
生理や食あたりなどで
体調が思わしくなかったり、
暑かったり寒かったりする気候だと
普通に歩くよりも疲労度が増し、
歩けるくらいの道でもタクシーを
使いたくなったりするときもある。
重い荷物は、その名の通り
「負荷」となって、
じわじわと精神と肉体が
蝕まれていくのだ。
だから、どんなに
「捨てられない」性格の人でも
ミニマリストにならざるを
得ないのが、旅人の性である。
生きていく上で必要なものって、
実はそこまで多くないと気づく。
そして、定住しているときは
当たり前のことー例えば、
洗面台にを歯磨きセット
風呂場にソープ類
キッチンに調理器具
物干しにハンガー
など、出しっぱなしにして
いつでも使えるものでも、
ゲストハウスやシェアハウスで
共同生活をしたり、
キャンピングカーなどで
移動生活をしていると
いちいち自分のバッグの中にしまって
そしてまた使うときに取り出して
使わなければならない。
そういう、自分の固定の場所を
維持することがなかなかできない。
これは、地味に不便だ。
慣れてしまえばそれが今度は
「当たり前」になるけれど、
最初のうちはじわじわと
ストレスになっていく。
シャワーやキッチン、
そして寝る部屋も
共有だったりすると、
パーソナルスペースがなくなるし、
心身ともにリラックスするのが
難しいというときもある。
たまにシングルルームを予約して、
お風呂上りに、すぐ着替えず
裸で部屋をうろうろできたときは
とてつもない解放感さえ感じて
ニヤニヤしながら小躍りして
しまったこともあった。
(はたから見るとただの変態)
それくらい、積み重なると
意外と馬鹿にならないものなのだ。
しかし、そんな小さな不便さを受け入れ
逆に創意工夫して楽しむことこそが、
旅の醍醐味でもある。
急に仕事や住む場所がなくなる
という経験をしたことがない人
ご飯を炊飯器でしか炊いたことがない人
缶詰を缶切りでしか開けたことがない人
洗濯機でしか服を洗ったことがない人
物干しざおや洗濯ばさみでしか服を
干したことがない人
病気やけがをしたとき、薬や医者に
頼ることしかやってこなかった人
挙げればキリがないが、
いつもの暮らしが
当たり前になりすぎていると
さぞかしロックダウンの状況になれば
不便さに感じたり、パニックやストレスを
感じたりすることになるだろう。
しかし、「ないものはつくる、何かで代用する」
という創意工夫を重ねてきた旅人は、
そんなとき、とても強い。
「予定は未定」なのがデフォルトなので
何か予想外のことがおきても、割かし柔軟だ。
決まっていた仕事がなくなったり、
もうすぐ貯金が底をつくけど
まだ仕事が見付からないとか、
あてにしていた公共機関が
もうクローズしていたとか、
ホストファミリーの家に到着した翌日に
反りが合わないなど理由でいきなり
追い出されるとか・・・
こんなのは普通に起こりうる
ワーホリあるあるだ。
車中泊できるから大丈夫!と思って
キャンピング場に向かう途中で
事故って最後の拠り所(車)まで
失った私のような旅人はさすがに
なかなかいないかもしれないけどw
命が助かったのだから、
すべて結果オーライだ。
常に臨機応変に予定を練り直したり
直観を信じて飛び込んだり、
あるいは逆に辞めたり、、、
という思考と行動を繰り返してきた
旅人にとっちゃ、柔軟にその場その場で
対応していくことは、造作もないことだ。
現代ではスマホやインターネットという
強い味方があるので、
世界中から情報を集め、
必要な人に連絡を取ってつながり
何らかの解決策を見出していく。
異国の地に降り立てば、
旅人の立場はうんと弱くなる。
だからこそ、どうやって
お互い助け合っていくか
知恵を出し合うのだ。
何かトラブルに巻き込まれたときに
泣いている暇はないのだ。
一瞬、一瞬、生き抜く瞬発力。
思い切り泣くのは、
そこを通り過ぎて、
ほっと緊張の糸が切れたとき
でも遅くはない。
そうやってたくましく
旅をしてきた旅人は強い。
ここまでコロナが世界的に
広まってしまった以上、
「いまから自分の当たり前が通じない
異国の地へ旅に出ましょう」
とは、おすすめしにくいが、
ぜひこの機会に、この「コロナ」という
非日常の生活を楽しめる旅人
になってみようではないか。
そんな風な心持でいたら、
何が起こっても、
落ち着いて対応できる。
「何が起こっても、生きていける」
「生きてさえいれば、何とでもなる」
そんなにきっと私たち人間の
生命力は、弱くない。
◎最後に一言
「何もなくなっても生きていける」
自信があるからといって、
何も備えや対策をしないでいいじゃん!
という話ではないので誤解なきよう。。。
防災などにも通じることですが、
ことが起こる前に心配しすぎるでもなく、
ことが起こってから慌てて対処するのでもなく、
やみくもに、必要以上に買い占めるとかではなく、
事前に想定できる最低限の食料や日用品の
備えやシュミレーションをしっかりした上で
あとは「なんとかなる!」と
ドンと構えて、普段通り
笑顔で過ごすことが
大事なんじゃないかと
言いたいわけです。
どうやら、ことが起こってからの「混乱」を
最小限にするためにも、今から少しずつ
気づいた人から備蓄はしておいたほうが
よさそうです。防災もかねて、ね。
◎詠美衣が具体的にどんな風に旅をサバイバルしたのか?
気になる人や話が聴きたい人は、以下より
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