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医療者が伝えたい!スーパーでの買い物商品からウィルスを家庭内に持ち込まない方法


こんにちは。保健サポーターのellieです。

全国規模での緊急事態宣言の延長が発表され、またもう一か月か。。。と、気を落とされた方が多くいらっしゃるかと思います。

隠すことなく、私もその一人です。

全国で最も感染者数の多い地域に居住している私としては、すれ違う人、全員がウィルス保菌者に見えてきて、また、そんな中で生活する私自身がその可能性があると強く感じているので、友人とも、家族とも会えない(会わない)日々を、もう一か月過ごすのかと思うと、ゴールデンウィーク真っただ中にも関わらず、鬱々としてきます。

ましてや、幼稚園や保育園が登園自粛になり、育児と在宅ワークのダブルタスクを、毎日のように背負わされているママさんワーカー、パパさんワーカーの方々は、なお一層のこと、憂鬱感を感じられる一日になったのではないかと、お察しいたします。

さて、先日小池都知事が記者会見でお伝えしたように、東京都では、スーパーでの食料品等の買い物は、3蜜を避けるために、原則

・一人で

・短時間で

・3日に一度

に、とどめるようにと御触れを出しました。

地方にお住いの方々にとっては、車のある生活において、それはそんなに難しいことではないかと思いますが、(私も地方住まいの時はそうでした。)都内では、基本、徒歩移動。

一人で3日分の食材を買い込まなければいけないかと思うと、結構な重労働ですよね。そんなお触れが出てから、最近では、スーパーの前で、お子さんたちと、パートナーの買い物待ちをされる男性陣たちの姿を、多く見かけるようになり、それはそれで密になって、且つ、新規買い物客の通行の妨げにもなり、ほほえましいのか、シュールなのか、よくわからない世になってきたな、と感じております。


さて、本題に戻りまして、みなさまスーパーで買い物した商品を、ご自宅にもって帰ってきてどうされていらっしゃいますか。

もちろん、外出から帰ってご自身の手や口は、手洗い・うがいをされていることと思いますが、スーパーで購入した食材はどのようにされていらっしゃるでしょうか。

4月初旬に、新型コロナウィルスの環境中での表在生存期間について、下記のように報告されております。

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朝日新聞4月11日掲載:コロナウィルス、感染力を保つ長さは?空気中は3時間より引用)

スーパーで販売されている生鮮食材の多くは、プラスチックのカバーがされ、個包装されていますね。

万が一、無症状感染者のウィルス保菌者が、その袋に振れたり、又は、その商品の近くで激しく咳き込むなどして、空気中にウィルスを拡散させたりしていた場合、そのプラスチック袋には、新型コロナウィルスが付着している可能性があり、その生存期間は2~3日と考えられます。また、今回の新型コロナウィルスは温度の低い場所での生存期間はさらに長いことが明らかになっており、そのまま冷凍庫へ入れても、死滅することはありません。(逆に高い温度に弱いようなので、加熱調理する場合は、それほど気にすることはないかと思います。)


そこで、本日お伝えしたいのは、医療者が手術やカテーテル処置などを行う際に実施する滅菌操作を基にした、スーパーの購入商品からウィルスを家に持ち込まない方法を、米国の総合診療医の先生がお伝えしている感染予防方法をご紹介したいと思います。

全てをそのまま実行しようと思うと、気が滅入りそうにもなりますが、どこが、汚れていて、どこはきれいなのか、を意識するだけで、買ってきた商品を安心してご使用いただけるかと思います。

私は、スーパーで購入した商品を取り急ぎ、すべて、アルコール消毒液を浸した、キッチンペーパーで丁寧に拭き、その流れで、携帯電話(ウィルスに限らず、日用品の中で最も多くの不清潔なもののひとつです。)、帰ってきた際に振れた、ドアノブや電気のスイッチなどを全て一通り、拭くようにしています。

そうすることで、スーパーから購入してきた商品も、家の中も清潔になり、うっかり電気のスイッチに振れた後に、目をこするなどして、粘膜からウィルス感染してしまう!なんてことを防げればいいな、と思っております。

現実的には、日々感染者数が減ってきているので、そこまで神経質になる必要なないのかもしれませんが、あと一か月、医療者の清潔操作を基にした、徹底的なウィルス感染予防策に沿って、自分自身も含め、大切な方々への感染を防ぎ、快適な日常が戻ることを願って、ご紹介させていただきました。

あと一か月!頑張っていきましょう!

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