マガジンのカバー画像

戦後現代史に迫る

18
運営しているクリエイター

#ローマ教皇

広島文脈の結晶・宏池会の源流6

これまでの流れは、

話は戻って、昭和33戊戌年(1958年)9月11日、藤山愛一郎外相とジョン・フォスター・ダレス米国務長官の日米外相会談が行われ、アメリカが(旧)日米安全保障条約の改定に同意し、10月4日安保条約改定のための第一回日米会談が開催された。一方、この動きの中で、ソ連も9月30日 にノヴァヤゼムリャで核実験を実施した。

そんな中、10月8日に政府が警察官職務執行法(警職法)改正案を

もっとみる
ヨハネ・パウロ2世と国際政治(上)

ヨハネ・パウロ2世と国際政治(上)

ヨハネ・パウロ2世
ヨハネ・パウロ2世という、ポーランド出身の、空飛ぶ教皇とも呼ばれた、非常に精力的に活動し、母国ポーランドをはじめとした世界各地の民主化運動に大きな影響を与え、様々な宗教との和解を果たしたローマ教皇がいた。冷戦の終了に大きく貢献し、国際政治に与えた影響も非常に大きい存在であったが、ここでは、国際政治に止まらず経済、社会にも大きく波紋を広げた、彼の思想及び特にその最初期における影響

もっとみる