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「対面VS声だけ:どちらが感情をよく伝えるか?」


はじめに

今日は、ノンバーバルコミュニケーションや声だけのコミュニケーションについて、ちょっと変わった視点で話してみましょう。コロナ禍が落ち着き、在宅勤務(WFH)が減ってきて、私たちのコミュニケーション方法にも変化が現れています。面白い変化ですよね。このブログでは、そんな現代のコミュニケーションの面白さや複雑さを、楽しい内容で掘り下げていきます。

ノンバーバルコミュニケーションの種類

さて、ノンバーバルコミュニケーションの世界へようこそ!ここでは、言葉以外で伝える「あれやこれや」を探検してみましょう。

  1. 身体言語(ボディランゲージ):これは、会議中にうっかり眠そうな顔をしてしまうことから、デートでの緊張を隠せない足のもじもじまで、体の動きによるコミュニケーションです。

  2. 視覚的要素:あなたの服装やアクセサリーが、あなたについて何を語っているか知っていますか?スーツでビシッと決める日もあれば、パジャマでリラックスする日も。見た目は千の言葉に値する、かもしれません。

  3. 触覚:コロナ禍で握手やハグは減りましたが、人との距離感を示すのに触覚は重要です。オンラインでは難しいですが、心でハグはできますよ。

  4. 空間の利用(プロキシミクス):同僚があなたのデスクに近づいてきたらどう感じますか?距離感は、関係性の深さを表す大事な要素です。

  5. パラランゲージ:電話での「あー…」や「えっと…」。声のトーンや一時の沈黙が、言葉以上に多くを語ることがあります。

声だけのコミュニケーションの有効性

「声だけで伝える」と聞いて、最初に思い浮かぶのは電話かもしれませんね。でも、実はこれがコミュニケーションの奥深い世界への入口なんです。

  1. 感情の把握:研究によると、声だけの方が感情を正確に把握しやすいとか。つまり、電話での「あなたの声、今日は元気ないね」という観察が、意外と的を射ているわけです。

  2. 表情の欠如:ビデオ通話のように顔が見えないと、笑顔やしかめっ面が伝わらず、声のトーンがより重要に。言葉選びも大事ですが、どう話すかがキーポイント。

  3. 集中力の向上:ビジュアル情報がない分、声に集中できるので、相手の言葉により深く耳を傾けられるかもしれません。

  4. ミスリードの減少:身振り手振りで感情をごまかすのは難しいですが、声ではそれがさらに難しい。つまり、声だけだと、より本音が伝わる可能性が。

声だけ対面コミュニケーションの比較研究

コミュニケーションの効果に関する研究は、声だけと対面のコミュニケーションを比較することで、私たちがどのように感情を理解し、共感するかについての深い洞察を提供します。

医療面談と遠隔診療の比較:コロナウイルス感染症のパンデミックがテレメディシンを主流に押し上げたことを背景に、医療面談と遠隔診療のコミュニケーションを比較した研究があります。この研究は、25,348件の記録から22の研究を選び出し、医療の様々な専門分野でのコミュニケーション行動を分析しました。結果として、対面診療と遠隔診療のコミュニケーション品質に一貫した違いは見られなかったものの、プライマリーケアの場面では対面診療が優位に立つことが示されました​​。

声だけのコミュニケーションと共感の精度:別の研究では、声だけのコミュニケーションが共感の精度を高めることが示されています。この研究は、1,772人の参加者を対象に5つの実験を行い、声だけのコミュニケーションが、視覚のみや複数の感覚を用いたコミュニケーションに比べて、相手の感情を理解する際の共感の精度が高いことを発見しました。特に、言語や副言語の声の手がかりに集中することで、共感の精度が向上することが示されています​​。

これらの研究は、コミュニケーションの形態が感情の伝達や共感のプロセスにどのように影響するかを示しており、対面と声だけのコミュニケーションの違いが、特定の状況やコンテキストにおいて重要な意味を持つことを示唆しています。

まとめ

今回のブログで、私たちはノンバーバルコミュニケーションの奥深さと、声だけのコミュニケーションの意外な力について旅をしました。WFHでのペットのカメオ出演から、電話での感情読み取りのマジックまで、コミュニケーションの形は変われど、その重要性は変わらず、人間関係の核心を突いています。結局のところ、私たちがどのように伝えるかは、私たちが誰であるかを示します。


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