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直感と何かに委ねること。その2

今年はじめに家族で集まった時に、何でそんな話が出たのか「あんたは文才があるから絵本かなんかの物語の文章を書いてくれたら、私が絵を描くから一緒に絵本を作ってみないか?」と姉に言われた。

姉は絵が上手く、それを職業にしているいわゆるイラストレーターである。

褒められたら調子に乗って文章を書いてしまうのが私である。

正月明け早々に早速、「たぬき温泉」なる話を書き上げた。ついでに文芸社の絵本文章募集コンテストがあったので「野菜村」なる話も書いた。

そしたら姉は自分の言った話を忘れてしまったのか、忙しかったのか、それから何ヶ月も絵本の話はでなかった。私は「これはもう、姉に頼らず自分で絵まで描かないといけないやつか」と半ば覚悟していた。なんかそうなる予感もしていた。

文芸社の方は、応募した作品は大賞にはならなかったが後日、2回も担当者と名乗る人から自費出版を勧められた。大賞の賞金狙いだった私が金のかかる自費出版など選ぶはずもなく、それは断った。

しかし、せっかく文章を書いたのに、、という気持ちはあった。そしたら10月ごろ、姉が思い出したかの様に絵本の話をしてきた。「やっと話が進む」と思ったら、姉は5ページだけ話を書いて「これはあんたが描いたほうが絵にあじがでるわ」と言って逃げてしまった。

もう、私が描くしか無い。そう思って絵のど素人が絵を描き始めたのが10月半ば、そして何故か絵の構図がスラスラ浮かんで完成したのが11月。たった半月。本気になれば絵本がそれなりに出来た。しかし、私的には本当に絵のど素人が何故これだけ絵を描けたのかは全く解らない。描いている時に何かが降りてきたとしか言いようが無い感じだった。

私はこれを早速、絵本投稿サイトと電子出版会社に送った。結果、年初めに言った「絵本の出版」なる夢?は果たされた。やってみて良かったと心から思っている。

やる後悔とやらない後悔、時間が有限である限り、やれる事は全てやった方がいいのだという事を改めて思った1年だった。同時に、何かを思った時、自分の力でやるよりも何かの力(インスピレーション的な)を使ってやった方が無い才能まで出てくる事もわかった。

#今年のふり返り

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