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『好きです!付き合ってください』?そんなものは期待するな@国際恋愛


日本人的な告白の儀式 『ずっと前から好きでした』 『付き合ってください!』

 こういう形式的なものは海外にはありません。

もちろん告白に似たようなケースもありますが、あくまで私の経験を元にシェアします(※すべての国際恋愛がこうではありません)

気がついたらよく遊んでて、気がついたら手とか繋いじゃって、気がついたらキッスしちゃって 気がついたら、、、 みたいな感じです。(※順不同) 

私は日本人以外と交際したのは今の彼1人だけなので、彼との交際経験しかありませんが他のワーホリ勢を見ていてもそんな感じでした。

日本人には理解しがたい『Dating (デーティング)』

ハートと夕日

日本人にわかりやすく言うと、海外には
【友達以上恋人未満の状態で恋人がするようなこともするお試し期間(=デーティング)】
が存在します。

期間は人によって異なり、0日の人もいれば1年くらいデーティングする人たちもいます。
きちんとした定義がないのが特徴です。
アメリカ人の友人男女ともに数名聞いてみましたが、本人たちもこんな感じの認識でした。

このデーティング中は、はっきりと彼女・彼氏と言及しない場合が多いので人によってはこの曖昧な状態がストレスになります。

ちなみに私の彼いわく、ニューヨークはその中でも特殊なrelationshipが多いようです。

女性も男性も自立している人が多いので、短期間で1人を決めて真剣に交際するというのはなかなか少数派だとかなんとか。(あくまで彼の意見です)   
韓国や中国、その他アジア諸国ではどんな感じなのか気になるところですね。(経験者さん教えてください)

さて、欧米諸国の彼ら彼女らの感覚では、
『付き合う前に色々試してから彼女・彼氏になるか決める』らしいです。

『そういうものは付き合ってからちょっとずつドキドキきゅんきゅんしながらクリアしていくもんじゃんか!???』

という私のツッコミに対して

『付き合ってから相性悪いのがわかったらどうするの?』と言う回答。
   
う~~~ん、、それは、、まぁ、、一理あるけどぉ、、そん時はそん時じゃんかぁ(ゴニョゴニョ)、、、

しかもコレ、デーティング中は公式なカップルというわけではないので複数人同時にデーティングしてもイイわけです。

ニューヨークの友人(女性)は本命に猛アタックしながらも、バーで出会ったいい感じのメンズとワンナイトしてました。わっかんね~~~。

ちなみに相性がうんぬんって言いますけど、やりたくないことはもちろん断って大丈夫です。
むしろ相手が嫌がってるのにそれをやると通報されることもあるので気を付けましょう。

共通の友人などに、girl friend/boyfriendと紹介されるようになったり、Would you be my gf/bf?と聞かれたら正式なカップルになったと思っていいでしょう。

私と彼は正式なカップルとなってから4年半たちますが、未だにデーティングネタで盛り上がります。

こんなことで悩むぞデーティング

悲しい女の子

このデーティングという便利な(?)システム、なんとなく雰囲気だけでも伝わったでしょうか。

日本人にとっては聞き慣れない”デーティング“。

デーティング中はI like you とか、my babyとか、まるで恋人のように接してきます。
けれどもgirlfriend/boyfriendとは呼んでくれない。

これ、しぬほどモヤモヤします。

彼や彼女の友人に紹介されるときは、my friendとして紹介されます。
人によってはWe are just dating (デーティング中なんだ)と言っていたりもします。

なのに街中でもキスしたり手繋いだりは当たり前にするので、

『私たちは一体どういう関係なんだ・・・?』

と悩むことになります。

人によってはこのモヤモヤ期間を何ヶ月も経験しします。

先に述べた私の友人(本命がいながらワンナイトした人)は本命と1年近くデーティングしてました。
彼女と会う度に、『彼は私のことどう思っているんだろう・・・』と泣きながら相談される私と彼。

日本人の私からしたらそんな曖昧で不誠実な奴さっさと諦めて次いきな!って感じなんですけど、彼女も何人か掛け持ち(?)してるのでもはや毎回真顔で聞き流していました。

そんな彼女、本命とは見事に正式なカップルとなり、3年たった今はなんと結婚して元気な男の子を設けました。

アメリカ人ですらデーティングって難しいよねって言ってるくらいなので日本人に理解できるわけないと思ってます。


デーティングのモヤモヤはこれで解決?

鍵の画像

じゃあどうやってモヤモヤを解決するのか?
私なりの答えはこうです。

・文化の違いを説明した上で、自分がどう感じているのか素直に伝える
・相手の意見も聞いた上で、デーティングを今後も受け入れるのか考える


国際恋愛に限ったことではないと思いますが

相手の考え方を認めて受け入れるということが大事です。 

もちろんこちらの主張も伝えることが大事。
じゃないと我慢し続けることになってしまうしそれはフェアじゃないです。

例えば会ってもエッチばっかり求められているんだったら、それは本当のデーティングじゃないかもしれない。ただの遊びかもしれないです。(身体の相性は大事という意見には大いに賛成です)

それでも相手が好きなら、会い続けてもいいと思いますがその関係性を明らかにしないまま続けていたら最終的に自分が傷つくだけじゃないかなと思います。

また、デーティング中は複数と交際してもいいと書きましたが、相手がもし複数と交際している人で、あなたがそれが嫌であればそれも伝えるべきです。

デーティングという曖昧なものだからこそ自分の意見ははっきり伝えるべきです。


(おまけ)筆者の場合


私ははっきりしない曖昧な関係がとても嫌いです。
なので彼とのデーティングは2ヶ月だけでした。
といってもワーホリをしていた当時でトロントとNYの遠距離だったので会った回数は3回だけ。

いろいろあって彼とは初対面ではなく再会という形だったのでお互い何となくどんな人物なのかはわかっていました。
再会した夜から友人以上になったので()再会してすぐデーティング開始です。

トロントに帰ってきた翌日から、彼のメッセージと電話の嵐・・・『How is my baby?』『You are so beautiful』『Send me your selfie』etc etc...

例のごとく、彼の友人に紹介されても“彼女”とは言ってくれず、ずっとモヤモヤしていました。

エッチしかしない関係ならまた別(?)だけど、なんかそれとはまたちょっと違う。なんか恋人っぽい。よくわかんない。。。

なので、上で挙げた通り自分の気持ちを正直に伝え続けました。

『この関係は私にとって理解し難く、あまり好きじゃない。』という気持ちを伝え続けました。

 この時の私の態度から、私の考えや人柄を理解してくれるようになりました。

そして、3回目のデートの時に、
『Am I your girlfriend?(私はあなたの彼女なの?)』と聞いてやっと
『You are my girlfriend!(彼女だよ!)』と答えてくれました。

この時曖昧にされていたら2度と会うつもりはありませんでした。

大事なのは、自分の気持ちを伝えること!
こうしてやっと、公式にカップルとなったのでした。
(この後友人や店員さんにもgirlfriendと言うようになった。)


さて、ここまでで読んでいただいた方は、海外の恋愛事情についてなんとなくイメージできたのではないでしょうか?

皆さんが外国人と恋愛するときに参考になれば幸いです。


読んでいただきありがとうございました!

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