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日常に寄り添うパティスリーでありたい

「日常に寄り添うパティスリーでありたい」

これが私達の考えるエミリーフローゲの姿です。
日常とは一体何なのでしょうか。日常とはいつも使う、毎日でも来たい。そんなイメージです。

フランスではパティスリーが人々の日常生活に密接に関わっています。
日曜日は教会に家族でお祈りに行き、帰りにパティスリーでお菓子を買って午後は家族でお菓子を食べながら過ごします。
佐野シェフがフランスで見た景色はまさにそれでした。
小さな子どもが1粒のショコラを楽しみにお小遣いを握りしめてパティスリーに来たりします。
またフランスのパティスリーには日本で言うお惣菜も売っています。本当に町の人の生活の一部として存在しているのです。

そんな佐野シェフが体感してきた世界観を表現したいと思っています。
日本でのパティスリーは「非日常」「特別な」時に使われることがほとんどです。
お誕生日、クリスマスの年2回にケーキを食べることが普通の感覚だと思います。
そんな中で「ちょっと今日は頑張ったから自分へのご褒美に」「明日〇〇さんちに遊びに行くからお菓子買おう」といったシーンで使っていただけることが、日本で言う「日常」になるのかなと考えています。

商品は美味しい状態のものを並べたいと思っています。
フィナンシェを「焼きたて」でお出ししたり、ケーキもお店で朝仕上げ並べています。
ランチのホットサンドイッチのトーストは自分たちで粉を練るところから作っています。ジェラートパフェのジェラートも店内で練りたてをご用意しています。
どれも工場で冷凍してたくさん作っていくやり方をしていません。
本当に一から作っているので卵を割るところから始めます。そのためとても非効率です。非効率ですが美味しい状態で食べていただきたいという思いの詰まったお菓子が出来上がっています。

お店に入っていただくとケーキに目が行くと思いますが、フランスで日常的に楽しまれている「シュー・ア・ラ・クレーム」や「エクレール」も生地の意味から試行錯誤して商品化しました。
友達の家に行く前に我慢できずに「ちょっと車でこれだけ食べちゃおうよ」といった楽しみ方をしていただけたら嬉しいです。

入って右側の焼き菓子ゾーンには3種類の「ケイク」が並びます。
これは一切冷凍せずエージレス(脱酸素剤)もいれておりません。その代わり圧倒的な風味の良さを楽しむことができます。
空気に触れて酸化しないように、あえてカットせず販売しています。
誰かの家に行って一緒にカットして、食べながら楽しい会話が弾んでいる。そんなワンシーンにうちの「ケイク」があればとても嬉しいです。

日常の幸せのワンシーンに私達のお菓子がちょっとでも華を添えられれば嬉しい限りです。
「日常に寄り添うパティスリー」そんなお店になれるよう日々努力して参ります。

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