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【海外生活】帰ってきても誰も喜ばないよ、と言われた話。

これ、実際に私が日本の友人から言われた一言。


コロナ禍ではあるが、どストレートな一言である。


さぞ、私は傷ついたのでは・・・と心配してくれた人、ありがとう。


傷ついてはいないし、むしろそんな直球を投げかけてくれる友人がいたんだ、と嬉しくなったりした。


友人を想って、言いにくいこともズバッと言ってくれる関係って素敵だと思う。


今回はそんな話を少し。



コロナがまだそんなに流行しだす前・・・


奇跡的に日本へ一時帰国する予定を立てていて、数日だったが日本の帰ることができた。


いつも会う友人は決まっていて、数少ない友人たちとご飯行ったり、楽しく過ごせて本当にハッピーだった。


別れ際、「次帰ってきたらまたご飯ね。」と日本にいた頃と同じように接してくれる友人がいるのは本当にありがたい。


でも、彼女たちとは頻繁に連絡を取り合っているわけではない。


時々連絡しても、どちらかがめんどくさくなって連絡が滞る・・・


面白いことがあったときとか、日本の時事ネタを話したいときに連絡する関係である。



コロナが思った以上に長引きだして、


あれ・・・日本帰れないんじゃない?!みたいな状況になったとき(今もそうだが)


彼女たちへ連絡し、「なんか帰れそうにないぜ」と伝えたのだが、


「もうちょっとの辛抱だよー」とか「会えなくて寂しいねー」みたいな
当たり前に優しい返事を送ってこないのが私の愛する友人たち。



「この状況だよ?!誰も今帰ってきて欲しいと思ってないよ」

「あと1年くらいそっちで辛抱してな」


とのこと。



ちょうど、日本よりヨーロッパの方が感染が深刻化した頃。


そしてこちらからの帰国者の陽性が大きく報道されていた頃。


彼女曰く、海外から来た=コロナ感染者みたいに思われてるよ、とのことで
帰ってきて欲しくないという意見はごもっともである。




彼女の意見が日本国民の意見だったようにも理解できる。



日本にいないが、なんとなく日本の状況は想像がつくし、
帰国者となったらより一層、他人の目が気になりそうである。



だから「帰ってこれないなんて、残念」とかじゃなくて、
「今は帰ってくんな!」って言われた方が、私自身も帰国できない状況であることを改めて理解できたように思う。


彼女からの助言通り(というわけではないが)私はコロナ禍に入って以降、帰国していない。


この間に、日本の免許の更新期限が過ぎ、仲の良い友人の小さな結婚式があったりした。



日本に気軽に行けなくなって本当に辛いが、この状況もいつかは終わる。
今年こそ日本に!という希望は毎年捨てていない。



ちなみに、同じくドイツ暮らしの友人がいるのだが、彼女は去年の夏に思い切って帰国したらしい。


日本どうだった?と聞いてみると、


「こんなに楽しくない日本は初めてだった」とのこと。


感染拡大中のヨーロッパからの帰国なので、日本の知人・友人たちが帰国を喜んでいない気がして、ほんの限られた知人・友人としか会えなかったとのこと。


本人はバイ菌になった気分だったらしい。
帰国者としては、こちらでも日本に到着後もテストを受けるので、かなりクリーンな状態と言えるのだが。


こんな感じで、通常通りの帰国ができることを待ち望んでいる。
私だけではなく、海外在住の方みんな、そしてその家族や知人や友人もである。



今年こそ!と期待を持って、引き続きドイツで感染対策バッチリな暮らしをしていこうと思う。


今日はこの辺で。
ciao






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