見出し画像

育児中に寝ている夫が羨ましかったので、私も寝てみた。

昨日、私はイライラしていた。

休日、娘(1歳4か月)のお昼寝が終わっても夫がずっと寝ていたのを見て、なんかずるいと思った。
夫はもともとよく寝る人で、休日はお昼くらいまで寝たり、10:00起床して昼過ぎから18:00くらいまで寝てたりした。
どんだけ寝るんだw
(今はこんなに寝ません)

子どもが生まれる前まではそれで良かった。私も好きに行動してればいいだけだったので。
が、育児が始まると休日とはいえ、好きな時間に寝起きできない。
基本的に娘が起きている時間に寝ることはできないのだ。

遅めのお昼寝で15:00に起きる娘。
夫は起きない。
私も寝てたい。
がしかし、1歳娘を1人放置するわけにもいかないので起きる。

ここで「娘が起きたよ」と夫を起こせばいいだけの話なんだけど、
起こしたところで特にやってもらうこともないし、
「休日くらいゆっくり寝かせてあげたいな」とも思うので「むううう…」と思いつつも起こさなかった。

娘におやつを食べさせて、図鑑なんかを一緒に眺めておしゃべりして…

そうだ、大きいスイカをひと玉買ってきてゴロゴロ転がして遊ぼう!
そして娘の目の前で包丁でパッカーンと真っ二つにしてやって、
漫画みたいな形にスイカを切って、
自分の顔よりも大きいスイカを一緒にガシガシ食べてやろうじゃないか!
残ったスイカはスイカジュースにしちゃおう!
(日本ではあんまり馴染み無いけど、美味しいのよスイカジュース)
なんて思いつき、娘と一緒にスーパーへ。

お目当てのスイカを見つける。3種類あったけど、やっぱり転がして楽しいのは一番大きいのでしょ!と思い、一番大きいのを持ち上げる。

あ、無理…
重い!!!!!

スイカひと玉なんで持ったことなかった。
こんなに重いとは…!!!
ムリムリムリ

いや頑張れば…?と一瞬頭をよぎったけど、やっぱり無理。
スーパーまで娘と徒歩で来た。
ベビーカーじゃない。
(最近ベビーカー乗ってくれない…)
娘が道路に出そうになったり、逆方向へ行きたがったら9キロある娘を抱っこして方向修正しなきゃだし、
何より娘がこのスイカを持ちたがるのが目に見えてる。
持てなくて、どこかに転がるなりぶつけるなりして、スーパー内か道端でスイカが割れてる光景が目に浮かぶ。

これ夫がいないと買えないやつだ。

意気消沈して帰路につく。
スイカが買えなかったショックで、夫に感じてたモヤモヤがイライラに。
「寝てばっかり!」「なんで私ばっかり!」と思ったりもするけど、その奥には私のどんな願望があるのかなと考えてみる。

寝たい。
昨日うっかり夜更かししちゃったからな。
でも眠いわけじゃない。
娘が起きてる時間に寝たい。
いつ起きるかわからない娘の横で寝るのではなく。
それってつまり…
育児から解放される時間が欲しいんだ。
娘が泣いても起きても、私も一緒に起きなくていい時間が欲しい。
娘が起きている時間に、なんの心配もせずに寝室でゴロゴロしていたい。
「娘を預けて外出」とはまたちょっと違うんだ。

自分の願望がわかればリクエストすればいいだけ。
夫は優しい人で、私に無理をしてほしい人じゃない。
夫が睡眠大好き人間だってことはよくわかってるので、できるだけ尊重したい。でも、私自身の願いだって尊重してあげたい。
なによりこんなイライラするのは娘が可哀想だし、イライラしながら痩せ我慢で尊重される夫も居心地悪かろう。

というわけで、帰宅後起きてきた夫にリクエストする。
「寝たい。2時間寝たい。」
娘のお昼寝後から夫が起きるまで2時間。
それと同じ時間を私にもくれと伝えた。

時刻は17:00
夫に娘の夕食の準備なんてしてもらったことないし、
娘の食事の見守りと洗い物の両方を頼んだこともない(いつも私と分担してる)。
でもその日は全部ぶん投げてみた。

結果、ちゃんとやってくれた。
お風呂もためておいてくれたし、食後娘と遊んでる声も聞こえた。

…そうか、リクエストすれば私も休めるんだ。

なんか、多分拍子抜けするほど簡単なこと。
もしかしてこれ読んでる人には「バカかこいつ」って思われてるかもしれない。
えぇ、バカなんです。
でも色々と必死になってると気が付かないものなんです。
育休中だから私が育児しなくちゃとか、
夫に負担かけたくないなとか、
みんなこれくらいやってるとか、
我慢すればいいだけとか…
いろいろノイズがあって、「休みたい」「少し育児から解放されてゴロゴロしたい」とかそういうのから目を逸らしがち。

だからきっと世の中の母親(もしかして父親も?)は家族に「察してほしい」と思ってしまうんじゃないかな。
自分が自分の願望を直視できないから、他の人に掬い上げてほしい。
少なくとも私はそう。
でも残念ながら私も夫も察しがいい方ではないw
自分で自分の願望を見つけて、具体的にリクエストするしかない。
でもその方が、自分自身とも相手とも仲良くなれる気がする。

あと「子どものことを何にも気にせず、部屋でゴロゴロしたい」だなんて、夫が寝ててくれなくちゃ気が付かなかったかも。
そう思うとマイペースに寝て、私の願望を一緒に叶えてくれた夫に感謝だな。

そんな休日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?