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繰り返し読みたい

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心に留めておきたいこと、元気が補充されるもの、また読みたいと感じたnoteを集めたマガジンです。
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記事一覧

サボることを教えてくれた上司たち

学級委員ぽい、とよく言われてきた。自分ではあまり自覚はないけれど、確かに宿題は必ず終わらせるし、待ち合わせには遅れないし、やってはいけないことは、絶対にやらない方だ。 学生のときは、この性格に助けられていた。 与えられた課題を期日までに終わらせ、決められた時間に授業に出る。やるべきことがクリアだったし、きちんとこなしていくことで評価された。夏休みの最終日に、終わらない課題に絶望するというシチュエーションにも無縁だった。 社会人になってからも、この真面目な学生気質は続いた

31文字のお守りをもらって

えみちゃんに、短歌を詠んでもらいました。 エピソードを1つ送ると、お守りになるような短歌を詠んでもらえるという素敵な企画。 noteを通じて知り合ったえみちゃん。やりたいことはそれぞれ違うけれど、言葉についてや、これからやってみたいことを話すのが楽しくて。いつも新しいことに挑戦しているえみちゃんを尊敬していて。 ぜひ短歌を詠んでもらいたい!と思ってお願いしました。 お願いしたのは、「迷いそうになった時に、芯に戻れるようなお守り」。 過去に縛られてしまうことがよくある

watasidakara

こんばんは。9月さいごの夜になりました。月の終わりなので、いろいろと振り返りができたらいいなと思って書いています。タイトルが英語なのは、間違えて打ってたら意外といいような気がしたからです。 ここ数日、21時とか22時に眠ってたので、久しぶりにこの時間に活動しています。今夜最終回のラジオがあるので、できれば生放送を聞きたいけど、今のところ難しそうです。昨日の夜からたくさんラジオを聞いていて、ちょうどさっき素敵な音楽を知れたので、残しておきます。 この頃よく、今年の5月のこと

やめた。はじめた。の、1ヵ月。

自分にとって一番大切なものは何か。 頼りなくとも一家の大黒柱として、生活を支える。仕事をすることだ。そして、母として、ときに父のように、子を支える。そのためにも、健康であること。心身ともに。 しばらくnoteから離れていました。 noteもtwitterもいろいろあるものの、楽しい。それでも、どんどんと時間が削られていく。読みたい記事がある。その全てを読む時間はない。おつきあいもあるし、読まざるを得ないという気持ちになることもある。こちらを読んで、あちらを読まないという

取材のあとの、帰り道

北海道で書いていてよかったなぁと思うことは、たくさんあるのですが、その一つに取材後の帰り道があります。写真は、すごく久しぶりだった取材の帰り、ほくほくした気持ちで、ぜんぶの境界線がまっすぐな景色を眺めながら帰った日です。十勝は、北海道は、どんな日も変わらず広いです。 北海道は広いから、会いに行くのも、帰ってくるのも、時間がかかります。それでも私たちは、雨の日も晴れの日も、コツコツ車を走らせて、会いたい人たちに、会いに行きます。その人たちは、街外れや、森の奥や、畑の中で、いつ

自分の欲に耳を澄まして、ちゃんと選ぶ

優柔不断な私だけれど、自分の欲に耳を澄ませて、ちゃんと自分で「選ぶ」ことができたとき、「しあわせ」を感じる。 たとえば、毎日のごはん。食いしん坊な私にとって、誰と何を食べるかは日々の重要な問い。だいたい朝は、家族揃って、具沢山みそ汁とごはんとそれぞれ好きなもの(夫は目玉焼きとウインナーあるいはステーキ!、娘はコーン、私は野菜とヨーグルト)と我が家の相場が決まっているので、重要なのはお昼。自宅勤務なので、ひとりで食べることも多く、どこまでも自由だ! もちろん選択肢が無限にあ

80歳

たとえばの話だ。 私は今80歳で、夫に先立たれ、たった1人で暮らしている。1人で暮らす一軒家は、しーんと静まりかえって、途方もなく広い。娘は市内に家庭を持ち、息子は飛行機に乗らなければ会えないほど、遠く離れて暮らしている。 幸い、体はまだ元気だが、時々ひどく寂しい。この頃は、子ども達がまだ幼かった日を思い出す。ふわふわの頬、私を取り合う声、ぐちゃぐちゃに取り込まれた洗濯物、本読みの丸つけ。 川の字で眠る布団のずれ、寝相の悪い息子の回し蹴り。溜まっていく友人からの連絡。同

最近、ちゃんと生活をしてなかった

最近、ちゃんと生活をしてなかった。 遊んだり、お仕事したり、遠くへ出かけたり出かけなかったりはしていたけど、それよりもっと根っこの部分の、なんとなくむずかしそうな説明でよく出てくるようなピラミッドでいういちばん底の広いところ(つまりいちばん大切ということ)にあるはずの「生活」を疎かにしていた気がする。 忙しくても寝坊しても朝ごはんを毎日きちんと食べるとか、早寝早起きをするとか、眠いときにはちゃんと寝るとか、疲れて帰ってきてもそのままお布団に倒れ込まないとか、部屋を片付ける

「これでもいいんだ」と思えれば

いつだって、「自信がない」からスタートしてる。 さすがに30年ももがきながら生きてくると、どうすれば「少しずつ自信を積み重ねられるか」もわかってくるのだけど、今でもスタートはいつだって、自信がないところから。 そして、誰かの言葉だったり、何かのタイミングだったり、そういったきっかけで「これでもいいんだ」と自信のカケラを拾い集めていくような。 *** 最近も、そんな体験をしました。 実はわたし、たぶん多くの「文章を書く人」に比べ、圧倒的に文字のインプットが足りない(と

その文章は正直か

作品づくりにおいてはいつも「真実は何か」を探っていくのだと、過去にテレビで宇多田ヒカルが言っていた。 そのドキュメンタリーでは、彼女が曲をつくる現場を密着取材していて、はじめて見るその制作風景はとても地道であった。 素人目線ではすでに完成度の高い曲ができあがっている、と感じるその段階からも、わずかな音の流れやリズムの入れ方、歌詞の一言一句を、いくどもいくども試行錯誤して、リミットぎりぎりまで苦悩していた。 もはや、わたしには変更前後で違いがわからないレベルでもある。けれ

うまく伝えられないけど、笑って生きてほしい。

※震災の話をします。苦手な人はお気をつけください。 ※短歌のあとに文章があるので、読んでくださる方はぜひ最後までお目通しください。 ・・・ 短歌7首 テーマ:震災(ノンフィクション) 信号が全部止まった夜のこと 星が綺麗に見えた日のこと 一枚の毛布の中でくだらないジョークに笑って夜を明かした 「おかえり」を言ってもらえる幸せと罪悪感で世界が揺らぐ 4年後の成人式まで私たち健康体でいれると思う? シーベルトとかベクレルとか見えないし死ぬなら一緒だって笑った 一瞬

大袈裟な感謝の後ろに

慣れない土地へ引っ越して不安なことの一つに人間関係がある。 地域の人たちが意地悪だったらどうしよう、嫌がらせを受けたら誰に相談しよう、と何も起きていないのに心のどこかで雨雲が立ち込めていた。実際はどうだったかというと、全然大丈夫だった。むしろとんでもなく喜んでくれた人もいる。 「若い人たちが来てくれるって嬉しいもんなんだよ」 特に喜んでくれたのはお隣さんのおじさんだった。おじさんは私の両親とちょうど同い年でなんだか親近感がわいた。子供はおらず奥さんと二人で暮らしている。

出逢い

77億人、2019年時点での人口推移である。その数字は果しなく想像すら及ばない。一期一会となる出会いや、生涯の親友とも言える存在と出逢うのも、このとんでもない数字が示す天文学的な確率の元 成り立っている。皆さんは最近どのような出会いがあったでしょう? 最近はsnsを始めとする出会いが多くあるが、男女の出会いといえば相席屋ならぬものが少し前から流行っている気がする。何度か足を運んだことあるが、女性優遇なシステムのため女性は必ずしも出会いを求めに来た訳でもなく、モチベーションに