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いつもピアノは私に冒険をさせてくれる

昨年、フランクフルトでソロコンサートを行いました!
コンサートの企画は、ドイツ在住の弦楽器職人のナイジェル
彼が日本に滞在していたときに、私のコンサートへ足を運んでくださり、
「今度はドイツで弾いてみない?」
というひと言から、あれよあれよと話は進み、なんとフランクフルトのサロン(個人宅)で2回、ベヒシュタイン・フランクフルトで1回と、計3回もの本番の機会をいただけることになったのです!

■リサイタルに向けて
久々のヨーロッパでのリサイタル。
覚悟を持って挑んだつもりではいたものの、やはりリサイタルの準備となると大変。時には、弾いても弾いても終わらない!どうしよう!なんて思いながら、生徒さんのレッスンを終えたあと、夜な夜なピアノに向かう日々でした…

練習をしながら、ふと薬局でバイトをし、留学を夢見てコンクールに挑戦していた頃を思い出しましました。栄養ドリンクの試飲をお客さまに勧めながら、頭の中ではコンクールの課題曲の暗譜をしていたこと…!
あの時もなんとか乗り切ったから、今回も大丈夫だ!と自身を奮い立たせてみたり。
そういえば、よく栄養ドリンク買ってくれたおじいちゃんは元気かな?あの後、無事留学できたこと報告したいな。あと怖かったパートのおばさんも今となっては懐かしいなあ。
深夜練習は、過去の思い出も蘇らせます。笑

■無事ドイツに到着!
いざドイツに着き、毎日教会で練習をさせてもらいました。
徐々にヨーロッパにいる実感が湧いてきてワクワク!

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着いてすぐにサロンコンサートです!

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何よりサロンコンサートで好きなのは、演奏のあとにお客さまとたっぷりお話する時間があること。
もの凄い集中力で聴き続けてくださるヨーロッパのお客さまからは、鋭い質問も飛び交うので、うかうかしていられません。あぁこの自分の意見をガシガシ伝える感じ、懐かしいなあ。と留学時代の感覚を再び取り戻したり…!

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サロンコンサートを終えて、ベヒシュタインでの本番。

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この日はナイジェルの友人がたくさん集まってくださいました。
国籍はさまざまだけれど、音楽を愛しているという共通項で一瞬にしてみんなが繋がれる、なんて素敵な関係なんだろう!と。

そして、今回の旅も、ドイツ語をはじめ、妹が色々サポートをしてくれました。
妹は私の親友であり、ときには師匠のような存在。

画像6いつもありがとう♡


■コンサートを終えて

すべてのコンサートを終えて、スイスへ。
尊敬する友人が住んでいるので、会いたくて寄りました。

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彼女の開くピアノ教室へ寄らせてもらい、相変わらず凛としていてブレない彼女に憧れをいだきつつ、次に会えるのは数年後だけれど、その日までがんばろう!と決意をしました。

■今回の旅を通して
今回の旅で得たものは、何より人のあたたかさ。

改めて、音楽がこうして素敵な土地とさまざまな出逢いを与えてくれることに感謝するのでした。

いつもピアノは私に冒険をさせてくれます!


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⇩コンサートのプログラムからドビュッシーをYouTubeに載せています。なんでVIDEOを撮らなかったんだろう、、と後悔!!

https://youtu.be/QzAZLlYdHjc

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