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処女を嘆いている方へ
■処女と童貞の期間が長いほど
処女期間が長ければ長いほど、
初体験への期待と不安がふくらむ、気がする。
実際、私が働く会社にも、多数のお悩みが寄せられる。
・初体験は痛い?
・血が出る?
・生理用ナプキンって用意したほうがいいの?
考えれば考えただけ、不安がどんどん大きくなっている。
好きな人に裸を見せるわけだし、
男性器を間近に見るわけだし、それがお股に侵入するわけで…。
少なくても、私は少女時代。
風呂上りに裸で家をうろつく父のアソコを見て、本気でイラついた。
そして、心の底からうんざりした。
(正常な思春期の行動ですね…はい)
でも、好きな人のならきっと違うはず!
甘くて少女漫画のヒロインのような時間が待っているはず!
と思い続けて、気づいたら十九歳になっていた。
周りの友達はほぼ処女ではなくなっている。
次から次に、先を行っている。
まさか!この娘まで!
という子も、彼氏ができてやりまくっていた。
「腰痛い」とか「眠い」とか羨ましいセリフを浴びせられ、
色白、ぽっちゃり、奥二重、処女でホラー漫画好きの私は、
どんどんどんどん置いてけぼりになっていった。
そして、初体験への甘い期待はほぼなく、
早く何とかしなければ!!
この厄介なラベルを、外さなければ!!
処女というこの呪いを早いところ消し去れば、
清々しい毎日が過ごせるはず!
すがる思いで、友達に相談した。
■呪いを解くにはまず友達に相談
その直後、いとも簡単に脱処女を承諾してくれる男子に会えたのだ。
人生初の彼氏だったのだけど、向こうも童貞。
少年漫画と車好き。
処女、童貞の呪いにかけられた同じようなタイプだった。
そして、私たちは好き同士とかそういうことなく、
あくまでも、
脱・処女、童貞というゴールを目指した。
気になる初体験結果はというと…
激痛、血みどろ、スプラッター。
え、私の体の中にこんなに血があったの?
というくらい、引くほど血が出た。
もう、生理ナプキン当てるとか、そういうレベルでもなし。
血だらけのシーツは段ボールに入れ、
股にありったけのトイレットペーパーを挟んでことなきを得た。
って、ことありあり!
まさかあんなに大変だとは思ってもみなかった。
noteだと、見ている方は大人の方が多いのだと思うけど、
今、処女や童貞で嘆いている方、不安な方だいたら、
どうかね、
こんなにも情けない脱処女話をネタに笑ってほしい。
そのときはそりゃもう痛くて耐えられないのだけど、
焦ってする必要もないし、
焦ってやるときは、スプラッターくらい考えたほうが、覚悟が決まる。
あと、自分をせめずにのんびりと
来たる初体験の日を待つ、くらいでよさそう。
私もなぜあんなに焦ったのか、今思えばちっぽけだった、
と思うのだ。
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