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【27日間沖縄旅行】25日め。

この日はゆっくり起きて、お昼に以前伺ったお店に行くのを楽しみにしていました。
20日目に訪れて「今後毎食ここで良いのでは」と本気で思った首里の「富久屋」さんです。
めっちゃわかりにくい場所にあるんですけど、Google Mapの評価もめっちゃ高いので流石に知る人には知られているらしく、ほぼ満席でした。


前回いなむどぅちとむじぬ汁定食を食べていたので、今回は別の物をチョイス
こちらは「んむわかしー定食」
おっきく切ったさつまいもと大きい豚肉が入ったお味噌汁です。
おいもがめちゃくちゃゴロゴロ入っている!!食べ応えがすごい。
ほんのり甘く、ホックホクで、お肉も柔らかくてすごくおいしいーーー!!!
沖縄の汁物って出汁の味がしっかりしてて、体に染み入る感じがします。
旦那は中身汁定食。豚の腸や胃を刻んだものと椎茸、こんにゃくなどの汁です。
もつ煮の汁物バージョンという感じ。臭みが出やすいので相当下処理が大変だと思います。
こちらも勿論美味しかった。

メインの他のおかずは前回と同じものだったんですが、2回目にして私も旦那も真ん中のおかずのとんでもない美味しさに改めて気付く。
昆布と豚肉と蒲鉾らしきものと、大根みたいなものを炒め煮にしてあろうその食べ物は旨味をしっかり吸っていてとても味わい深いのです。それでもって柔らかいような不思議な食感でいまいちなんの食材なのか確信が持てない。
ちょうど別のテーブルの方が何の食材かをお店の方に聞いていて、大根のようなものはカンピョウだとわかりました。多分カンピョウイリチーってものだと思います。
後で本屋に行った時に伝統的な琉球料理の本を見たら、このおかず達はどれも伝統的なおもてなしの料理のよう。ランチで気軽にこの値段でこの内容が食べれるのはやっぱり凄すぎます・・。

というわけで今回も大満足で帰りました。
富久屋さんは「夜はコース料理のみ、2500円で4名から」という営業形態のようなのですが、これは是非パーティメンバーを集めて夜も来てみたいなあ・・。
というか2500円という値段設定が既に安すぎる気がして心配・・ランチでとっていい値段なのよ・・

その後、こないだ富久屋さんを教えてくれた近くの「玉那覇味噌醤油」さんへ味噌を買いに行きました。

迷ったけどせっかくだから良いやつ買おう。と思って大豆が国産の王朝みそを。
土井善晴先生も使っているとのことなので、楽しみ!
めっちゃ重いのでやちむんと共に郵送します。
敷地の横は素晴らしい植物達が生い茂っています。
ここから神聖な場所、という感じがする庭への門。
170年以上の歴史を感じるこちらのロゴ。カッコ良すぎる!!
首里城の売店屋お土産やさんなどでもチラホラ見かけて買えるのですが、
どうしてもこちらで買いたかった。
「沖縄島建築」の本でこちらの建物について読んだからです。

その後、沖縄に来るたびに憧れてはいたけど実物を見たことがなかったものを買いに連れてってもらいました。

そう、沖縄といえばと言ってもいいくらい!これです。

の!!まんじゅうー!!
の、の字はのしの意味らしく、「のの字書きますか?」って購入時に聞いてくれます。
ウワー!!包み紙めっちゃかわいい!!!!!
めっちゃアツアツな状態のを包んでくれるので、もってられないくらいです。
でかいー!!ふっかふかー!!
包んである月桃(サンニン)の香りがブワッと広がります。
後で本で読んだところによると、この香りが沖縄の味の決め手だそう。
お餅やお菓子も月桃に包んであるのをよく見ます。
おっきいけど、あんこがくどくなくふかふかで軽いお饅頭なので、
怖いくらいぺろりと食べれてしまった。

その後少し休んで夕方またまちぐわー(市場)歩きへ。

宿の斜め前の希望ヶ公園からのパームロイヤル那覇。
希望ヶ丘公園には猫がめっちゃいます。
沖縄には猫の面倒を見るボランティアの方々が各地にいるようで、
去勢手術やご飯の面倒などを見てもらっているようです。
どこで会った子達も毛艶が良くて健康そうでした。
(一時は街にすごい増えちゃって大変だったよね、と街の人が話してるのを聞いたのでボランティアの方々の努力が身を結んでいるんだなあと思いました)
こちらは希望ヶ丘公園の横の桜坂通りの入り口にある「桜坂劇場」という映画館。
兎にも角にも良い雰囲気です。映画のチョイスも劇場の雰囲気も良い。

この桜坂劇場にはやちむんをはじめとする民芸品ショップも併設されていて、1Fだけでもなかなかの品数なのでワクワクしてたら、2Fはもっとすごいラインナップでやちむんが並んでいたのでひっくり返りそうになりました。
琉球ガラスの品揃えもすごいです。シーサーとか骨壷も揃っています。(※映画館です)

散々やちむんは購入したのですが、ここでちょっと気になる柄のものを見つけてしまい、でも散々買ったしな・・どうしよう・・と一旦保留することに。
店員さんに聞いたら映画の最終上映までは品物も買えるそうですが、最終上映の頃はスタッフが手薄になるのでできれば21時くらいまでに買っていただきたいとの事でした。夜まで買えるの凄すぎる・・。

そうこうしているうちに夕焼けが綺麗な時間に
桜坂劇場も更に良い雰囲気に。
暗くなってくると平和通りの小売店は閉店し始め、居酒屋の明かりが目立ち始めます。
商店を閉めて帰路に着くおばちゃん
こちらはガイドブックに載っていて気になってた「じーさーかす」というレトロ雑貨の店。
レトロ雑貨は大好きなのでよくお店を見たりしますが、
ここは商品状態がとても良いのと、私の好みにドストライクなセレクトなのと、
あと、心配になるくらい値段が安いです・・・。
レトロ雑貨ってなんだかんだ良いお値段したりしますが、これだけ買って230円です・・
10円、30円、とかっていう駄菓子屋みたいな値段設定なんですよ。
一番高いのスヌーピーパッチンどめ、50円・・。
泳げたいやきくん(だよね?)のシールがすごい掘り出し物だった。
可愛すぎて在庫全部買い占めても良いかと思った。笑
楽しかったなー、また行きたい。いくらでも居れる。

沖縄の居酒屋には「せんべろ」というシステムがよくあるみたいで、これは千円で飲み物2、3杯におつまみ数品がつくセットです。
その看板をよく見ていたので市場で数軒はしご酒するのも超楽しそうだね、と旦那と話してたんですが、まあとりあえず1軒目はチェックしてあったお店に・・ということでこちらのお店に入ってみました。

カラカラは泡盛をいれるトックリ型の酒器のことで、中に陶器の球が入っていて、お酒が少なくなるとカラカラと音が鳴るという粋なものです。作家もので渋くて良いものにも何度か出会いましたが、酒器は使わんだろうな〜ということで購入はしませんでした。(観賞用としてはすごく欲しい)ちぶぐわーはおちょこのこと。
私は日本酒、焼酎、泡盛などはほぼ飲めないのですが、
せっかく泡盛Barなので飲みやすいものを伺って
「琉球」という泡盛の水割りを。
ぐわーっとお酒の味がくるので得意ではなかったけど、甘味があるのはすごく感じました。
氷が溶けて薄まってきたらだいぶ飲みやすくなった!
そしてこのお店、お通しからめちゃくちゃ料理が美味しいです!!!
こちらは一度チャレンジしてみたかったスグガラス豆腐。
魚の塩辛みたいな感じ。魚の食感が結構残っていて、私は苦手だった 笑
今回めっちゃハマったイカスミソーメンタシヤー。
具のないソーメンチャンプルーはタシヤーというらしい。
どの料理もすっごく美味しかったけど、正直私は最初から最後までこれでも良いくらい
これが好き。旨味が凄い。
次点でものすごく感動したのがこちらのイカの握り。
シャリがイカスミで味付けしてあり、イカの刺身は食べたことないようなもっちりとした食感。
シャリも若干粘り気があるので口の中でもっちりと旨味が広がってめっちゃうまい。

この辺まで食べて、はしご酒のことを思い出しましたが、
ここまで美味い店にいてはしごする意味ないですね、という結論になり追加で料理を注文。

ラフテーと白和え。白和えの上にラフテーってオシャレすぎでは!?って思った。
ラフテーのこっくりした味とさっぱりした白和えがとても合います。
こちらはスーチカー(塩漬け豚肉)

旦那は古酒(くーすー)も飲んでましたが、店員さんの言ってた通りに時間が経ってくると匂いが全然変って来るのが面白かった。私は強すぎて飲めませんでしたが。

泡盛もご飯も大満喫し、明日もここにしようぜということで翌日の予約までして帰ってきました。良い店に出会えてよかったー!!

帰り道の浮かれた国際通り。

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