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学校を辞めるという決断が、息子(16歳ADHD)の転機となった話①

「決断」…決めて断つこと


長男の変化。

高校を辞める、と決断してから別人のように変わった。


今、彼にはやりたいことがあり

夢があり、目標がある。


私は、彼の夢を初めて聞いた時

度肝を抜かれた。


今まで聞いた夢の中でも

かなりぶっ飛んでる。

しかも本気だ。


今、16歳で働きながら

自分の夢のためにお金を投資し

すでに活動を開始している。



だけど、少し前まで

彼は一日のほとんどベッドの上で

寝てばかりいた。


ADHD、アスペルガー、

自閉症スペクトラムと診断され

神経過敏で、起立性調節障害、

発達障害だと言われていた。



病院に行けば、薬を飲めば良くなるよ

電気の治療もあるよ、と色々薦められたが

彼の才能や個性を変な薬で潰されたらたまらない、

と私は思った。



だから何も飲まなかったし、「治療」もしなかった。

そもそも病気じゃないのに、何を治療するのか。


ただ、何となく「人と違う」ことが

医学的にわかったのは面白かった。

色々と脳内が混線してるみたいだった。




息子は小学校ではずっと

問題児扱いではあったけど

毎日がめちゃくちゃ楽しかったらしく

休まず通っていた。



学校から帰るや否や、

猛スピードでチャリを漕ぎ

遊びにも行った。


ヤンチャな友達と一緒に

色々やらかして

何度も学校に呼び出されたけど。

最高に楽しい小学校生活だったらしい。

とても生き生きしていた。



でも、中学から急に

全く面白くなくなってしまった。


自分のままでいるだけなのに

なぜか怒られるらしい。


だから、学校いる時は

「無」になるしかなかったみたい。


学校に行く理由が見つからなくなって

中2からはほぼ不登校。

ちょうどコロナで長い休みなんかもあって

そのままずるずると行かなくなった。



別に高校にも行く理由はなかったみたいだけど

行ってみないとわからないから、と

とりあえず入ってみたものの…

やっぱり全く行く気にならず。


高校一年の出席が足りなくなり、

ギリギリまで通信制に行くか迷いながらも

3月、ついに退学届を出した。



学校を辞めたら社会人だから

お小遣いはもうないよ。

自分で生活費稼いでね。


…と、16歳には少し厳しいようだが

自立をしてもらうことにした。



これまで朝も全く起きられず

一日中寝ているばかりの息子が

毎日バイトに通えるようになるのか

私も本人もわからなかったけど

16歳のフリーター生活は、スタートした。

つづく

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