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日本に居ながらフリーランスとして海外企業と仕事する

どうやって海外企業の案件を取るのか?

大手外資系商社を退職し、フリーランスとしてやっていけるか、転職すべきか悩み、不安を抱え毎日模索していたある日、全く面識の無いイギリス企業の社長からLinkedInでメッセージが!

内容は、今夏、東京で開催予定の2Bイベントでローカルのプロジェクトマネジャーを探していて、知り合いで適任者はいないかという問い合わせだった。

誰か知り合いにそんな人いるかなと真剣に考えた。だけど思いつかず、素直に、知り合いは居ないけど私自身ができるかもしれないと答えてみた。
すると、すぐにオンラインでカジュアルに話すことになった。
(でも、海外の会社だし、面識もないし、自分にこんな案件できるかな?と正直不安もあった。だけど、なんとなくもっと話を詳しく聞きたいと思い、普段はなかなかすぐに返信できる方では無いのに、その時はすぐに返信できる状況にあり、してみたのだった。)

結局、そのカジュアルミーティングが選考面接だったようで、次の週からプロジェクトに加わり、お仕事スタート。

そう、こんな形で海外案件は獲得できる。
要するに、ご縁勢いタイミングだと私は思う。

海外の企業の目に止まるように気をつけたいこと

かなりざっくり、「ご縁と勢いとタイミング」と言ったけど最低限やっていたことがある。それが下記の5点。

  1. 海外案件を取るなら、最低限LinkedInのプロフィールを整える。
    (記載内容は全て英語)

  2. プロフィール写真とカバー写真で、視覚的に自分をブランディングする。

  3. 職務経歴は常に最新に保ち、シンプル且つ分かりやすく記載する。

  4. 自分の「売りポイント」を英語のキーワードを上手く使って記載する。
    例:Project Management、Marketing、Luxury など
    こうすることで、探し手がキーワードハッシュタグで検索をかける際にヒットしやすい為。(私のことも実際これで発見したとクライアントが教えてくれた)

  5. 過去の実績も明記する。

海外企業と働く時のポイント

  • 基本的にリモートワークなので、先方が使用しているシステムに素早く順応し、できるだけすぐにチームの一員になれるように努める。

  • 一般化した考え方かもしれないが、海外の人たちはフリーランス人材を外部の人といった扱い方をしないので、常にチームの一員という意識で業務に取り組むことが大切だと私は思う。

  • 分かりづらい点やクリアでないことは、自分の解釈で進めず細かくてもすぐにメールで確認する。場合によっては、クイックコール(ミーティング)を持つようにする。
    ※注意※
    口頭で確認した内容は必ず直後にフォローアップメールをする(言った聞いてない等のコミュニケーション齟齬を回避するため)

海外プロジェクトを請ける際の注意点

  1. 契約書は必ず交わすこと
    基本的に海外は契約社会なので、先方から提示があるが、難しい内容が含まれており、特に裁判所の場所損害賠償の範囲や責任の取り方支払い形態については要確認。必要に応じて専門家に相談することもおすすめ。(私は実際に専門家にリーガルレビューを依頼し、数箇所修正依頼をした)
    ⚖️私が実際に利用した英文契約書サービスはこちら

  2. タイムシート
    時給契約でもそうでない場合でも、タイムトラッキングは必ず行い、プロジェクト終了時に先方に共有できるようにする

  3. 請求書
    自分のフォーマットを使用するのがベストだが、先方のフォーマットで作成を依頼されることもあるので、その際は支払い期日を明記すること
    ※下請法は海外の企業には適応されない為、支払いが遅れた際に議論できるように、支払い期日は明記することをおすすめする。

  4. 支払いの遅延
    恐らく国内外関係なく起こりうることだが、支払いが遅延した際は必ず速やかに担当者へ連絡を取り、事実確認を行う。遅延の原因を確認し、速やかな支払いを促し続ける。(筆者も1ヶ月遅延を経験済み)

この記事は、私が現在勤務する株式会社ソレクティブが運営するプラットフォーム「Sollective」で開催中のアドベントカレンダーの1投稿です。
フリーランスでご活躍の方が、「フリーランス」をテーマにBLOGやTwitterなどに投稿していくアドベントカレンダーです。
私の経験がどなたかの参考になればと思い、今回執筆しました。
フリーランス、副業にご興味のある方、他のフリーランスの方の生き方、キャリアパス、仕事の仕方にご興味がある方は是非ご一読ください!
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Emika Mamiya 
Twitter : https://twitter.com/EmikaMamiya


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