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これってもしかして!?生まれて初めて水虫の検査を受けた話


ことの発端

昨夜、お風呂上がりのお手入れの後、足の爪を切っていた時、白くてベロンとしたものが目に入った。

えっ?何これ?

ギョッとしてよく見ると、それは私の右足の小指の皮だった。小指の、薬指に密着している箇所の皮がふやけて白くなり、丸くベロンとめくれていたのである。

しかも、よく見ようと小指と薬指をつまんでグッと広げたら、指の股の部分も白くふやけて小さく裂けているではないか。

…と、ここまで確認して、私は「これって、もしかして水虫ーーー!!!」と驚いてしまった。
焦った私は、めくれた皮を自分で剥いて取り、夫が昔使っていた水虫の市販薬を探し出して異変があった箇所に塗ってみた。触ってみたけど、皮をめくった部分は痒みも痛みもなく、また、指の股の裂けている箇所も全然痛くない。
しかし、ネットで検索してみると、似たような状態の画像に「水虫(白癬菌)」というワードがついていて、「痒みがない場合もある」と記されている。私はだんだん怖くなってきた。

こうして一夜明けた今日、私は、地元の皮膚科に行った。実は私は、2年前から「尋常性白斑」の治療で、この皮膚科に毎週で通っている。

今日はその週一の治療(光線療法)を受けるため、皮膚科に行くつもりでいた。それなら、ついでに足の異変も診てもらおう…と思ったのだ。

皮膚科にて

皮膚科では、いつものように光線療法を受けた後、待合室で少し待ってから、次に足の皮膚を診察してもらった。

まず最初に、処置室で患部の皮膚を採取し、それを先生が顕微鏡で検査して「白癬菌」がいるかどうか確認する。その後、先生から検査結果を聞くのだが、この時の一連の流れの最中に看護師さんからお聞きしたこと&私が体感したことは、「私ってもしかして水虫かしら?」と心配している方々に、是非知ってもらいたい大事なことばかりだった。そこで、私のnoteを介して皆様にご紹介したいと思う。

「これって水虫かしら?!」と心配している方へのアドバイス

①皮膚科で診てもらう前は、絶対に市販の薬を塗ってはいけない

足の指の異変に気付いた時、ついつい「水虫への恐怖」で気持ちが急き立てられ、家にある塗り薬(家族が使っている市販の水虫薬やオロナイン軟膏など)を焦って塗りたくりたくなるものだけど、皮膚科を受診するつもりなら、絶対に何も塗らないで!皮がベロベロに剥けた状態のまま、病院に行くべし!

…というのも、市販薬でも水虫の薬を患部に塗ってしまうと、菌が潜んでしまい、検査しても発見できない場合があるらしい。一回では見つからず、時期を変えて検査を数回行って、やっとこさ見つかった…という患者さんもいるくらい、薬を塗ってしまうと菌が見つけにくくなるそうである。もしも水虫疑惑の箇所を見つけた場合は、そこには一切何も塗らず、ピュアな患部をキープした状態で皮膚科に行ってほしい。

②市販の水虫薬が合わない人もいるらしい

市販の薬で治るケースもあるけど、なかには治らず、むしろ逆に悪化するケースもあるとのこと。市販薬には「白癬菌を殺菌する成分」が含まれていたりするのだが、これが肌に合わず、かぶれて赤くただれてしまう人もいるらしい。あと、合わない薬を長年塗り続けて、悪化して酷い状態になってから受診する人もいるらしい。(どちらもお年寄りに多いとのこと)
やはり、専門の医者に診てもらって、自分の足に合った薬を処方してもらうのが安心だ。

③案ずるより産むがやすし~水虫の検査は意外と簡単~

水虫の検査だなんて、なんだか面倒臭くて大変そうで怖いイメージがあったけど、受けてみたら意外と簡単な検査だった。ベッドの上で足を出して座り、看護師さんが患部の皮を切り取る…。たったこれだけ。
採取した皮を先生が顕微鏡でチェックし、白癬菌がいるか確認する。これで水虫か否かがわかるとのこと。
患者側には何も負担はなく、あっという間に終わるので、心配な人は病院で調べてもらうことをおススメする。

④皮膚科の先生に直接診てもらっている…という安心感

(これは私の意見だけど)素人判断で市販の薬を自分で探して買って対処するより、病院でちゃんと検査&診察を経てから治療を受けている方が、安心感がハンパないと思う。自分の症状や体質に合った薬を処方してもらえるし、保険が効くので安価でお薬を手に入れられるし、いいことづくめだ。
完治まで先生と二人三脚で取り組むことができるのは、本当に心強いよ。

気になる結果は…

さて、気になる私の検査結果だが、先生曰く「水虫はいません!」だった。前夜、うっかり市販の薬を塗ってしまったけど、「まぁ今の足の感じなら大丈夫だと思うので、このまま様子を見てください」とのこと。

先生の話だと、暑くて汗をかいて足が蒸れたりすると、水虫のように白く皮が剥れたり裂けたりすることが多々あるらしい。

これで様子を見て、また皮膚が裂けたり剥けたりして「あれ?」と感じることがあれば、今度は絶対に市販の薬を塗らないで、皮が剥けてベロベロのままで来てくださいね(←その皮を採取して検査します)!…とのことだった。

こうして無事に検査と診察は終了。光線療法の分を差し引くと、水虫の検査と診察の分は1,000円ほどだった。

命に関わる病気なら真面目に病院にかかるだろうけど、水虫だと面倒臭がって後回しにする人が多いかもしれない。だけど、足指も自分の肉体の大事な一部分。軽いうちに手当てして治しておくことは大切だと思う。

かくいう私も、早めに対処して検査してもらい「安心」を得ることができた。良かった。
こうして私の水虫騒動は一件落着。ホッとして帰路についた。


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