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【設定資料】天界人

一般にリーヌ・エルシオンの魔法文明人は地球人のことを「天界人(てんかいびと)」と呼ぶ。

魔法文明人の宇宙に対する概念は神々とその下部、もしくは神々と同じ力を有しながらも神と敵対する者たちとその下部が存在する世界であると認識している。

リーヌ・エルシオンの住人にとって地球人は天界の彼方から訪れる「神に近い一族」であり、平均的な魔法文明人は畏怖の念で彼らを見ている。

ただしプリメシアの独立後においては地球人がラザフォードの外に姿を現すようになり、リーヌ・エルシオンを徘徊する地球人の挙動は魔法文明人の認識を変えつつある。

その端的な例はエルフと交わりたいがゆえに娼館に入り浸る地球人のだらしなさであり、住民のなかには「天界人も普通の人」というイメージとともに畏怖の念が軽蔑へと変わる者もいる。

しかしながら天界人が想像もつかない力を有していることは事実であり、この方面に関してはいまだ地球人の評判は落ちていない。


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