【摂食障害】過食嘔吐、引きこもり、家族関係の悪化、仕事に行けない等、摂食障害にどう対応すべき?

こんにちは!

えみ@東大/東大大学院(薬学)/コロンビア大学大学院/臨床心理学/研究者です!

今日はここ数日、連続でご相談のあった摂食障害について。特に高校生、大学生のお子さんをお持ちのお母様からのご相談をいただいています。

この記事では、こんな内容をお伝えします。

1.摂食障害ってなに?
2.摂食障害は人生に大きく影響する
3.摂食障害はいち早く「適切な」アプローチをすることが大切。すぐにすべきこと。


1.摂食障害って何?

症状をざっくりと分けると、 食事をとりたがらない「拒食」 極端に大量の食物をとる「過食」 に分けることができます。拒食とその反動の過食を行ったり来たり、という方も多いです。

2.摂食障害は人生に大きく影響する

私が摂食障害について敢えてお伝えしているのは、摂食障害が単なるダイエットと違い、人生に大きく影響するからです。

単なるダイエット、と間違えやすいのですが、(病気の診断以外の)特徴は次の3つがあります。

お金:過食費用、ダイエットサプリメントの購入など。過食費用が月30万円超ということもあります。
仕事:過食嘔吐がひどい場合は勿論、「太っている自分をみられたくない」という思いから引きこもったり、会社に行けない、就職できない、というケースが多いです。 摂食障害の患者の約8割が仕事上の困難を感じ、2人に1人は仕事を辞めた経験があったという調査もあります。
人間関係:人と食事にいったり、一緒に生活することが困難になります。家族関係も悪化してしまうことがあります。たとえ家族でも、本人以外には摂食障害の感覚が分からず、「甘えている、どう対応して良いかわからない」という事態になります。
また、命に関わることとしては、拒食が進行すると、低体重で命の危険がある、と分かっていても食事が取れなくなります。

3.いち早く「適切」なアプローチをすることが大切

摂食障害には何よりいち早くアプローチすることが大切です。「放っておけば治る」「時間が解決する」ということはゼロではありませんが、ぜひ一度、専門家にご相談されることをおススメします。 理由は3つあります。

摂食障害は単なる「痩せたい病」「行き過ぎたダイエット」ではないから
身体的影響があるから
摂食障害の「食行動の異常」は時間がたつにつれて、進行するから
たとえ、一時的に「痩せたい病」が治まったとしても、「本質的な解決」をしなければ、またどこかで躓きます。不安障害、うつ、強迫性障害、など他の形ででてくることもあります。

身体的影響として、女性では月経が止まったり、過食嘔吐によって、口腔内の異常(歯が溶けるなど)が起きる身体的影響ががあります。メンタルの健康も大切ですが、病態が進むほど、身体的機能を取り戻すのにも時間がかかります。

そして、「食行動の異常」。これは拒食期に多いのですが、摂食障害の人は、「マイルール」を持っています。野菜から食べないといけない、くらいなら良いのですが、朝と夜にヨーグルトをOOg食べないといけない、とか、XXのメーカーのOOという食べ物を毎日食べないといけない、とかそのルールはどんどんきつくなっていきます。特に、最近はダイエット情報(間違ったものも)あふれているので、どんどん情報を取り入れてどんどん自分を縛り付けてしまいます。

ということで、「時間が解決する」ということはゼロではありませんが、ぜひ一度、メンタル・ラボまでご相談してみてください☺

残念ながら、医療機関では治らなかった、悪化した、という方からのご相談も多いです。私自身も摂食障害を10年以上経験し、克服、研究しています。ご本人、ご家族に寄り添って、アドバイスさせていただきます。必ず幸せな人生を取り戻せます。

いつでもご相談くださいね😊

まずは今すぐ無料相談!>https://www.mental-lab.org/


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