レモンが届く、つながる体験を
絵本『LEMON TIME-檸檬とつなぐ毎日』、4/7夜から先行予約をスタートしました。
これまでも制作過程をナカセコのnoteやInstagram内でもお知らせしてきましたが、約2年前に発刊された絵本『COFFEE TIME』の続編という位置付けです。
予約特典には、『COFFEE TIME』と『LEMON TIME』の2つのお話しをつなぐサイドストーリー(episode1.5)がついています!
これはいわゆるショートショート小説で、絵本本体では説明しきれていない部分を、テキストで表現しています。
そして、特典は他にもいろいろありますが、直近の一番の目玉は、本物のレモンが届くコースです。(他のコースにまつわるストーリーや制作秘話などは、これから回数を分けて投稿していきます)
では、そもそもなぜ、本物のレモンをお届けすることになったのか?少しお話しさせてください。
私の友人には、都会に生まれ育ったためいわゆる帰る田舎、故郷がないと語る人が何人かいます。逆に、家族が亡くなってしまい昔住んでいたお家もたたんで、故郷の実家がなくなったという人もいます。
物理的にコロナ禍で地方の実家に帰ることがままならないという方もいることでしょう。
もしかすると、家族関係のご事情などで故郷にはもう帰れないという方もいらっしゃるかもしれません。
実家から果物が届くというじんわりとした幸せを、疑似体験でも味わっていただきたい。ニジノ絵本屋のあやさんに話すと、瀬戸内のカネミ農園さんのこと、レモンのアイデアを話してくれました。
カネミ農園さんは、愛媛県瀬戸内(興居島)にある農園さんです。オンラインでのやりとりですが、カネミ農園のご一家があったかくて。きっと読者の皆さんの心の故郷のような場所になると私自身も確信しました。
ちなみにepisode1.5には、主人公のお父さんとお母さんがちらっと登場します。短いシーンにこんな両親いいなあという夢を詰め込みました。
そのカネミ農園さんのレモンが届く、故郷とつながる体験をぜひ味わっていただきたい、そんなコースです。
いつも心配して応援してくれている家族からレモンが届く、会えないけれどつながっている。そんな体験ができる素敵なコースになりました。
絵本本体は別途6月に届きますが、レモンは旬のものですので、4月中旬には届きます。
ゴールデンウイークを前に、レモンの手仕事も楽しみです。
よかったら、ご覧ください。
ラジオ「眠れない夜は本とラジオ」でもお話ししました。
“季節の本屋さん”における、よりよい本の選定に使わせていただきます。