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【就職と大学院進学】進学すべき学生とは。

この記事では、就職と進学どっちにしようか迷っている学生が進路選択する上でどちらを選択すべきかのヒントになることをお伝えしたいと思います。

はじめに

大学の学部を卒業した後の進路は一般的には 2 通りの道があると思います。1 つは就職する(大学を出る)こと。2 つ目は大学院に進学すること(大学に残る)ことです。

学部 3 年生の方は、進学するか就職するかによって卒業までの動きが大きく変わるため、とても大きな決断だと思います。

では、就職を選択したとします。本格的な就職活動は 4 年生になってからかもしれませんが、インターンシップ等を考慮すると 3 年生から実質就職活動は始まっていると言えます。

反対に進学を選択したとしましょう。大学院の入試は 4 年生の夏に行われることが多いです。大学院入試では、英語(最近は TOEIC を提出させることが多い)、専門科目、面接の 3 つ試験内容になっていることが多いです。在学中の大学の大学院に進学する場合は、筆記免除制度があったりします。しかし、外部の大学院を受験する場合は、試験範囲を勉強するために学部生が使っていた教科書と学習範囲を調べて、自分の大学で学んだこと以外の部分を別途勉強する必要があります。

また、面接では大学院進学した後に行う研究計画について話すので、試験までにある程度卒業研究を進めておき、進学した際の研究を見通しておく必要があります

これまででわかるように、就活と院試を両立させることはかなり難しいことです。

すでに自分がどちらに進むかはっきり決まっている学生は問題ありませんが、どっちにしようか迷っている学生もいるでしょう。以下では、進路選択する上でどちらを選択すべきかのヒントになることをお伝えしたいと思います。

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結論から言うと、以下に当てはまる方は進学した方がいいです。

・学びたい、研究したいことがある
・大学教員になりたい
・大企業に入りたい
・(いずれ)海外企業に就職したい

学びたい、研究したいことがある学生

これは簡単ですね。大学、大学院は研究機関なので研究室に所属して自分の思う存分研究に没頭したい方は進学すべきです。学部とは異なり、無利子奨学金も借りやすく、返済免除のハードルも低いです。

大学教員になりたい

昔は大学教員になるハードルはかなり低かったみたいです。元スポーツ選手とか、芸能人が教授になるケースもありましたが、最近では博士課程を卒業した学生が研究者としてのポストがなくなってしまうため、大学教員になれる基準が厳しくなりました。現在の教授の中には、博士号を持っていない方もいますが、今後はそれが難しくなるでしょう。研究者(とくに大学教員)になりたい方は博士課程まで進学して学位を取得しましょう。

大企業に入りたい

大企業は「新卒カード」が最も入りやすい手段だと思います。大企業だと、応募条件に修士以上を必要とする部署もあります。また、ある役職以上に出世する場合は博士の学位が必要... というパターンもあるので、日本の大企業に就職して出世していきたい方は修士以上を取っていた方が有利に働くことがあります。

(いずれ)海外企業に就職したい

現在、日本では東洋経済が取り上げた記事のように、大学進学率は 2018 年には 57.9% になり、過半数が大学に進学している状態です。しかし、大学院修士課程や博士過程への進学者は減少傾向にあります。理由は簡単です。日本で学位があまり評価されないからです

しかし、学位というのは万国共通の資格です。海外では学位はかなり評価されています。そのため、同じ学位持ってても日本では評価されないかもしれませんが、海外では全く違う評価をされうるということです。自分の知識や能力を必要とする企業に就職したければ、海外という選択肢も視野に入れるべきであり、むしろその方が好遇されるでしょう。

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迷ったら進学せよ

ここまで、進学に向いている学生について書きましたが、個人的には迷ったら進学してしまえばいいと思います。初任給や生涯収入も学部卒と修士卒では異なりますし、本格的に学術の世界に身を置いて経験することは一般企業の中では滅多に経験できないことばかりです。

また、修士課程の 2 年間でさらに業界について知ることができ、より慎重に新卒カードを使うことができます。

まとめ

日本では学位を取得してもあまり高く評価されない傾向にあり、研究分野自体に力を入れているようにも感じません。しっかりとした目標がある方やもはや割り切っている方は進学しても問題ないと思いますが、そうでない方は就職してしまう方が無難かもしれません。

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