見出し画像

1歳半〜3歳:“叱る“と“怒る“を減らすために親ができること

実はこの記事の下書き7000字をいま消したところです。
その下書きには前提とか、すぐに効果は出ないよとか、まずは親子の生活習慣を整えようとか、そういうことを書いてました。
そして気づいた。
全部前に書いてたー!
そして長く書いても誰も読まないー!!
ということで、さっぱりやったことだけ書こうと思います。

以前書いたものについてはこちらをご覧ください。
特に1番最初の「叱るって意味ある?」だけは絶対にこの記事を読む前に読んでいただけると幸甚です。

前おき

まず、私は子供の専門家でもなんでもないです。ただ日々情報を仕入れては実験してうまく行ったことをシェアしているだけなので、悪しからず。

また、本当にイヤイヤ期の対応って、短期的に効果を出すのは難しいです。
でもお約束します。この時期に親が信念を持って接した方法は、いつかなんらかの形で必ず花開きます。
イヤイヤ期の娘に対して何度も「もうだめだ怒ってしまいたい、、、」「ほんとむりいタイマーなんて意味ある?」と思いました。
でも、めげずに続けて本当によかったです。
3歳になった今、娘はタイマーが鳴れば素直にビデオを消し、自分で靴下を履き、いくつか注文をつけて保育園へ向かいます。(基本的には、、、ね。笑)
私がしたことにはありがとうと言ってくれるし、間違ったことをすればごめんねと言ってくれます。
お風呂に行きしぶることもあれば、お着替えをしたがらないこともあります。
でも、話が通じて交渉ができるんです。ただ泣くのではなく、自分の気持ちと妥協案を一緒に考えてくれます。なんという進歩、、、

前置きナゲー!
本編は「下拵え」と基本方針に分かれてます。
下拵えはご機嫌の時の準備で、基本方針は実際イヤイヤになったらどすする?ということを書いてます。

下拵え(お互いご機嫌の時に)

実はここが一番大切。世の中いろんなイヤイヤ期対策があるけど、前提として「親が健康で、ちゃんと寝れていて、子供もよく寝てたくさん遊んできちっと食べている」がないと、どんな対策も奏功しない。
ますは寝る食う遊ぶ、から!他のヒントも下に書き出してみた。

子の行動を分類して自分の反応パターンを固定する

これすごくお得です。パターン別にやることを決めておけば親がその場その場で判断して考える認知負荷が減りますし、子どもは一貫したインプット・アウトプットに安心できます。

さて、子供の行動は大体下の3つに分類できると思います。

①すごくやばい(他害や自害、リカバリー不能なほど汚す行為)
②まあまあやばい(リカバリー可能な範囲で汚す、公共の場での迷惑行為)
③やばい(ルールを守れない、待てない)

で、①は本当にやばいので叱ります。これは不可避です。
でも1個だけ気をつけてます。それは「子供がやめてほしいことをやめたら、その瞬間に自分も叱るのをやめる」やめた後穏やかにやめてほしい理由を説明したりはしてますが、叱るのはやめてます。自分もイヤだったもんねぇ。やめた後もぐちぐちネチネチ言われるの。私は先生のコレ大嫌いだったしなんの役にも立たないと思ってるのでしません。
そもそも人間は生存のためにネガティブな結果を伴う行動は徹底的に避けるようにプログラムされてるんです。もし「不適切行動→ずっとネチネチ言われる」のインプットとアウトプットが定常化したらどうなるか?親にバレないように不適切行動取るようになるんですよ。私、母にはなんでも打ち明けられたんですけど、先生とか他の大人のことは全然信じて無かったですもん。悪いことしたら隠してた。でも母には「どう思う?」って打ち明けられたんです。だって母は絶対否定したり批判したりせず、一緒に考えてくれたから。私も娘にそうありたいと思います。(やべ、このページ娘に10年後とかに見つけられて炎上しそう。笑)

②と③については、可能な限りスルーしてます。あたかも子供の行動が見えない、聞こえていないように振る舞います。

またスルーできないようなこともなるべく他のことに注意が行くように誘導したり(突然「あっ!なんか聞こえた!」とか言って適当にお話し作ってもいいし、突然好きな歌を熱唱するのも効果的です)、場所を変えたりするのも吉です。

実は私、産後は3つ以上数がかぞえられない病気にかかってるので④を書きわすれていました。それは

④当たり前のことをしている

これって結構奇跡です。お子さんが「当たり前のこと」つまり適切な行動を取れているときは、それを実況中継して「ありがとう」と伝えましょう。これが行動の強化=今後もその行動をとってくれる確率を上げることにつながります。

スペシャルタイム

1日5分でいいのでお子様に全集中して一緒に遊びましょう。親の完全な注目を得ることは、子供にとって何よりの報酬です。
子どもはなんとしてでも親の注目を集めたいのです。それゆえに不適切行動を取ることもあります。なので最初から注目される欲求を満たしてあげるのが吉。

より詳しく知りたい方はこちらどうぞ。

忍耐力ストレッチ

我慢の練習は、ご機嫌なときにしましょう。方法は簡単です。

できれば日に5回くらい練習できるのが理想。
この方法で忍耐力を伸ばすことで、イヤイヤをかなり減らせる(私調べ)

お子さんが何かをあなたにねだったときに行う。
1. おねだりされたモノをわたす直前に、、、ストップ!
 もうちょっとで渡す手前で手を引っ込めて、突然何か大切なことを思い出したように「のんのん!1秒!1秒だけ待とう」という
2. 何か一生懸命探しているふうにして、数秒間待ってもらう
3. 報酬としておねだりされたモノを渡し「待てたね!よく待てたね!」と明るくいう。

数秒間も待ってられない時は共感してなだめる。
1週間もしないうちに30〜60秒は待てるようになるはず。意外とトドラーは「与えられることが保証される」状況下であれば待つことには寛容になれる。

基本方針(実際イヤイヤされたら?)

イヤイヤ3大あるある

  1. 自分でしたいのにできない

  2. 後出しじゃんけん(尊重されたい)

  3. とにかく気分が悪い

大体このどれかかなと思います。1については、これはもう子供が早く自分自身で自分のことをできるように適切なサポートをするしかないんですよね。。。私はこの本を辞書的に使っていました!
発達が気にならなくてもおすすめ!!!

2の場合はよくあるのは「自分でやりたかった〜」とかあとから希望を言ってくるんですよね、、、とにかく何か子供周りのことを行ううときは事前に「ママがOOしちゃっていい?」と確認をとっていました。まあそれでもだめなときはダメなんですが。笑

3はジーナ式やってる人には割と少ないのかなと思います。なるべく前もって食欲、睡眠欲遊び欲を満たしてあげると減るかなと思います。娘の場合はあんまり空腹による不機嫌はありませんでしたが、夜の10時間睡眠ができなかったり、お外で2時間以上過ごせなかったりするとイヤイヤが多くなりました。

「怒っちゃうよ」や「OOしちゃうよ」は脅しか問題

あんまりOOすると怒っちゃうよとか、置いてくよとかは言いたくないんですけど。。。
ベストチョイスができない時はベターを選ぶしかない。ので、まあ本当に怒るよりはマシかなあとおもって、お店などどうしようもないときはこの手法に頼ってしまっています。
気をつけているのは、なるべく突然「OOしちゃうよ」というのではなく、事前に「OOしたらOOするからね」と決め事としておくことです。

自分の感情と裏腹の行動は取らない方がいい

さんざん叱らないようにするには?と書いていてアレなんですが、実はもし怒るのを「我慢して」いるならやめた方がいいかなと。実際の感情に相反する表情をしていると、子供は混乱するのと、表情から感情を読み取る練習を疎外します。
もう怒ってしまってどうにもならんというときは、「ごめんねママ少し疲れててイライラしちゃってるの。向こうで休んでくるね」など説明してあげるのもいいかもしれません。

おわりに

長々と書いたんですけど、最後にお伝えしたいことがあります。
それはもうあなたはすでに充分すぎるほど頑張っている、ということです。
だってただでさえ家事育児に追われているのに「子供によりよく接したい」と思って、この記事まで読んでくださったんです。
あなたは天使です。
私なんて協力的な夫、理解のある職場、十分な睡眠、恵まれた生活、一人しか子供いない。このイージーなゲーム設定でそれでもイライラしたりヒイヒイ言いながら子育てしてます。
我々本当によく頑張ってると思いますよ(唐突に自分も頑張っていると言い出す人)
毎日ぜひ「今日も1日お疲れ様自分、よく頑張ったね」と言ってあげてください。

結局のところ、我々の天使(子供)のいちばんの願いは、あなたの笑顔なんですから。
子供って、本当に無条件に我々を愛してくれてるんですよね。。。私も少しでも返してあげたいな。


サポートありがとう!サポートしていただいたお金は湯水の如く娘のお洋服へと消えていくでしょう…