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進めては戻り、戻っては進み。

時間をかけて読んでいる老子の道徳経。進めては戻り、戻っては進み。
特に大切な気づきを得た部分は何度も何度も読んで、心に刻んでいく。

人は成長する上で、間違いも多い。迷惑をかけることも多い。
内省をして、自分の至らない部分を見つけては、そっとそこに光をあてて道を照らす。自分を養うことでどんな光が育つでしょうか。
私の道や、あなたの道が、優しく照らされますように。


私のお茶時間に欠かせない老子の道徳経からの学び。自分のためにもここに記録を残していくことに決めました。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。


老子・道德經 二十二章 養生修行
曲則全、枉則直。窪則盈、敝則新。少則得、多則惑。是以聖人抱一、爲天下式。不自見故明、不自是故彰。不自伐故有功、不自矜故長。夫惟不爭、故天下莫能與之爭。古之所謂曲則全者、豈虚言哉。誠全而歸之。

・・・読みを飛ばして語釈を。

忍耐して自分を曲げて譲るならば、全うすることができる。困難に耐えることができれば、伸びて発展することができる。虚空であれば満盈を得ることができる。旧を捨てるならば、新しい生成発展ができる。欲が少なければ、真実を得ることができる。欲が多いと、困惑になるに違いない。
自分の見解に執着しなければ、明察することができる。自分だけが正確だと思わなければ、是非を分けることができる。自画自賛しなければ、真に功徳を得ることができる。威張ることをしなければ、進歩を遂げることができる。
名利を争わなければ、天下の人はかれと争うこともできなくなる。
古人の"曲則全"という言葉が、虚言ではなく、誠心誠意、これを守っているならば道に帰ることになり、全うを得ることができる。


今日もよき時間をありがとうございました。


月 花 美 茶
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