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#結婚
婚活のつもりが浄水器を売りこまれた、あの夏のはなし
25歳の夏が終わるころ、私は渋谷駅からほど近い半地下の喫茶店で、同世代の男の子から高額な浄水器の説明を受けていました。
この浄水器で、内側も外側もきれいになって、本当の自信を持ちましょう。エミコさんにぜひ試してみてほしいんです。ああ、結婚というゴールに向けて邁進するはずだったのに。なぜこうなる。
突然ですがみなさん、何回くらい、高額な健康食品や浄水器の勧誘を受けたことがありますか?1回?3回?
合コンで出会った人をハッピーエンドに引きずり込もうとして失敗したはなし その1
2011年、冬。 私は横浜駅にほど近い多国籍料理屋の前で立ちすくんでいました。20代半ばにもなって、生まれて初めて、合コンに参加しようと拳を握り締めていたんです。
結婚したいけど婚活はしたくない。でも結婚したいなら行動しなくては。そうやって悶々としていたところに、その合コンの誘いは舞い込んできました。それまでも何回か誘われたことはありましたが、もちろんすべて断っていきました。私なんかが恋人探しを
結婚がゴールで何が悪い
よし、結婚をゴールに据えて走ってみよう。そう思ったのは、アラサーを間近に控えた25歳のときだった。それまでは、「結婚をゴールに」なんて、まともに考えたことがなかった。私はずっと、結婚なんかできないという前提で生きてきたからだ。
小学校を卒業する少し前までは、自分もいつかお嫁さんに行くんだろうと信じていた。しかしそのうちに、「自分みたいな女と結婚したい男なんているわけがない」と確信を抱くようになり