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第1話:社長からの無茶振り

「無茶振り」

社会人1年目春

何もできない、知らない私にふりかかったのは社長からの無茶振り

社長:「プログラミング教室をやるから。
    Scratchを使って小学生にわかるように教材作ろう。」

私 :(プログラミング?Scratch?教材?小学生?全ての言葉が頭に入って 
    こない。そして大量の書籍。

社長:「とりあえず、これ読んで、Scratchやってみて」
    と言い社長は去っていった。
私 :(は・・・?)

そんなこと言われても・・・と思いながらも
私は頑張ってScratchができるように・・・

なんてことはなく

私はひどく焦っていた。

それは・・・私とプログラミングの間にはとある過去があったからである。
〜遡ること大学生時代〜

希望に溢れる春、私は、文系大学へ進学。
好きな授業をとって好きなことを学ぶ大学。
高校時代嫌いだった数学ともおさらばできる・・・
 
ここで初めて奴と出会う(今思い出しても嫌だな)
必修科目に「プログラミング」の文字。

どんな授業かわからないが、大学1年生爽やかな春、
いざ、プログラミングの授業に。

さっっっぱりわからない。なんで?授業は真面目に聞いていた。
なのに、何を言っているのかさっぱりわからない。
あまりにもわからないので、家に帰って復習。
プログラミング初心者のサイトや本も見た。授業のレジュメも見直した。
先生にも聞いた。プログラマーであった父に教えてもらったりもした。

さっっっぱりわからない。ここまで、理解できないものは初めてだった。
まず、プログラミングが何かも、今何をしているのかも分からなかった。
近づくテスト、泣きながら勉強、
悲しいかな、再履修の文字。
(悲しいかなどころではない)

その後、死に物狂いで意味不明のまま、単位だけなんとか取得。

本当に向いていない。そう思った。
単位取得の文字を見た瞬間、
「お前の顔なんかもう2度と見たくない!」と吐き捨てて逃げてきた。

・・・はずの奴がまた私の前いる。(今ここ)

長く説明してしまったが、そんな理由で、
突如舞い戻ってきたプログラミングという言葉にひどく焦っていたのだ。
というか、むかついていた。
こんな意味不明な奴大嫌いなのに!!!!と心の中で罵倒していた。
 
そんな私がまたプログラミングと“仕方なく“向き合い始める・・・?
ことになってしまった。

どうする私!?
第2話につづく・・・


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