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玉ねぎのポテンシャルはハンパない。【豆知識Book】

おはようございます!
本日は、

玉ねぎのポテンシャルはハンパない。【豆知識Book】

といったテーマでお話ししようと思います。

自称大人気の『食』シリーズ。

そしてこちらの続編になります。


これでも元パティシエ。国家資格でもある「製菓衛生士」を保有しています。「製菓衛生士」とはつまり調理師の派生。栄養学を学び「食育」に強い関心を持つようになりました。また、私の祖父は生涯、農家を貫いており、そんな環境で育った私は野菜が大好き。
「食べたもので身体はつくられる」
これは大げさではなく本当のことです。


前回は玉ネギの効果効能を中心にお話してきました。今回は実際の調理法や豆知識をふんだんにお伝えしていこうと思います。
いやぁぁ…玉ネギっていろんな意味で本当にすごい。Σ(・ω・ノ)ノ!

また、「この食材について詳しく知りたい!」といったご要望があればじゃんじゃんコメントいただけると嬉しいです(*^^*)


〇玉ネギのトリセツ

あの…みなさん、玉ネギってどの部分を食しているか知っていますか?
根?茎?葉?
私はずっと根っこだと思っていたんですが正解は「葉」
え~~っ?!うそでしょ!Σ(・ω・ノ)ノ!
玉ネギは茎の根元が膨らんで大きくなった鱗茎。厳密にいうと葉の部分だんだそうです。これこそちょっとした豆知識ですよね(*^^*)
ちなみに玉ねぎはユリ科のねぎ属。らっきょうやにんにくとは兄弟分です。

【保存方法】新玉と普通のたまねぎの違いは?

「てゆうか、新玉と普通のたまねぎって何が違うの…?」と素朴な疑問を持ったことはありませんか?笑(;^ω^)

【黄玉ねぎ】

普通の玉ねぎは「黄玉ねぎ」という品種で、収穫後1か月ほど乾燥させて出荷されているのが特徴。そのため保存性が高く常温で長期保存が可能です。
冷蔵庫がパンパンにならない、買い置きしても腐りにくい。これは忙しい主婦にとって嬉しいポイントですよね(*^^*)

【新玉ネギ】

新玉ねぎは3月~4月頃に収穫される早取り玉ねぎ。普通の玉ねぎと違い、収穫してからすぐに出荷されるので、皮は薄く、水分が非常に多いのが特徴。みずみずしいため辛みやえぐみが少ないんですよね。そのため保存方法は通常の玉ネギとは異なり注意が必要です。水分量が多いため常温での保管でじゃ腐敗スピードが速いです。現代の春先は気温が高くなることも多いため、冷蔵庫での保存をおすすめします。


・水にさらさないで~

新玉ネギは特に辛みもマイルドでみずみずしいため、生食をおすすめします。オニオンスライスやサラダが最適!
しかし…ひとつ注意してほしいポイント。それは『水にさらすは厳禁』です。

「五訂日本食品標準成分表」より

玉ネギに含まれるビタミンCや血液サラサラ効果が期待できる硫化アリルという成分もすべて水溶性。つまり水にさらしてしますとその栄養素が水に溶けだしてしまうんですね。これはもったいない。「いやいや、そうはいってもスライスしてそのままだとさすがに辛いよ…」といった声が聞こえてきそうですね(; ・`д・´) どうしても気になる方は、スライスした新玉ねぎを、お皿に広げて空気にさらしてください。すると辛み成分が空気に触れることで蒸発し、栄養を逃さずに辛みを和らげることができます。

・皮、捨てないで~

みなさん。玉ネギの茶色い皮、捨ててませんか?
もったいないです~!!
玉ネギの皮にはケルセチンというポリフェノールが含まれています。
茶色がポリフェノールの色素なんですね。アンチエイジング効果が期待できるほか、うま味成分も含まれているんです。ですから…
例えばカレーを作る際、にんじんのヘタや皮、セロリの葉っぱなどくず野菜と一緒にたまねぎの皮をネットなどでまとめて、ルーを入れる前の煮込み段階で投入。

捨てちゃうシリーズ
ネットにまとめてお鍋へポンっ!

するとコクのあるカレーに仕上がります。以前からお話しているとおり、皮やヘタに近い部分に最も、うま味と栄養素が詰まっている野菜がほどんど。主な栄養として、野菜の皮やヘタに豊富に含まれる「フィトケミカル」は抗酸化作用をはじめさまざまな効果が期待されています。食材を無駄なく使うことでエコにも繋がり、且つ、貴重な栄養が摂取できるのですから一石二鳥ですよね(*^^*)

〇玉ネギはうま味の塊である。

最後に…玉ねぎという野菜の優秀さを決定づける要素、それがうま味の塊であるということです。
私はカレー、ホワイトシチュー、ビーフシチュー、グラタン…
ありとあらゆる料理に大量の炒めた玉ネギを投入します。
玉ネギは炒める(火を入れる)ことでうま味成分と甘みが出てきます。辛み成分が強い玉ネギほど火を入れることで甘みが増すといわれているほど。熱を加えることで細胞の水分が蒸発し、甘み成分が引き出される仕組み。ですから「飴色たまねぎ」とよくうたわれるているのは水分を飛ばせば飛ばすほどうま味と甘みだけが残るからなんですね。
我が家では大量の玉ネギを一度に下ごしらえをして解凍すればどんな料理にも早変わりできる魔法のストックをしています(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

大量の玉ネギ
スライス!
飴色になるまで炒める
牛すね肉や鶏肉と一緒に圧力なべ!
小分けにして冷凍ストック!
ビーフカレー
オムライスビーフシチュー
クリームシチュー(パイを添えて)

この玉ネギのうま味の塊は料理にコクを与え、味にグット奥行きがでるんですね…。大量の玉ネギを気合と根性で飴色になるまで炒める。この手間こそが美味しさに直結するのです。そう、料理も一緒。大事なことは大抵めんどうくさいのです。。。

お、お師匠!!

〇まとめ

いかがでしょうか!玉ネギのポテンシャルってすごい…ですよね(*^^*)
栄養素はさることながら、料理の引き立て役として、隠し味として、時には主役として…まさにオールラウンダー食材!
新玉ネギは春から初夏にかけて、この時期しか食べられません。
ぜひ、今晩の食卓を新玉ネギで彩ってみてくださいね(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。



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