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10月に潜入、すぱいのこどもたち

まだまだ日中は汗ばむ10月、だけど風はひんやりしていて秋だ。
朝、近所を散歩すると金木犀の香りが。
ひんやりした風と金木犀のにおいが混じると気持ちいい。
近所の畑では里芋を収穫していた。
季節を観察するのはいつも楽しくて、幸せなことだなと思う。

さて、スコットランドのすてきなエレクトロバンド、Post Coal Prom Queenとのコラボ曲第三弾「Spai No Kodomo」が10月1日にリリースされました。

Supai No Kodomo すぱいのこども。タイトルはPCPQが付けた。

この曲の私のパート録音は思い出せないくらい前で(多分今年ではあると思う)、コロナ禍の影響でリリースまでにとても時間がかかりました。ちょっと懐かしいくらい。
レコーディング前後、Netflixのドラマ、ストレンジャーシングスのシーズン1をみてた影響で、なんとなくストレンジャーシングスのイメージを浮かべながらうたってました。みんなどんなイメージが湧くのだろう。
どうぞ聴いてください。


配信サイト一覧はこちらより

なんだかんだでPCPQとは去年に2曲、今回のと合わせて合計3曲のコラボ曲をリリースしてる。まかちくでちくさんとコラボ、マンチェスターのSarah angelとコラボでコラボが結構続いてますけど。
ひっそりとmacaroomの新しい曲たちの制作も進めてます。
ライブの方は今のところ予定なしです。

しばらくライブの予定はないので、先日ゲリラでやってみたお話の会配信をまたやってみようと思います。ツイキャスか、Youtubeか、インスタか、スペースか。どこがいいかなーと思ってる。
今度は予告してやるので暇だったら参加してください。
(多分とてもだらだらになるのでそのつもりでいてね)

最近よんだ本たち。

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平坂寛 
釣って 食べて 調べる 深海魚

平坂さんは生物ライターの方で、以前から記事を読んだり投稿しているYoutubeをみたりしてた。今回私の大好きな福音書館、たくさんのふしぎから平坂さんの本が出るというので遅ればせながら購入。
魚たちの特徴を目でみて、手で触って、味わって観察し、生活環境と照らしながらその魚をわかろうとするという。
平坂さんの観察はいつもわくわくする。
深海にたどりつくまで1日掛かってしまう国もある中、日本は世界で一番深海が身近な国なのらしい。知らなかった。
ページを繰れば、魚の知らなかったことがたくさんあってうれしいなと思いながら読みました。

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バーニー・クラウス
野生のオーケストラが聴こえる

以前川島素晴先生におすすめされ、だいぶ時間が経ってやっと読んだ。 
マリー・シェーファーの世界の調律を図書館で借りて読んだら、めちゃくちゃ面白くてそれならこの本を読むといいよとおすすめしていただいた本。
(世界の調律は絶対購入しようと思ったら絶版で高値で売買されていた…残念)

サウンドスケープについてかかれており、サウンドスケープはジオフォニー(水や風、非生物の発する自然の音)、バイオフォニー(二年以外の生物の発する音)、アンソロフォニー(人間が発する音)という3つの基本音源があるとして、それぞれについて著者のフィールドレコーディングでの体験談や研究結果から様々な特徴を説明していた。
QRコードが付いていて、説明に出てきた音源を聴くことができる。
怒ったマウンテンゴリラが胸をたたく甲高いポコポコという音、雪が枝に落ちる時の小さな音、砂漠の夜に聴こえる音、森の中のたくさん生き物の声。生き物の声はそれぞれ周波数が違っていて、よく聴きとれるということ。
世界の浜辺で聴こえる波の音の違いが聞き比べるとよく分かること。
バヤカ族の女性が森の中でうたう声はとても美しかった。
野生のシャチと飼われているシャチの鳴き声の違い。
他にもたくさんの知らなかった音の秘密を知った。

人間が発するノイズ(ジェット機、水中音波探知機やスノーモービルの音など)により、たくさんの生物に影響が出ていること。
また同じ日、同じ場所、同じ時間帯で録音された音源を聴くことで、見た目には分からない生態の変化も、音による変化でその影響がわかるという。
森の一部だけを森林伐採し、その伐採前と伐採後では音源を聞き比べると、確かに違っているという。試聴してみると、確かに聴こえてくると鳥の鳴き声が減少しているように感じた。

やや固い、著者の真面目さというか、そんな面も感じたけど、とても興味深く、とても楽しく興奮しながら読んだ。
(川島先生、遅くなったけど教えてくれてありがとうございます。)

小学生の頃は学校の周りにたくさんの田んぼがあって、カエルやたがめ、トンボがたくさんいた。いとこの家に泊まると、夏場は窓ガラスにたくさんのカエルが張り付いて、夜は真っ暗な中、大量のカエルのコーラスを聞きながら眠っていたことを思い出す。今は田んぼは埋め立てられて、マンションが建った。たくさんのカエルの声を聞く機会は全くなくなったことに気づく。貴重な時間だったなと思う。

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坂口恭平 土になる

坂口恭平さんの畑での毎日。去年の夏の徒然の日々。
畑に出会った坂口さんが土について考える本。
以前出されてた小説、「現実宿り」を読んでから、私も土のことを少し意識してた。私たちは巨大な流れの中にいる。細胞は毎日入れ替わる。いつか土にかえる。それは一体どいうことなのかをもっと知りたいと思っている。
そんな中、土になるが敢行され、これは読むしかないなあと読んだ。
坂口さんがとてもハッピーだ、ということの徒然だけなのだけど、ほんとうのこと、向き合うべきことはそこにしかないと思う。

以前家の窓からムクドリの子育てを観察していた日々のことを思い出す。
これまで意識したことがなかった、鳥たちの時間を知ったこと。
引っ越してから少しずつ植物を育ててみてる。育てるの、ほぼ初めて。
水やりのタイミングや頻度、肥料の量など難しくて、8月に購入した盆栽は肥料の与えすぎで一気に枯れてしまったんだけども。
こまめな変化に目を向けて、どんな状態か、何が必要か考える。
学ぶことが多い。観察すること、変化に敏感になること。
不思議だけど植物と触れ合っていると幸せな気持ちになる。
鳥たちの動きを観察していると、空の色をみていると、風のにおいを感じていると満たされてくる。
いろんなものでひしめいていることを常に感じて生きていたい。

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最近育てているラディッシュ。ちゃんと育ちますように。

えまる


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