第6話:私は何がしたい?
「私は何がしたい?」
ついに、ゲームができた!
ほくほく顔で社長に見せにいく。
私 :「あの、ゲームが作れました!」
社長:「ふ〜ん、いいんじゃない?」
私 :(もう、私のScratchは白い画面のScratchではないのだよ・・ふっ)
社長:「おお、ちゃんと動いて遊べるんだね。」
私 :「ゲームが作れる動画を(大いに)参考にしましたケド・・」
社長:「まあ、何事も初めはマネから入ることはとても大事だよ。
ちなみに、このゲームはどういう仕組みなのか説明してくれる?
ゲームみただけだと内容わかんないからサ、教えて〜」
私 :「仕組み・・・説明・・・」
社長:「えーと、どんなことを考えて作ったの?」
私 :「考えて・・・」
何を考えて作ったんだろう。
一生懸命プログラムを組んだつもりでいたけど、
一生懸命ブロックを貼り付けただけだ。
私 :「・・・一生懸命ブロックを無心で貼り付けただけでした!!!!」
社長:「ブロックをつけるだけなら誰でもできるよね〜。確かに見た目として、ゲームらしいものは作れたかもしれないけどさ。
それこそ、“ブロックを貼り付ける”という作業通りに自分自身が動かされてるようじゃプログラミングをしたことにはならないね。」
私 :(・・・・・・・・大ダメージすぎる)
社長:「今回は、真似して作ったかもしれないけど、本当はどんなゲームを作ってみたいの?一旦プログラムの内容は分からなくてもいいや。こんなゲーム作りたい!みたいな。」
私 :「どんな・・・」
どんなゲーム?作りたいゲーム・・・好きなゲーム?
作れそうなゲーム?遊びたいゲーム?
何だろう・・・
・・・私、自分が何をしたいか分からないかも。
作りたいゲームだけじゃない。将来何したい?今何やりたい?何を仕事にしたい?何して遊ぶ?何食べたい?・・・
なにもないかもしれない。
第7話につづく・・・
【前回のお話】
ドタバタ奮闘記第5話はこちら▼
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