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【男性育休取得率約0%】夫が育休6ヶ月とった話をしよう。

育児をラクに楽しく!をモットーに断捨離を進めてきた、2歳の子育て中(現在臨月39週0日)の専業主婦エミリーです。
さて、今回ですが夫の「育休取得」についての話をしようかなと。

私の夫は、会社員をしている(いわゆる普通の)サラリーマンです。
第一子を出産した2019年。
彼は有給休暇などを利用しつつ子どもと私の入院するクリニックまで毎日会いに来てくれていましたが、育児休暇は取っていませんでした。

その理由は
・私の両親が自宅までサポートに来てくれていた
・(社内の)周囲の目を気にしていたから
・世帯収入が減ることを懸念していたから
・誰も育休を取得していなかったので、育休を取得しなくとも良いのではないか?と考えていたから
というものでした。

それが、今回は育児休暇を6ヶ月取得に踏み切ったのです。
しかも、これまで「男性の育児休暇取得がほぼ0%」の会社で。

なぜ、育休を取得しようと思ったのか?

夫にインタビューしてみました。

●育児に参画したい

Q:なぜ育休を取得しようと思ったのか?
A:もともと育児には参加したい気持ちはあった。
子どもの成長を近くで見られるから。

Q:しかし、第一子誕生の2019年当時に育休取得に舵を切らなかった理由は?
A:当時はお金の不安があったから。これに尽きる。
妻も出産を機に退職をしたので、家計に不安があったし仕事もそこまで苦ではなかった。
しかし、子どもが産まれた2019年以降から本格的にミニマリズムに目覚めて車やオートバイなどお金のかかる趣味を手放した。そうすると時間と貯蓄ができるようになった。

できた時間で、自分の楽しいこと、やりたいこと、やりたくないことを振り返ると、実は、過去人生において一度も仕事が楽しいと思ったことがなかったことに気づいた。要は、自分が遊んだり楽しく暮らすためのお金を得るためだけに仕事をしてきていた。

貯蓄が出来ていることもあり、お金の不安が解消されつつある今、育児休暇を取得して、第一子の時にできなかった新生児期からの子育てにフルコミットしてみたいと思った。 

●お金がある(育休取得により、収入が減る不安は無い)

また、第一子出産の2019年以降ミニマリズムを追求し続けた結果、支出の最適化ができるようになり、貯蓄習慣がついたことも育休取得に踏み切った要因として大きい。

現在は(専業主婦の妻、2歳の子どもがいる状態で)貯蓄率50%を達成できるようになったが、育休期間中は(直近6ヶ月の月額平均賃金×67%が育休給付となるため、手取り収入は33%ダウンとなるが)貯蓄率60%〜70%を目指すつもりで、その施策も考えてある。

そこまで出来るようになると、金銭面での不安が無く育児休暇を取得できる。

●妻を助けたい

コロナ禍により、遠方に住む妻両親のサポートを受けられなくなったのも一因としてある。
2歳の息子は外で遊びたい盛りで、妻も第一子出産後は車椅子生活を余儀なくされた経験がある。(詳しくは下記記事参照)

そんな中で新生児と第一子を妻のワンオペで育てるのは厳しいと思っていた。

●周りの目が気にならなくなった

2019年時点では育休を取得する社員は女性以外誰もいなかった事もあり、周りの目がかなり気になっていた。
しかしミニマリズムを追求し続けた結果、自分のやりたい事(収入が多少下がっても、育児により参画したい)が見えてくるようになり、目標が明確化するに従って「やりたい!」という行動力が上がった。つまり、周囲の目が気にならなくなった。

やりたい事をやるためには、次の3ステップが必要。
①やりたいことを言う
②周囲に協力を求める
③諦めずに頑張る
このステップのうち「③諦めずに頑張る」を実行するには自分の行動力を上げる必要があるが、2019年時点では「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あれもやりたい、これもやりたい」という感じで「やりたい事」と「やらなければならない事」が混同してしまっていた事もあり、全てが中途半端になっていたように思う。


全てはミニマリズムから。

ミニマルな暮らしをし続けていると、自分にとっての必要最小限が何かが分かってくる。つまり、

人生においての優先順位が明確化される

と言うこと。そうすると、

自分の行動力が上がる。

(=育休取得に向けて、周囲の目を気にせず行動できた)
そして、

人生を豊かに生きるための最低限必要なお金が分かる

ようになり、貯蓄が出来るようになると育休中に収入が減ることへの不安は無くなった。
(=現在の給与で貯蓄率50%以上。育休中も勤倹貯蓄に励むつもりで、目標貯蓄率は60〜70%)

ミニマリストになる前は・・・

自分の人生においての優先順位が明確化されておらず、育児もしたいし、お金も貯めたいし、趣味の車も乗りたいしと、あれもこれもと追いかけて
結局全てが中途半端になってしまっていたように思う。


あとがき

途中、Q&A形式に頼らなくなったのは、本人が話すほどに「なぜこの選択を出来たのか」を振り返ったからかと思います。
なるほどなぁと思いつつ、彼の話を聞いていると
もっとミニマリズムを極めていけば「やりたい事を最短距離でやれる」ことに繋がっていくし、人生は短いのだから「やりたい事」や「夢」を叶えるには、その道のりを出来る限り効率化していくことが大事なのかなと。

その良さを伝えていけたらいいなーなんて、思っていたりします。

かくいう私も、人生の優先順位について今のところまだ悩ましい部分はあるので(子どもが小さいうちは100%自分の目で成長を見届ける育児をしたいとか、私たち夫婦が元気なうちにセミリタイアして好きな時に日本全国ツーリングしたいとか、そのために稼ぎたいとかね。)
もっともっと私のミニマルはどこなのかについて思考しつつ、楽しい人生を歩んで行きたいなと思っています。

それでは!

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