イベントレポ:京都の野外アニクラ! アニメメメスペシャル DAY2
砂塚ユートです。今回は2023年の9月16日・17日に平安神宮前で開催された「アニメメメスペシャル」の後編、2日目のレポート記事になります。1日目の模様は以下のリンクからどうぞ!
アニメメメスペシャル DAY2
2日目は昨年と同じく芝生エリア。野外勢の本領が遺憾なく発揮される広いスペースが確保されていたこともあって、前日の疲労をものともせずにオタ芸を打ちまくる1日になりました。
DAY2ハイライト
なんだかんだ初日にアンセムが鳴りまくったのでラクできるかと思いましたが、蓋を開けてみると文量的には4割くらい増えてました。どうして……。という訳で、今回も設置することに意味があるのかわからないくらい膨大な目次数になってしまいました。
流れる曲自体は前回の重複分も多いですが、同じパーティーは一つとして存在しないという証左でもあるので前向きにいこうと思います。
オタ芸マンは君さ
・アンパンマンたいそう(『それいけ!アンパンマン』エンディングテーマ)
備考:冷静に考えるとOADからマワリまで入るオタ芸アンセムでした。飛びポ付き。お子様でも楽しめる全年齢向けオタ芸アンセムは他に「となりのトトロ」などがあります。
クソデカ感情
・EMOTION(『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』 ミーア・キャンベル)
備考:『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』よりヒロインであるラクス・クライン……の影武者、ミーア・キャンベルのキャラソン。意外とガンダムは目立った打ち曲が少ないので、この曲がシリーズでも屈指のオタ芸アンセムになります。
音ゲーでオタ芸
・透明なエモーション feat.RUNA
備考:KONAMIの音ゲー「REFLEC BEAT」から透明なエモーション。知る人ぞ知る打ち曲。アニクラではわりとニッチな選曲で”理解ってる”人が流す関係上ラスサビに飛びがちで、その場合は3.5技の特殊尺になります。
本日のネオスカイ
・NEO SKY,NEO MAP!(『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第1期エンディングテーマ)
備考:本日のネオスカイ。
いわば野外アニクラにおける記念撮影のような文化です。
2023年上半期オタ芸楽曲「幻日ミステリウム」
・幻日ミステリウム(『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』オープニングテーマ)
備考:『ラブライブ!サンシャイン!!』の派生作品である2023年夏クールアニメ『幻日のヨハネ』の主題歌。配信が開始されるなり各地のオタ芸マンが瞬時に反応し、その日のうちにバケモン楽曲に認定されたAqoursの新曲です。
オタクのファンサは神対応
・Fantastic future(『変態王子と笑わない猫。』オープニングテーマ)
備考:オタク♡ もう一回こっち向いて♡♡
オタ芸の合間に振り向いてファンサする神対応。なぜ田村ゆかりの芸は変な方向にばかり進化させやすいのか。このあともう一回流れます。
アニクラの一体感「回レ!雪月花」
・回レ!雪月花(『機巧少女は傷付かない』エンディングテーマ)
備考:ハム太郎に匹敵するサークル芸「回レ!雪月花」です。アニクラが初めてでオタ芸がまったくわからなくても、とりあえずこの曲で肩組んで回れば楽しめます!
ちなみに振り付けの元ネタは「DanceEvolution」という音ゲーから。
「KICK BACK」スクラム対抗部
・KICK BACK(『チェンソーマン』オープニングテーマ)
備考:ア〇サダイレクトかな? 野外の鉄板ネタになってきた「KICK BACK」の2番でトラックに轢かれるオタクたち。今度こそは撥ねられまい、と屈強な筋肉でスクラムを組んでトラックの行く手を遮りますが……。
バニラの求人見たい~(EDM)
備考:野外アニクラで大活躍するお手製のバニラトラック。今回の現場で一部破損したそうなので、補強するとのこと。
京都では独自の景観条例から極めて奥ゆかしい配色と慎ましやかな音量で三条周辺を徘徊していますが、今後は都内でも規制される方向で検討されているようなので、元気に走る姿を見られるのも今のうちかもしれません。
オタクテトリス
備考:オタクによるテトリスの再現。毎回、発想が柔軟で感心します。ソイポ形のブロックは嫌すぎるけど。
エ○ゲみたいなスーパーの歌
備考:関西近郊を中心に展開するディスカウントスーパー「ラ・ムー」のテーマソング。往年のエ口ゲ主題歌みたいな曲調がハマり、当アニクラ記事でもすっかり常連。オタクドカ湧き。
落雷警報
・天武の舞、暁の門(イケてるハーツ)
備考:「コンプレックス・イマージュ」と並ぶ2技の定番。サビの直前に「落雷警報」と呼ばれる予備動作が入ります。
スーパーいとうあさこスネーク
・ルパン三世のテーマ(『ルパン三世』第2シリーズオープニングテーマ)
備考:今回くらい広い会場でないとなかなか見られない光景。こちらはCMと同じ尺の通常版いとうあさこスネークよりもさらに長く、伊藤ハムが配信しているフレッシュダンスの完コピに近い形の「スーパーいとうあさこスネーク」になります。
平成にタイムスリップ!「ロマンティック浮かれモード」
・ロマンティック浮かれモード(藤本美貴)
備考:ウリャオイ! ウリャオイ! ヤヨー ヤヨー
平成初期のアイドル現場にタイムスリップしてまいりました。ミキティの「ロマンティック浮かれモード」フル尺です。これには当時の現場を知る古強者の一番先生もにっこり。令和の世にも語り継いでいきましょう。
大の大人がハァーン 馬鹿っぽい!
丁寧 丁寧 丁寧な ツーステップ
・新宝島(サカナクション)
備考:にじり寄ってくるオタク。最近はアニクラでもオタ芸と並んで見かけるツーステップ。「ステップ踏会議」の主催で、海外からもリスペクトが寄せられているたかおさんが分かりやすいツーステ講座を動画にしてくださっているので、皆さんも覚えて踏んでみてください。
免停必至の「Gamble Rumble」
・Gamble Rumble
備考:アニソンとしては『頭文字D』でお馴染み。毎回どこからともなく現れる台車でオタクが爆走。
お気に入りだったフェアリーテイル
・ガールズ・イン・ザ・フロンティア(『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』)
備考:あまりにも毎回流れるのでいよいよ書くことにも困ってきたガルフロ。「夜明けBrand New Days」と同様、どの現場でもラスサビに飛ぶと小日向美穂とキレートレモンニキがリフトに上げられるようになりました。
元祖いとうあさこスネーク「EVERYBODY! EVERYBODY!」
備考:言わずと知れた「いとうあさこスネーク」の課題曲。昨年までのイベントでは死ぬほど流れていました。最近ではAメロからジャンボリミッキーを合わせるのもよく見る光景に。
only my railgun定番芸(ラスサビ)
・only my railgun(『とある科学の超電磁砲』オープニングテーマ)
備考:オタ芸の総合芸術。この芸には結局、名称はあるんだろうか。
元祖アストロドライブ「Astrogation」
・Astrogation(水樹奈々)
備考:2.5技のオタ芸「アストロドライブ」の発祥。野外アニクラではほぼ毎回のように流れますが、例によってアニメ主題歌ではないため、アニメタイアップオンリーでこの曲を流すとレギュレーション違反になります。
夢はいつか ほら輝き出すんだ~(転調)
・CHASE!(『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』 優木せつ菜)
備考:アニクラにおけるオタクの死因の4割を占める「曲がぶっ刺さっての高まり死」の光景。(残り6割は「テキーラを飛ばされた事による急性アルコール中毒」)
どの曲が誰にぶっ刺さるかは人によりますが、とりわけこの「CHASE!」は中の人の交代劇などの文脈も相まってラブライバーを中心に多くの死者が出ます。特にラスサビに転調した時にその傾向は顕著。
なお曲のリクエストを拾ってくれるかどうかもイベントや演者次第ですが、日頃から好きな曲をポストしておくと熱心なDJが当日、その個人を刺すためだけにセトリに組み込んでくれたりします。
消防隊コラボ
・インフェルノ(『炎炎ノ消防隊』オープニングテーマ)
備考:『炎炎ノ消防隊』のオープニングテーマ。この日はイベントを通しての啓発活動で地元の消防隊も近くに居らしたため、思いがけず日頃の感謝をお伝えする良い機会に。皆さんもガスの元栓とかちゃんと締めて、コンセント周りを定期的に掃除するなどして、火事にはお気をつけ下さい。
OIDEMASE‼~地獄~
・OIDEMASE!!~極楽~(FES☆TIVE)
備考:記事的にもいつものアレになってきた「OIDEMASE〜極楽〜」。夢見りあむのカバーにぴったりな曲候補1位(自分調べ)。今回も勿論イントロ長回しの刑。見ている分には面白いですが、炎天下でこれは大変です!
ガンダムエピオン🦐「ギターと孤独と蒼い惑星」
・ギターと孤独と蒼い惑星(『ぼっち・ざ・ろっく!』第5話劇中歌)
備考:2023年、アニクラに限らずオタクのいる現場で必ず見かける気持ち悪い動きは十中八九が「斜め揺れ」かこの「ガンダムエピオン」です。アニクラでは特に結束バンドの曲が犠牲になりがちで、今回に至ってはついにガンダムエピオンモッシュが発生してしまいました。
オタクの義務教育「ハレ晴レユカイ」
・ハレ晴レユカイ(『涼宮ハルヒの憂鬱』エンディングテーマ)
備考:令和でもちゃんと必修科目の「ハレ晴レユカイ」ダンス。当時は掲示板で秋葉原のホコ天でゲリラ的にこれを踊るオフ会みたいなのが募集されていました。
これ16年前の映像なんだって……。
ところでこの日は見知らぬ自称15歳のアニクラ少年にやたらと話しかけられて気疲れしたのですが、あまつさえゲキテイが流れたときに「この曲なんですか?」と聞かれて更に余計なダメージを負いました。
これからアニクラに行かれる皆さんはオタ芸とかダンスとか一切覚えなくていいので、知らない人に話しかけるときにはまず名乗りましょう!
消して~! フライング「リライト」
・リライト(『鋼の錬金術師(2003年版)』第3期オープニングテーマ)
備考:滲んだおも…消してぇぇえ!!
お約束のサビを一生フライングする「リライト」。たったこれだけの事ですが、このノリも一年の間でだいぶ浸透したみたいでついにサビで消す人間が完璧にいなくなってしまいました。
綾目弁財天召喚の儀式 DAY2
・千本桜(初音ミク)
備考:前回のDAY1で新たに祀られた「綾女弁財天」は両日参戦。あまつさえ初音ミクのコスプレをしていたために、千本桜で再びオタクに囲われる羽目に。囲まれる気持ち悪さと囲われる気持ち良さが同居する気分は如何ばかりか。それはともかく、こんな人数が瞬時に「領家大明神召喚の儀式」を打てるの怖すぎるんだけど。
バジリスクタイム
・甲賀忍法帖(『バジリスク~甲賀忍法帖~』オープニングテーマ)
備考:下記の踊り狂う黒人男性のミームでお馴染みの「甲賀忍法帖」。「閃光」における連邦に反省を促すダンスに取って代わられて最近はあまり見かけなくなっていましたが、一度生まれたモノは、そう簡単には死なない。
オタ芸的には忍者がテーマの作品なので特殊スネークの一つである「伊賀スネーク」の課題曲になります。電波スネークを忍者っぽくした派生技と意識すると覚えやすいです。
小島よしおスネーク改
・残響散歌(『鬼滅の刃 遊郭編』オープニングテーマ)
備考:お笑い芸人・小島よしおのネタを完コピした特殊芸「小島よしおスネーク」。今回は尺の都合でこれまで取り入れられなかった部分(ラスタラスタピーヤ)を付け加えての改良版。そもそもなぜ鬼滅の刃と小島よしおが紐付けられて考えているのかはさっぱり分かりませんが、改を思いついた時の史風さんがすごく嬉しそうにしていたのが印象的です。
九州男児「曇天」合唱部
・曇天(『銀魂』第5期オープニングテーマ)
備考:DJブースに圧をかける低音「曇天」合唱部。恐い。
本日のハイグリワオ部
・アイドル(『推しの子』オープニングテーマ)
備考:DAY1に引き続き大盛況の「ハイグリワオ部」。正面から見るとこんな感じになります。対面打ちが前提なので、相手と呼吸を合わせるのが肝要ですがその分、上手く決まると気持ちいいです。後半は高まりスネークとほぼ同じ動きなので合わせる部分だけ要練習。
奇跡の共演「前前前世」
・前前前世(『君の名は。』挿入歌)
備考:奇跡的なタイミングで居合わせてキレキレのダンスを披露する滝くんのレイヤーさん……に野外アニクラの洗礼を浴びせかけるオタク。100点満点の画面だ。
元祖ナマステスネーク「Rising Hope」
・Rising Hope(『魔法科高校の劣等生』オープニングテーマ)
備考:下手するとサンスネより認知度が高いかもしれない「ナマステスネーク」の課題曲。
そのムーブメントはアニクラを越えて現役アイドルにまで波及し、現場のレギュレーションによっては、初動を咎められて退場処分を受ける「ナマステスネーク準備罪」が適用されるなど多くの伝説を刻んでいます。
広がる「斜め揺れ」の輪
・シュガーソングとビターステップ(『血界戦線』エンディングテーマ)
備考:「アニメメメスペシャル」のエンディングとして知られているシュガビタ。ここにも斜め揺れの文化が根付きつつあります。
なお流入元のアイドル界隈から「サビで山切りカットを打つな!」と怒られ続けた結果、アニクラでも最近はサビは「フェニックス卍」や「インディアン卍」などに適応し始めました。
名物ハム太郎サークル「ハム太郎とっとこうた」
・ハム太郎とっとこうた(『とっとこハム太郎』オープニングテーマ)
備考:名物「ハム太郎サークル」。今年も肉フェスでの様子が地上波放送で取り上げられるなど代表的な文化です。回るのに飽きた斜に構えたオタクたちは中央で鹿スネークを打ってます。
オタ芸4技「Shocking Blue」
・Shocking Blue(『武装少女マキャヴェリズム』オープニングテーマ)
備考:Aメロから打ち始める事で4技(シャンプー除く)になる打ち曲。打つ順番は好みですが、個人的にはBメロの入りにドラグーンスピアを合わせると気持ちいいと思います。
final phaseラスサビ3技オタ芸部
・final phase(『とある科学の超電磁砲T』前期オープニングテーマ)
備考:final phaseラスサビ3技オタ芸部始動。接続的には3.5技か。個人的には「Divine Spell」と同じく毎回ラスサビに飛ばしてほしい一曲。
こちらはアウトロとラスサビの転調が直前まで判別できないので、ドラスピ始動は勘と人読みに頼って確変を祈ります。実は僕も画面のどこかに映ってますが、我ながら飛んだと気づいた瞬間にオタ芸のキレが良くなって笑う。ハナから完全に繋ぎを確信して打ってたタツミ君は流石です。
でっでっででっでって〜……🤔🤔🤔
This is a final phase~(ウオオ〜!)
あんぱん食べたいです!「最高速 fall in love」
・最高速 fall in love(『モンスター娘のいる日常』オープニングテーマ)
備考:古のオタ芸「あんぱんスネーク」。自分自身そうでしたが、オタ芸初心者がYouTubeなどでサーチを掛けた時にだいたい最初らへんに行き着くのがこの動画だと思います。
いつかフル尺でライオンブレードまで回収するのが僕のささやかな夢です。
リズム天国完全再現!「ドキッ!こういうのが恋なの?」
・ドキッ!こういうのが恋なの?(ニンテンドーDS『リズム天国ゴールド』)
備考:一躍ネットニュースとなり、つんく♂Pに認知されるまでに至った野外アニクラにおけるリズム天国ゴールドの完全再現。この影響なのか定かではありませんが、駿河屋の音源が1万→2万円になってました。
野外アニクラ三銃士!おジャ魔女インドダンス
・おジャ魔女カーニバル!!(『おジャ魔女どれみ』オープニングテーマ)
備考:昨年の「アニメメメスペシャル」で爆誕した史風さん、モチくん、TAICHI君という3人のマッチョによる人呼んで「野外アニクラ三銃士」。ここ一年間の活動の末、各地のアニクラで専用のパフォーマンス枠やオタ芸講座の時間が設けられたり、挙げ句にはDJとユニットを組んで出演するなど勢いが留まるところを知りません。この3人はどこまで行ってしまうのか。
アニメにゲームが大好き!「繚乱!ビクトリーロード」
・繚乱!ビクトリーロード(『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』)
備考:混沌の坩堝と化していた「繚乱!ビクトリーロード」ですが、近頃はこちらも斜め揺れ一色に染まりつつあります。
この斜め揺れ文化を積極的にアニクラに持ち込んだのは「こうそく」さんというオタク。彼はどんなにアウェーな雰囲気でも自分の芸を張り続けた結果このムーブメントに行き着いたので、なんだかワンマン経営者の逸話みたいだな~と思いました。
住之江へようこそ!「SILVER SKY」
・SILVER SKY(『アイドリッシュセブン』Re:vale)
備考:超強い男性声優曲としてオタ芸界隈に浸透した「SILVER SKY」。「住之江」と呼ばれる古のオタ芸を復活させる契機にもなりました。
現在の「住之江」の伝承者である日野町長さんは前日に狙い撃ちのセトリで嬉しそうに刺されていました。
オタ芸、爆音、野外にて。
・雪、無音、窓辺にて。(『涼宮ハルヒの憂鬱』 長門有希)
備考:長門は俺の嫁。異論は認めない。この曲といえば思い出させるのは当時のメタルギア替え歌MADですが、現場で擦ってたら知らないオタクからドリンクを奢ってもらったことがあります。
ちなみに個人的に現場でよく拾う女性声優は田村ゆかり、相坂優歌、水瀬いのり、東山奈央、そしてこの茅原実里といった所。
腰を回せ~ 世界の真ん中で
・ライオン(『マクロスF』後期オープニングテーマ)
備考:出オチじゃねーか!
ご当地技「岐阜スネーク」
・oath sign(『Fate/Zero』第1期オープニングテーマ)
備考:アーティストのLiSAが岐阜出身であることから、ご当地スネークの一種である「岐阜スネーク」の課題曲。アニクラでよく流れるLiSAの曲にはよく「ゴリラスネーク」が宛てがわれているためにやや不遇な立ち位置ですが、この度ようやく現場で確認する機会を得られました。銀閣さん……普通にこれSAOとかの方が曲拾う機会多くないですか?(私信)
「名前のない怪物」列形成①
・名前のない怪物(『PSYCHO-PASS』エンディングテーマ)
備考:本日の怪物たち。まだまだ続きます。
ホグワーツMIX「ワガママMIROR HEART」
・ワガママMIROR HEART(『政宗くんのリベンジ』オープニングテーマ)
備考:イントロのホグワーツMIXで広く知られる大橋彩香のアンセム。
これが流行る以前は「ミョーホントゥスケ👏👏👏👏👏👏👏👏👏ワイパー×3 チャペアペ虎火ミョーホントゥスケ人造ファイヤファイボワイパー」もしくは「大橋彩香のMIX行くぞォ!清水彩香 齋藤彩香 橋爪紋香 千本木彩花 諏訪彩花 今村彩花 七瀬彩夏 下山田彩花 福原綾香 朝井彩加 お前が一番 大橋彩香!」というコールが主流でした。
μ's ミュージックスタート!
・Music S.T.A.R.T!!(『ラブライブ!』μ's)
・夏色えがおで1,2Jump!(『ラブライブ!』μ's)
備考:一世を風靡した元祖スクールアイドル「μ's」のシングル。その影響力は今もなお衰えていないのか、振りコピできるオタクがこんなにも。コスプレイベントと併設のアニクラでは毎回女性レイヤーが総出で踊っているのを未だに見かけるので、そちらではまさしく義務教育レベルで膾炙している模様。
特殊技:「ツインドライブ」
・Higher’s High(ナナヲアカリ)
備考:個人的にかっこいいオタ芸ランクで相当、上位に挙がる「ツインドライブ」。初出は2014〜2015年頃で意外と古い技ですが、この2年ほどで急速に復権してきたようです。
開発当時はわかりませんが、最近の課題曲では「Higher’s High」の他にAliAの「Impulse」などBPM190以上とツーステップのセットが前提となる事が多く、なかなか難易度と消費体力の多い技になってます。
蟹歩き耐久「ワンルームシュガーライフ」
・ワンルームシュガーライフ(『ハッピーシュガーライフ』OP)
備考:いつしか広まっていた野外アニクラでよく見るオタクの地獄蟹歩き。DJのアソビとして「OIDEMASE!!~極楽~」のイントロと同様、サビをループして長回しにされるパターンがあります。回によっては一般参加者の方からはたまに悲鳴が上がるほど終わっている光景です。
誰も彼もトリコにしていく君は完璧で究極のNIGHT OF FIRE
・アイドル(『推しの子』オープニングテーマ)→ガツガツ‼(『トリコ』オープニングテーマ)→アイドル→NIGHT OF FIRE
備考:各所でバズった「全く気付かないうちに○○になるシリーズ」の手動再現。「アイドル」自体はこの日だけでも数回流れていたのでただでは終わらないだろうとは思ったのですが。パラパラの順応が早い。
オタ芸リレー打ち「ナイト・オブ・ナイツ」
・ナイト・オブ・ナイツ(ビートまりお)
備考:1技ずつ交代で入れ替わる、いわゆるリレー打ち。東方アレンジ曲はやりやすいのかもしれない。
この動画の最後もそうですが、最近はオタ芸対面打ちの危険な割り込み行為が見かけられます。オタ芸の上手い・下手は関係なく人とぶつかったりすると非常に危険なので、せめてひと声かけるなど周囲に気を配りながら打つようにしましょう。
名前のない怪物 列形成②
備考:名前のない怪物たち。
アイタイアイアイアイアイ!もう一回!
・Love Destiny(『シスター・プリンセス』オープニングテーマ)
備考:「真っ白なキャンバス現場」発のオタクの奇行、意味不アイアイ。サビの5小節目から入るコールで、元セクシー女優の上原亜依が元ネタではあるらしい。ガンダムエピオンと同じ入りなので最近はやや食われ気味。
特殊技:「電波スネーク(あまね式)」
・Over The Future Feat. The CHILDREN(『絶対可憐チルドレン』)
備考:電波スネークといえばこの曲。地下芸の黎明期に開発された特殊スネークの走りでありながらバリバリの現役。伊賀スネークや滋賀スネークなどのご当地技にも派生していくので、ある意味では基本技と言えます。
ちなみにこの音源はオリジナルの可憐Girl'sではなく、本編の声優版。
ご当地技「奈良スネーク」
・ワイズマンのテーマ(『ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-』ED)
備考:アニレークのごんぐぃさん開発のご当地技「奈良スネーク」の課題曲。なんだかんだ野外勢は優しいので現場に現れた幼女先輩へのファンサも欠かしません。ただ、表現方法が全部オタ芸なだけです……。
特殊芸「いとうあさこスネーク改」
・アイのシナリオ(『まじっく快斗』オープニングテーマ)
備考:DAY1の「名前のない怪物」でも1列を担っていた、いとうあさこスネーク改。ごんぐぃさんが作る特殊芸はどれも何か共通して、彼自身の個性が如実に反映されている感じがします。
ご当地技「滋賀スネーク」
備考:ギャラリーのいる野外で映えるご当地スネーク第一位(自分調べ)の滋賀スネーク。他のご当地技が各地の名物を反映させた芸であるのに対して、この技だけは基本的に滋賀勢の身内ネタであるため、由来を人に説明しにくい事この上ありません。
リコリコモッシュ「花の塔」
・花の塔(『リコリスリコイル』エンディングテーマ)
備考:放送後しばらくして、どっかの野外から定着してきた「さかな~」「ちんあなご~」のサークルモッシュ。魚だけに、艦これ楽曲の魚雷スネークのサークルが派生してこの形になったと思われます。
史上最大のオタ芸曲!「ワルキューレがとまらない」
・ワルキューレがとまらない(『マクロスΔ』)
備考:アニクラで遭遇する楽曲の中では飛び抜けて打ち数の多い最大のオタ芸アンセムです。「きらわん」という静岡のイベントで確立されたこの打ち方は「きらわん打ち」と呼ばれ、現状ある限りの通常技が詰め込まれています。
今回はサビで終わったものの、オタ芸特化のイベントで流れる場合はラスサビに飛ぶことが多く、その際にはさらに「滋賀6連」と呼ばれる滋賀勢開発による特殊技6連打ちが追加されます。
もともと先述のようなリレー打ちの代表曲でもあり、オタ芸の合わせ動画で頻繁に投稿されていますが、最近は現地でもよく見るようになりました。
※使用したティッシュは全て持ち帰りました
・TERMINATED(『境界線上のホライゾン』1期オープニングテーマ)
備考:ティッシュのように〜(中略)全て放り投げた〜
たった一度あるかないかの空耳ネタを再現するためだけに、わざわざティッシュケース持ってくるオタクがいる。アニクラで小道具に頼るって覚悟は、それほどまでに重いんだ(そうか?)
背中合わせの二人
・UNISONIA(『バディ・コンプレックス』オープニングテーマ)
備考:背中合わせでの対面打ち。背面打ち? この曲と言えば古のオタ芸マンたちの間でリレー式のジョジョ立ちが流行っていたのを動画で見ましたが、あれもちょっとやってみたいかも。
不安定なガンダムエピオン
・不安定な神様(『うたわれるもの 偽りの仮面』1期オープニングテーマ)
備考:不安定なオタ芸というネタだったのが、ガンダムエピオンの着地で安定してしまった皮肉。僕自身もわりとこの技は本当にやりたくないんですが「声がでかいから」という理由で留め置かれています。誰か、助けろ。
子どもが真似してて泣いちゃった……。人として一番ダメだろこの姿。
この新刊が遅い!「black bullet」
・black bullet(『ブラック・バレット』オープニングテーマ)
備考:八 木 沼 悟 志
アニクラのオタ芸文化とは切っても切れないデジタルJ-POPこと八木沼サウンド。fripSideの現場はよく知らないのでレギュはわかりませんが、ライブの家虎は音止めて名指しで怒られるので本当にやめた方がいいらしい。
ちなみに知り合いの電〇編集に「ブラック・ブレットどうなってんの?」って聞いたら「俺にもわからん」って言われました。
全人類『サマータイムレンダ』を観ろ
・夏夢ノイジー(『サマータイムレンダ』2期オープニングテーマ)
備考:極めて局所的に、具体的には僕のタイムラインでだけ流行っているアニメ『サマータイムレンダ』のオープニング。本編を見た結果、第2期に入った途端にいきなり聞き慣れたオタ芸が流れてきて椅子ごと横転しました。志倉千代丸、2技が好きすぎる!
ところで、FODとDisney+はこの世のオタク誰ひとりとして加入してないのでアニメの独占配信はやめた方がいいと思います。
エ○ゲの曲みたいなアイマス
・瑠璃色金魚と花菖蒲(『アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ』)
備考:毎度どう聞いてもエ口ゲみたいですがアイマスの曲です。こんなにも駿河屋の4階で流れてそうなのに……。あ、オタ芸的には関東打ち(せきあずまだち)に適したBPMです。
野外アニクラ光害三銃士
・おジャ魔女どれみでBAN2(『も~っと!おジャ魔女どれみ』オープニングテーマ)
オタクの記念撮影「Tiktokスネーク」
備考:オタクの記念撮影……ってさっき書いたな? まぁいいや。こちらは本当に記念撮影で締める特殊なオタ芸「Tiktokスネーク」です。最近は後述する乙打ちもこれくらいわちゃわちゃして締めてる気がする。
キラキラ光る光害が 照らす場所をずっと進もう
備考:野外で流せばオタクの全力疾走を見られることでお馴染みの「DAYS of DASH」。極端な話、これを火口近くとかで流してもオタクは突っ込んでいくのでしょうか? 少なくとも道頓堀で流せば確実に数人飛び込むとは思いますが。
すっかり日が暮れて外も暗くなってきたので……
どうだ、明るくなつたろう
YOASOBI「オタ芸」
備考:もとのMADがBメロスタートなのでやや特殊な入れ方になります。
この曲を聞く度、始まるなりどんどんMIXやオタ芸に対するレギュレーションが厳しくなって、最終的にはこの曲のあさこすら禁止されたアレなイベントを思い出します……(遠い目)
アイマス最高!
備考:デレマス現場のアンコールといえばこの曲。極めて個人的な話ですが、最近は現場でも演者が思い思いに会場を回ってるファンサに気を取られて全然楽曲が入ってきてない(そういう環境音だと思ってます)ので久しぶりに新鮮な気持ちで曲を聴けました。
この日いちばん“輝いていた”人たち
・桜のあと (all quartets lead to the?)(『夜桜四重奏~ハナノウタ~』オープニングテーマ)
備考:表彰台じみてきた立ちリフト。普段から蛍光色で目立っているレモンニキが孔雀振り回してたら余計に眩しくてしょうがない。三銃士に並んで最前で輝きを放ち始めた期待のホープ、きっしー君も物理的に輝いてました。
アニメメメといえばこの曲!「有頂天人生」
備考:京都は多くのアニメ聖地としても知られており、『有頂天家族』もそんな作品の一つです。同じく京都を本拠地とするアニメメメのパーティーではその主題歌である「有頂天人生」がひとつのアンセムとして大切に扱われています。
森見登美彦作品はステレオタイプでない等身大の京都人の生活が描かれているので、個人的にもおすすめしたいところです。
「アニメメメスペシャル」エンディングテーマ
備考:「アニメメメスペシャル」恒例のエンディングテーマ。オタクも一般参加者も区別なく一つの輪になって、イベントを締めくくるのにふさわしい光景です。山切りカットとか斜め揺れとか僕には見えません。
乙打ち
・刀剣乱舞(刀剣男士 team三条 with加州清光)
・Starlog(『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』オープニングテーマ)
イベント終了後の締めくくりとして、オタクが自主的にその回に流れてよかったと思う曲でオタ芸を打って解散する「乙打ち」の文化でした。わちゃわちゃと捌けていくのがお遊戯会スタイル。
終わり
お疲れ様でした!
以上で、僕の「アニメメメスペシャル」もひと区切りです。
気付けばこれを以て、野外アニクラでオタ芸を打ち始め、それをレポートに記すという作業が一年も続いたことになります。月並みとはいえ、常人とは一線を画すレベルで三日坊主の自分にとってはまさしく驚異的な事です。インターネットの読者、現場で遊んでくれるオタクたち、そしてまだ見ぬ未来の野外勢の皆様に感謝を。これからもよろしくお願いします!
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