図形の移動

 中学1年生の単元である「平面図形」にて図形の移動を学習します。

 教科書にはエッシャーの絵画のように,ある図形が敷き詰められた図が載っており,そのうち1つの図形をどのように移動すれば他の図形に重なるのか考えます。

 今回は平行移動,回転移動,対称移動を実感するためにGeoGebraで教材を簡単に作ってみました。GeoGebraに用意されているコマンドを使うことで,それぞれの移動について「何に関して」「どのように」動かすのか,ということを明確に指示する大切さを学ばせることを大切にしています。

 それぞれの移動方法についての指示は次のようにしています。

平行移動
1.1つの点に注目して,その点がどこに移動するかを「線」の「2点を結ぶベクトル」を使って図示する
2.「移動・変換」の「ベクトルに沿ってオブジェクトを平行移動」を使って,動かすオブジェクトを指定し,動き方のベクトルをクリックする
回転移動
1.回転の中心となる点を「点」を使ってポイントする
2.「移動・変換」の「角度を指定して点の回りにオブジェクトを回転」を使って,動かすオブジェクトを指定し,回転の中心を選択する
3.表示されるポップアップウィンドウに回転させる角度を入力し,回転の向きを選択する
対称移動
1.「移動・変換」の「直線に関する鏡映」を使って,動かすオブジェクトを指定し,対称の軸となる直線を選択する

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