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チリ人の友達が教えてくれた、大失恋の立ち直り方

こんにちは、エミーです!

「バリ・ロンボク島から教えてもらった
大切なものを失くしたときの立ち直り方」
(全4回シリーズ)を書きましたが


今回は、「大失恋の立ち直り方」

前回の「大切なものを失くす」と
かぶっているようなテーマですが、

「人」が絡むことだけに
「モノ」をなくすのとは

一線を画す、特別枠な痛みを
伴いますよね。。。

そこで今回も、エミーが
異国の人々との交流の中で学んだ
役立つ考え方をシェアできたら…
と思います。

準備はいいですか?
それでは、let's go!!!!

過去の失恋トラウマを打ち明けたら…

以前、恋バナは世界共通
という記事を書いたように

どこの国へ行こうと
同世代の女子が集まれば

過去の恋愛や今の恋愛、
そして将来の恋愛について
あれこれと尽きない
「恋バナ」に花が咲く。

ニュージーランドの
ワーキングホリデー中に
キウイフルーツの仕事場で

仲良くなった
チリ人の女の子
ジャスミンと

仕事のランチ休憩中に
恋バナになったとき、

私の過去の恋愛に
ついて聞かれた。

ふぅ~~~~~~~~~~~~

日本語でも話すのが
難しい内容だったので、
英語で伝えるにはさらに
難しかったけれど、
一呼吸おいてから
打ち明け始めた。

私はニュージーランドに
来る前に、大失恋をした。

長年密かに慕っていた相手と
お互いの心が通じ合い
やっと結ばれたと思った矢先に

実は、彼女がいると
後出しで知らされた。

浮気とか不倫みたいなことが
生理的・性格的に無理だった私は

「それを知った以上、もう会えない。
 会うなら、ちゃんと今の人と
 別れてからにしてほしい」

と伝えた。けれど、

「彼女とはもう別れるから、
 信じてそばにいてほしい。
 越えなければいけない壁が
 多くて別れるのはとても大変。
 会ってエネルギーをもらわないと
 頑張れないかもしれない…」

と言う彼。。。

今なら、もうこの時点で
心を鬼にして繋がりを
断つべきだったと
思えるのだけれど、

当時は、突然すぎる展開に
かなり動揺していた私は
悩んでしまった。

たくさん葛藤した挙句、

お茶やご飯を一緒にする
友達のような交流は保ちつつ

一線だけは超えないようにして

彼の言葉を信じて待つ

という選択をした。

しかし、

次第に彼は
音信不通になってゆき

私を避けるようになり…

やっと久しぶりに
電話ができたと思ったら

「結婚することになると思う。
 そんな僕と、僕の家族の
   幸せを願えますか・・・?」

と、意味不明なことを言い始めた。

「はい、幸せを願って手放せるほど
 あなたを愛しています」

という言葉が私の口から出てくる
ことを期待していたのだと思う。
そうしないと、罪悪感で、
生きた心地がしないから。

信じて待つ選択をしたのは
自分自身なので

「信じていたけど、
 結果ダメだった」

ということは、
もちろん辛いけど、
受け入れようと
まだ頑張れる。

けど、その余計な
変な質問のせいで

私の心に大きなしこりが
できてしまった。

私と向き合うことを避けて
逃げ続けた挙句

最後の最後まで
自分の保身しか
考えない失言をする
彼の本性を見たとき

悲しみや怒りや惨めさや嫉妬
といったいろんな気持ちが
複雑化してぐちゃぐちゃなった。

そして、私の心の糸は
プツンと切れた。

文字通り、糸が切れた
凧のようになって

すぐにでもあの世に
飛んでいきそうだった。

今までどんなに
辛い出来事があっても

その度に
何度も何度も
彼の言葉を
信じ抜いてきた。

だけど、この意味不明な
質問の爆弾投下により

ついに限界を迎えた。

長い沈黙の後、

「無理。」

と声を絞り出して
電話を切り

彼との繋がりは
SNSも含めて
キレイさっぱり
すべて断ち切った。

幸い、すぐにNZの
ワーホリが始まり

環境もガラッと
変わったことが
私の命を救ってくれた。

きっとあのまま
思い出の場所や
共通の知り合いが
たくさんいる日本に
住み続けていたら、

大げさではなく
あの世に飛んでいってた
かもしれないと思う。

私の人生のポリシーとして

すべての人生の責任は
自分にあると考えて
主体的に決めて、動く

ということをなるべく
心掛けているけれど

さすがにこの経験は
本当に深く傷ついて
被害者意識に苛まれた。

今までになかった衝撃の慰め言葉

この話を聞き終わった
ジャスミンは

「オーゥ、、、エミ、、、、
 言葉にならないわ・・・」

と、目を潤ませ、
胸を手で抑えながら
痛みを共に共有してくれた後、

ぎゅっと力強いハグをしてくれた。

ラテン系の人たちのハグは、

"ああ、本物だなぁ・・・"

と、いつも思う。

何が"本物"なのか
上手く説明できないのだけど
そう感じる。

言葉のならない
言葉の代わりに、

身体全身でそれを
伝えようとしてくれる
ハグのあたたかさと強さ。

形式だけの上辺の言葉より
何百倍も伝わるものがある。

しかし、彼女はそのあと、
私に衝撃的な一言を残した。

**
「でもね、エミ。**

 エミよりも
 もっと可哀相なのは
 彼のほうだわ」

「・・・・!!!!!!!!???????

   Whaaaaaaaat....??!!!!」

てっきり彼女は私の味方だと
思ってたのに、男性のほうの
肩を持つのーーーー!?

さっきの労りのハグは
なんだったんだーーー?!
と驚きの表情を向けると

彼女はこう続けた。

だって彼は

 自分の言葉を信じ抜いて
 深く愛してくれていた人を
 失ったのだから

 彼の人生の中で
 とても大きな存在を
 失ってしまったということ。

 だから、
 そういう意味では、
 エミよりも彼のほうが
 可哀相な人ね。

 たしかに、エミは
 彼のことを一途に
 思い続けていたのに
 裏切られてしまって

 深く傷ついたし
 とても辛かったと思う。

 だけど、もっと
 大きな視点で
 見てみると

 エミは自分のことを本当に
 大切にしてくれないような
 ちっぽけな人を失っただけ。

 エミの人生において、実は
 そんな大きな痛手ではないの。

 しかも、エミはこれから

 自分のことを
 もっと大事にして
 心から愛してくれる人と
 出会う機会が与えられた。

 彼が、他の人と結婚して、
 その二人が幸せに見えたり
 自分に自信を失ったりして
 しまうかもしれないけど、

 だからといって、
 エミが不幸になった
 わけじゃない。
 
 エミの幸せも、
 エミの美しさも、
 何も、失われてないわ。

 自分を大切に扱ってくれない人に、
 これ以上、エミの幸せや美しさを
 明け渡さないで!!!!!

彼女は英語が
得意ではなかったけど

上のような内容のことを
一生懸命、伝えてくれた。

英語が
できる、できない
ではなくて

結局のところ
目の前の相手に
伝えたいことが
あるか、ないか
なんだなということを
改めて感じた。

心の奥底から
熱を持って放つ
言葉は必ず相手の
心の奥底にも響く。

熱のこもった
力強い彼女の言葉に、
私の目頭からも
熱い涙が溢れた。

裏切られた人に
同情することはあっても

**裏切ったほうに
情けをかけるという
発想はなかった。

自分の傷が痛すぎて
そんなことを考えられる
余裕がなかったからだ。**

おそらくこれは彼女が
チリ人だからそういう
考え方だったというより

ジャスミン自身の考え方
だったのだと思うけれど

日本に居たままだったら
この広い世界で出会うことが
できなかったであろう
ジャスミン。

そしてそのジャスミンから
泣かされるほど、心に刺さる
言葉を受け取ることもなかった。

もちろんこれだけでトラウマが
完全に癒されたわけじゃない。
だけど、確実に癒しに一歩近づいた。

死なずに、旅に出てよかったと思った。
人生という旅を通じて出会う人たちに
とても感謝した。

【まとめ】You deserve to be loved.(あなたは愛されるべき存在だ)

別れを告げられた側は
被害者意識のほうが
優ってしまって

「なぜ真っ直ぐ生きている私が
 そんな仕打ちをされなければ
 いけないのだろう?」

と相手や運命や神様なんかを
恨みたくなる。

けれど、天から見れば、

それは、そのほうが
あなたの人生にとって
良いことだったから
起こしてくれたのだ。

もちろん渦中にいるときに
そんな風に思うのは難しい。

だけど、

もし、嘘をつかれたり
裏切られたりして、

心が深く傷つき、
自分が大きな損を
していると思えて
苦しんでる人がいたら

このチリ人の女の子が
教えてくれた言葉を
ご自身に置き換えて
読んでみてもらえたら、
と思う。

彼の言動は、
今まで私が生きてきた
価値観の中では

「ありえない!」と
強烈に怒りや悲しみを
感じるものだった。

だけど、
そういうやり方でしか
人と関わることや
自分と向き合うことが
できなかった生い立ちや、

そうせざるをえない
現状があったのかもしれない。

それって、なんて
可哀相なことだろう。。。

そう思えたとき、

「自分だけが可哀そうな人間だ」

という被害者意識から抜け出し、
少し、心に余裕が生まれるはずだ。

そしたら、またほんの少しだけ、
こんな風に思ってもらえたら嬉しい。

あなたが
裏切られた
捨てられたなんて
感じる出来事が
あったとしても

あなたは何一つ、
失っていないし、
奪われてもいない

**あなたの愛の深さも
人を信じる純粋さも
心と体の美しさも

生まれたときから
いまこの瞬間まで、
そしてこれからも
ずっとずっと完璧に
変わらずあり続ける。**

私の好きな英単語に
"deserve"という言葉がある。

You derserve this.
(あなたはこの価値に値する)

と、日本語にはあまりない動詞の使い方だ。

もしこれを読んでいるあなたが、今、
「私は愛されない」と落ち込んでいたら、

私もチリ人の女の子のように
ラテン・スタイルでぎゅっとハグをして

"You deserve to be loved"
(あなたは愛されるべき存在だ)

と伝えたい。


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