ELYZA, Inc.

ELYZA(イライザ)は東京大学・松尾研究室発のAIカンパニーです。大規模言語モデル(…

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ELYZA(イライザ)は東京大学・松尾研究室発のAIカンパニーです。大規模言語モデル(LLM)の社会実装に向け、企業との共同研究プロジェクトや独自のクラウドサービスの開発を行っています。https://elyza.ai/

マガジン

  • ELYZAの研究&社会実装

    ELYZAの研究成果や製品開発にまつわるエピソードをお届けします。技術ブログも併せてチェックください:https://zenn.dev/p/elyza

  • ELYZAの人・カルチャー

    ELYZAメンバーの「入社理由」「今の仕事」などをお届けします。ELYZAに集まる社員やインターン生の想い、挑戦が分かる内容になっています。

最近の記事

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700億パラメータの日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」を開発し、デモを公開しました

はじめにこの度 ELYZA は、新たに開発した700億パラメータの大規模言語モデル (LLM) である「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」のデモを公開しました。「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」は、前回までに引き続き、英語の言語能力に優れた Meta 社の「Llama 2」シリーズに日本語能力を拡張するプロジェクトの一環で得られた成果物です。 ELYZA が公開している日本語ベンチマーク ELYZA Tasks 100 を用いたブ

    • 【インタビュー】「科学の探求と社会実装の両立へ」サムさんにポスドクからMLエンジニア転身の理由を聞いてみた

      特任研究員(ポスドク)からAIカンパニーへ。日本、そして日本語に興味があったサムさんのこれまでの経歴を教えてください ELYZAでは「ELYZA Lab」チームに所属しながら、日本語 LLM の研究開発を推進しています。先日はその成果として「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」※を公開できました。 僕は大学時代からずっと NLP・LLM の研究をしていたわけではなく、アメリカのペンシルベニア大学で数学と物理学を専攻し、シカゴ大学で天体物理学の修士過程と博

      • 【インタビュー】「AIはインフラのような存在に」平穏を求める市川さんはなぜELYZAに飛び込んだか

        AI は医療と同じくらい、人々にとって欠かせない存在になる市川さんの経歴を簡単に教えてください。 2013年に外資系の製薬会社に入社し、営業やマーケティングを担当しました。それからコンサルティングファームに転職したり、大学院に通ったりした後、少しだけフリーランスとして活動していました。ELYZAとはそこで出会いましたね。 現在は経営企画として、今の会社にとって必要だと思うことを幅広く担っています。最近だと財務/会計管理やアライアンスに関わる業務全般ですね。全社会議の運営や

        • 『ELYZA Lab』は何を目指すのか。研究開発を担う Lab チームの想いとは?

          こんにちは、株式会社ELYZA CTOの垣内です!今回の記事では、改めてELYZAの研究開発チーム(ELYZA Lab)の活動や今後の展望についてご紹介します! ELYZA についてELYZAは「未踏の領域で、あたりまえを創る」をミッションとして日々活動をしています。先端技術を探索し、未踏の領域での社会実装を行うことで、次の「あたりまえ」になる革新的なプロダクトを生み出し続けることを目指しています。 先端技術は常に新たな体験を生み出し、世界に革新をもたらしてきました。エン

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        700億パラメータの日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」を開発し、デモを公開しました

        • 【インタビュー】「科学の探求と社会実装の両立へ」サムさんにポスドクからMLエンジニア転身の理由を聞いてみた

        • 【インタビュー】「AIはインフラのような存在に」平穏を求める市川さんはなぜELYZAに飛び込んだか

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        記事

          【社会実装】明治安田生命様のコミュニケーションセンターに、ELYZAの生成AIサービスが導入されます

          明治安田生命保険相互会社(以下明治安田生命)が運営するコミュニケーションセンターに対して、お客さま応対メモの作成業務を自動化するELYZAの生成AIサービスが導入され、実業務で利用開始されます。個人情報等の機微情報を含む業務への生成AIの実導入を意思決定した事例は、保険業種としては希少です。ぜひご一読ください。 サマリー明治安田生命のコミュニケーションセンターでELYZAの生成AIサービスが実業務に導入 応対メモ作成業務の時間を約30%削減しつつ、表現の統一化にも寄与する

          【社会実装】明治安田生命様のコミュニケーションセンターに、ELYZAの生成AIサービスが導入されます

          130億パラメータの「Llama 2」をベースとした日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」を公開しました(商用利用可)

          本記事のサマリーELYZA は「Llama 2 13B」をベースとした商用利用可能な日本語LLMである「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」シリーズを一般公開しました。前回公開の 7B シリーズからベースモデルおよび学習データの大規模化を図ることで、既存のオープンな日本語LLMの中で最高性能、GPT-3.5 (text-davinci-003) も上回る性能となりました。また、推論の高速化を実現したチャット型デモを併せて公開しています。 はじめにこんにちは

          130億パラメータの「Llama 2」をベースとした日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」を公開しました(商用利用可)

          【社会実装】SmartNews様の新サービスにELYZAの生成AI技術が採用されました

          スマートニュース株式会社様(以下、スマートニュース)が開始した新サービス「SmartNews+」の記事要約機能「AIサマリー」に、ELYZAの生成AI技術が採用されました。要約品質を担保しながら、短期間でのサービスインを実現した伴走支援事例になります。ぜひご一読ください。 サマリースマートニュースの新サービス内の記事要約機能にELYZAが技術提供 メディアパートナー・ユーザー双方に配慮し、要約品質にこだわる 伴走型の技術提供であり、企画〜実装までのスピードと継続的なサポ

          【社会実装】SmartNews様の新サービスにELYZAの生成AI技術が採用されました

          【お客様の声】ビジョンと達成感を共有できた。AI導入に向けたJR西日本グループとELYZAの"協働"とは

          2023年9月6日、JR西日本カスタマーリレーションズ(以下、JWCR)様へ事例インタビューを実施しました。本記事は事例記事には取り上げきれなかった、両者のプロジェクト担当者の声を紹介します。言語生成AIの導入に至るまでにどのようなやり取りや工夫があったのか、ぜひご一読ください。 JRのコンタクトセンターならではの難しさにチームワークで挑む皆さまのお仕事内容について教えてください。 岡山様:第1オペレーション事業部の「コンタクトグループ」で、お電話の問い合わせを受けるチー

          【お客様の声】ビジョンと達成感を共有できた。AI導入に向けたJR西日本グループとELYZAの"協働"とは

          コード生成・補完に特化した日本語LLM「ELYZA-japanese-CodeLlama-7b」を公開しました(商用利用可)

          はじめにこんにちは、ELYZAの堀江、 中村、 佐々木、 平川です。今回、Meta社が開発し公開しているCode Llamaに対し日本語の追加事前学習を行った以下のモデルを公開することとなりました。 今回公開する `ELYZA-japanese-CodeLlama-7b` は、我々が用いた日本語の追加事前学習の一連のメソッドが、Llama2以外のものでも汎用的に適用可能であるかを実験したものの一部で、元々のモデルが持つ能力を保持したまま日本語の能力を獲得できることを示す一

          コード生成・補完に特化した日本語LLM「ELYZA-japanese-CodeLlama-7b」を公開しました(商用利用可)

          【社会実装】東京海上日動様のコンタクトセンター業務(事故対応)におけるELYZAの言語生成AIの実証実験成果がでました

          東京海上日動火災保険株式会社様(以下、東京海上日動)と協働で実施していた言語生成AI活用の実証実験の結果、お客様への応対文面の作成業務において約50%の省力化に成功しました。高い精度・品質が求められる「お客様応対業務」において、省力化だけでなく、応対品質の均質化・向上にも寄与する結果となりました。ぜひご一読ください。 サマリー高い精度と品質が求められる「お客様応対業務」で実証実験を実施 お客様への応対文面の作成業務において約50%の省力化に成功 加えて、オペレーターの応

          【社会実装】東京海上日動様のコンタクトセンター業務(事故対応)におけるELYZAの言語生成AIの実証実験成果がでました

          【インタビュー】「楽しくなくちゃ続かない」臼井さんにプロダクト開発の流儀を聞いてみた

          人と人との相互作用。その構造を最適化したい臼井さんの経歴を簡単に教えてください。 大学では、学部から博士課程、特任助教まで、社会がつくるネットワーク構造の研究に取り組んでいました。その後、Sansan株式会社でデータサイエンティストとしてSaaSプロダクトに関わるという経験を経て、現在はELYZAで自社プロダクトの開発を担当しています。 どのような分野を研究していたのですか? 計算社会科学と呼ばれる分野で、複雑ネットワークのメカニズムを解き明かそうと、ソーシャルメディア

          【インタビュー】「楽しくなくちゃ続かない」臼井さんにプロダクト開発の流儀を聞いてみた

          【インタビュー】「全てはパズルを解くように」問題解決を楽しむSWエンジニア高橋さんのルーツとは?

          自ら手を動かして、問題解決に向き合いたかった高橋さんの経歴を簡単に教えてください。 大学時代は画像処理や信号処理を扱う研究室で、画像を鮮明にするためのプログラム構築や、機械学習を用いた電子顕微鏡画像の種類識別などに取り組んでいました。 そこで何かをつくることが楽しいなと感じて、ハードからソフトまで幅広くものづくりに関わることができる就職先を選びました。ELYZAに参画してからは、ソフトウェアエンジニアとしてフロントエンドからバックエンドまで、ELYZAが提供するあらゆるサ

          【インタビュー】「全てはパズルを解くように」問題解決を楽しむSWエンジニア高橋さんのルーツとは?

          【インタビュー】「LLMはまだ夜明け前」MLエンジニア森田さんの価値へのこだわりを聞いてみた

          ChatGPTの登場でジレンマのひとつが解消された現在のお仕事内容について教えてください。 弊社のML(AI)エンジニアは、研究開発を主にするメンバーと、クライアントワークを主にするメンバーに分かれていて、私は後者に属しています。 お客様の課題に合わせて、モデルの開発やチューニングをすることもあれば、GPTの性能を引き出すためのモジュールを組んだりプロンプトを開発したりすることもあります。より具体的な仕事の内容は、NLPの技術進化、ELYZA組織の進化と共に、常に変遷して

          【インタビュー】「LLMはまだ夜明け前」MLエンジニア森田さんの価値へのこだわりを聞いてみた

          【インタビュー】「社会の技術進化に貢献したい」MLエンジニア佐々木さんの探究心の根っこを聞いてみた

          関心はずっと、情報伝達とその最適化佐々木さんの経歴を簡単に教えてください。 東北大学で学部から博士課程にかけて約6年間、自然言語処理(NLP)を学びました。2018年にデータサイエンティストとしてリクルートに入社し、レコメンドエンジンの開発やデータ分析基盤づくりをしていました。ELYZAに来てからはお客様との共同研究プロジェクトを推進したり、現在は主にLab部門で自社研究開発を担当しています。 自然言語処理を研究してきた理由は何ですか? 昔から言葉遊びが好きでしたし、テ

          【インタビュー】「社会の技術進化に貢献したい」MLエンジニア佐々木さんの探究心の根っこを聞いてみた

          【教えて野口さん(後編)】日本企業のLLM活用動向とELYZAへの期待とは?

          「前編」では野口さんが新著『ChatGPT時代の文系AI人材になる』に込めた想いを聞きました。「後編」では大企業のLLM活用の現状や今後について聞いていきます。 企業のテーマは明確に”DXの次”に突入した野口さんは大手企業のDX/AI推進や人材育成を支援してこられました。主な取り組みや経緯について教えてください。 現在はELYZAの取締役CMOとして、ELYZAの社会認知を高める活動や、顧客企業との関係深化にコミットしています。並行して、主に事業会社さまのAI活用推進や人

          【教えて野口さん(後編)】日本企業のLLM活用動向とELYZAへの期待とは?

          【教えて野口さん(前編)】新著『ChatGPT時代の文系AI人材になる』に込められた想いとは?

          経営者や企画人材に必要なスキルが大きく変わる新著『ChatGPT時代の文系AI人材になる』はどのような内容ですか? GPT時代のAIの基礎やプロンプト術、またAIのマネジメントやケーススタディを体系的にまとめた、非常に実用的な内容になっていると思います。前作『文系AI人材になる: 統計・プログラム知識は不要』の骨格は維持しつつ、内容はChatGPTなどの新しい技術に合わせてガラリと更新しています。 具体的には、AIの基本的な用語や仕組みを理解し、事例を知ることで、より多く

          【教えて野口さん(前編)】新著『ChatGPT時代の文系AI人材になる』に込められた想いとは?