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【設定資料】反地球活動調査委員会

ホフマン事件を契機に地球人超能力者の脅威を唱えたジョゼフ・カミンスキー議員が、超能力者の摘発を目的として設置した委員会である。

 地球連合議会の一委員会ではあるが、調査・摘発のための機能担保として行政機関(軍・警察等)に協力を要請することができる。実際のところ地球人の大半が超能力者に深い脅威感を抱いているため、軍・警察のみならず一般市民レベルに至るまで委員会の活動には非常に協力的である。

摘発された超能力者は委員会まで連行され尋問されることになる。

尋問に際して自らが超能力者であることを認め、そして委員会側も当人が超能力者であると認定した場合は「国家に重大なる脅威を与える存在」として、当超能力者に対して脳手術を施し、辺境惑星の収容施設に終身監禁することになる。また超能力者であることを否定することは、偽証罪に問われ、結局のところは超能力者であると見なされ、この場合は自白するときよりも重い処置(死刑)が待ち受けている。

地球連合憲章では、すべての地球連合市民には基本的人権が存在することを規定してはいるが、反地球活動調査委員会の設置に先立ち連合市民の総投票によって「超能力者に対しては人権規定を適用除外する」ことが採択された。


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