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8歳 島に移住した私の話4

続きです。

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島での食事で一番印象に残っているのは、ウミガメを食べたことだ。

ウミガメと聞くと水族館などでしか見ることの出来ない印象があるが、
島では養殖場があり、いつでもウミガメを見ることが出来た。

そして、島の商店ではウミガメの缶詰が売っていて、
いつでもウミガメを食べることが出来る環境だった。

残念ながら味はあまりハッキリとは覚えていないけど、
好き嫌いがわかれる味という印象で、私は嫌いではなかった。



島では、星がとても綺麗に見えた。

母親に連れられて、
島の飛行場に星を見に行ったことがある。

そこでは何もない日でも天の川や流れ星が見えて、
いつまでもずっと眺めていたいような夜空が広がっていた。
遮蔽物も何もないので、空が本当に広かった。

私は今でも星が好きで流星群の日には毎回夜空を眺めるのだけど、
あの頃あの島で見た星空がやっぱりどこよりも綺麗だと思う。


1年中海に潜れるので、シュノーケリングは頻繁にしていた。
綺麗な海に色鮮やかな魚がたくさんいて、とても楽しかった。

砂浜も綺麗で、貝殻拾いなども良くやった記憶がある。

友達のNちゃんのお母さんがポテトチップスを作ってくれて、
砂浜の砂を塩の代わりに着けて食べたりしていた。
(多分Nちゃんと私しかしていなかったけど、砂浜美味しかった)


一度だけ、ホエールウォッチングにも参加させてもらった。

小さい漁船で行くうえに、その日は波が荒れていてとても揺れた。

クジラを探しているうちに私たち家族は全員船酔いし、
たくさんクジラが居て見やすいポイントに連れて行ってもらった頃には
誰もクジラを見る余裕なんてなかった。

唯一、母親が撮っていたビデオの映像だけは残っているが、
それも波に揺られていて映像を見るだけで酔ってしまううえに、
肝心のクジラはほとんど映っていない状態だった。

リベンジをする度胸は、もう二度とない。


島で1番標高の高い山に登ったこともあった。

頂上までは2~3時間ほどで、
頂上まで登ると認定証のようなものがもらえた。

登山をしながら島の植物について色々教えて貰い、
たくさんの自然や生き物を眺めながら山を登るのは
発見や学びの連続でとても貴重な経験をしたと思う。



島での生活に慣れてきた頃、
転校前の学校のクラスメイトに手紙を出した。

手紙の内容は覚えていないけど、
少し経つとクラスメイトから返信が来て、
嬉しかったことを覚えている。

当時はまだ小学生で携帯も持っておらず、
初めての文通でのやり取りは新鮮で楽しくもあった。


そうこうしているうちに、あっという間に半年が過ぎ、
家の建て替えが完了した私たち家族は元いた小学校に戻ることとなった。

お別れのときは船着き場まで島民の人たちが見送りに来てくれて、
その中でも仲が良かった数人の子と連絡先を交換した。

本当にあっという間の出来事だったけど思い出はたくさんあって、
小学校での1番の思い出と言っても過言ではないと思う。

島ではとても貴重な経験をたくさん出来たし、
元の小学校に戻ってもしばらくは連絡先を交換した友達と
細々と文通を続けていた。


島での緩やかに時間が進む感じだったり、
年齢性別問わずみんな仲良しで毎日が平和で刺激的な生活の経験を
私は一生忘れないだろうと思う。

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