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日記:2024年3月31日 晴れ

・暑苦しいので昨夜は毛布を取り外して寝た。今シーズンもご苦労さまでした。また肌寒くなったらお呼びします。

・出かけ際に多少慌てていたのもあるが、暖かいを通り越してじんわりと汗ばむ気温だった。いや、暑くね?  もとより一日中動き回るイベントなので当然だが、よもやこれほど早くも冷房の世話になるとは思わなかった。

・本日は「ひめれん」に初参加。昨日とは打って変わって、室内でひたすらサンスネロマンスを極めていた。いつもと同じだろと思われるかもしれないが、実はひと口にアニクラと言っても性質は様々であり、その中のいち門派であるオタ芸イベントの間でも更に派閥……ないしは毛色の違いが多少なりともある。振りコピにツーステと基本的になんでもござれだった昨日の野外に対して、今回はどちらかと言えば、純粋に基本技であるサンダースネイク→ロマンスをメインに据えたオタ芸の練習会であった。主催とはしばらくご無沙汰していたが、とりあえず元気そうでなによりだった。

・スタジオは前面と側面が鏡張りになっているため、オタ芸のフォームチェックなどに用いられる。こうした練習会は東京ではわりと盛んに催されているようだが、京都・大阪方面で同様の企画は寡聞にして聞かない。仮にあったとしても夜通し行われることが多いため、今日のように日中に貸し切ってのイベントは滅多とない貴重な機会である。普段は兵庫県姫路市を拠点としているこの「ひめれん」であるが、今回は京都市内にて出張営業。個人的に自宅から姫路はかなり遠方に位置しており、赴くのがなかなか難しいと感じていたので大助かりだった。とはいえ流石に次あたりは向こうにも顔を出したいとは思うのだが、さて、どうなるやら。

・イベントの性質上、レポートとして纏めるのは難しいので細々とした感想に代えさせてもらう。(あくまでも個人的な出来事の振り返りなので、改善案の提示などといった意図はないと断っておく)

・まず、鏡を見て自分のオタ芸と向き合う機会は先述のような事情からほとんどなかったため、ひたすら新鮮だった。過去に二度ほど訪ねた「あにおん」のホールも鏡張りであるが、せっかくの遠征で対面打ちを優先したため、結局あまり省みるタイミングがなかったから、今回が実質的に初めてと言えるかもしれない。今までなんとなく動画を見て真似たり、イベント中ずっと上手い人の背後に張り付くなどして、誰に教わるともなく我流で修めてきたオタ芸だが、それでも二年近く続けているとギリギリ直視に堪える程度には改善されているのを感じて少しホッとした。少し前の自分が映り込んだ動画などを見ると全くひどい有様であるし、あくまでもそれと比較すればの話であるが。心做しかサンダースネイクの(私的に)いちばんの難所である八の字巻きも、今日に限ってはそこそこの出来に思えた。本当は誰かに教えを乞うのがいちばん良いのだろうが、義務教育時代の体育の成績が著しく低かった事を未だに引け目に感じているため、心理的な抵抗が否めない。

・芸の技量もそうだが、それに伴ってふだん関西方面のアニクラで拾う事はまず無いであろうエロゲや同人方面のオタ芸サウンドについても知見を深めるという意味でもいい機会だった。特に高まると「お前バッケモーーーーン!!」と言葉にならない叫びでDJブースに詰め寄るくぼっち君のセンサーには全幅の信頼を置いており、なんなら他の誰にも刺さらずとも、彼が奇声を発して床を転げ回ってさえいれば、それがバケモンオタ芸ソングである事は疑いの余地がないと言い切れる程だ。長野にまで遠征したオタクが帰り際に「くぼっちの声が聞きたい」という理由でわざわざ東京のイベントにまでハシゴするといった逸話も記憶に新しい。やっぱ音圧が違うんよな。俺も軽く鬱の時とかにこれ見て元気を貰っています。

・そんな彼とは本日、内田彩の「オレンジ」で念願の対戦が実現。ふだんは相手との力量差などを慮ってなかなか人に対面打ちを申し込むのも躊躇われるのだが、この曲に関してはくぼっち君のプレイリストをきっかけに出会い、大好きになった歌なので、どうしても一緒に3技でバケモン極めたかったのだ。おかげさまで大変気持ちよかったです。くぼっち君、対戦ありがとうございました!機会があったら今度は「モノクロームオーバードライブ」とかでよろしくお願いします。

・夕方5時頃に解散した後、クソアニメフリークなオタクとその場で話し込んでいたら陽が落ちていた。流れですぐ隣のお好み焼き屋で打ち上げ。京都在住であるが、お好み焼きやたこ焼きといったKONAMONは身近すぎてわざわざ外で食べに行く事がないので不思議な感じだった。そこそこ値が張るしね。西と東で大きく異なるアニクラのノリやバケモンソングの掘り下げなどを一頻り語っていた。一期一会のイベントも嫌いではないが、こうして同好の士と腰を据えて語り合う空間もなかなか悪いものではないな、と改めて思った。

・帰宅すると卓上には夕食時の余り物が置かれていた。奇しくもお好み焼きであった。ちっぽけな奇跡をこのようにしてすり減らしていく人生。

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