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【キャラ紹介】ジュリエット・ルクレール

~ 彷徨える超能力者 ~

■ 氏 名: ジュリエット・ルクレール

■ 性 別: 男 性

■ 職 業: 軍 人

(階級:少尉 → 中尉 職種:機動歩兵)

■ 役職等: 

 ・ 第65機動歩兵隊(第2小隊長)
     ↓
 ・ 高等弁務官府(軍務局付)
     ↓
 ・ 高等弁務官府(軍事秘書)

■ 出 身: αケンタウリ星系

■ 性 格:

 どちらかといえば物静かで、その振る舞いは極めて自然体である。しかしながらその性格はミスティアル人との生活と、超能力会得のための厳しい試練を通じて形成されたもので、ミスティアル人と出会う前は自分勝手な面が非常に強かったといえる。だが超能力の恩師に言わせれば「まだまだ道を極めていない」とか。

 その特殊な能力(超能力)ゆえに言葉と心、そして行動が矛盾する同胞(地球人)を「病的な嘘つき」と見なし心底から毛嫌いしているため、同じ地球人と親睦を深める気がなく、他人の目には「つき合いが悪く、どちらかといえば冷たい人間」に思われることがしばしば。

 実際のところは信じるに値する者が現れることを待ち焦がれており、乾ききった心が癒されることを渇望しているのである。

■ Profile:

 ジュリエットには人工冬眠装置により時代を超越してしまった背景がある。

 地球連合とミスティアル間の第一次戦役にて動員された際にその出来事は発生した。

 機動歩兵による降下作戦をおこなうための宇宙輸送の際に、船団が敵の攻撃を受けたため、緊急避難処置としてコールドスリープ(人工冬眠)装置を使用し、長い年数を装置とともに宇宙空間を彷徨わざるえなかったのだ。

 漂流中のところをかつての敵方であったミスティアルに回収され、覚醒処置させられた彼は恐ろしく長い年数が経たことを知る。

「過去の人」になったいま地球社会に復帰することは悲劇を招くだけだというミスティアル人の忠告を聞き入れ、望郷の念を抱きつつも彼らの世界の住人として第2の人生を過ごす(これが超能力を修得するきっかけとなる)。

 しかし結局は望郷の念に耐えきれずミスティアルを飛び出して故郷に帰るものの、家族や親友、知人は既に他界しており、彼のことを知る者は誰も存在しなかった。

 が、悲しみはそれだけではなかった。他人の心を見通せる彼には、地球人が「病的な嘘つき」に見え、本来ならば自分と同じ種族である地球人に限りない不信感を抱き、「嘘つきに囲まれている」環境に心を病んでいく。そして「人の心を透視し、操ることは二度とおこなわない」という誓いをたてる(現実にはやむえない事情によってこの誓いは破られている。)

 地球連合のどこにも自分の居場所が存在しないことを悟った彼はミスティアルで一生を過ごすことを決意するが、時既に遅く、反地球活動調査委員会の設置とそれに伴う地球人超能力者への弾圧が開始され、ミスティアルとの国境宙域が封鎖されたことによって、連合のどこかに身を潜めなければいけない状況へと追い込まれた。

 記録の上では過去の人(つまり本来ならば存在しない人物)という地位を逆手にとり、かつて所属していた軍に潜り込み、比較的弾圧が緩やかであろう特殊な辺境惑星(ルーランス)へと逃亡する。

 いつの日かミスティアルに帰還することが夢であるが、極度に切羽詰まった状況になれば外交的には地球の領域でないラザフォードの外、もしくは結界の存在によって地球の追及がほぼ不可能なエルシオンへの逃亡も考えている。

顔画像(204×203)


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