体重を計ることをやめてみた


わたしは2021年3月から旅行の時などのイレギュラーな日以外は毎日朝起きてトイレを済ました後に体重を計っていた。
1年半以上続けたので、これはもう習慣化したと言っていいと思う。
実際に1年半前と比べて10㎏以上体重は落ちたし、結果的に体重を落とすという目標に対してこの方法は成功したと言っていいと思う。
(もちろん同時に食事や運動もしているけど・・)
目標が達成されたということはこの1年半で習慣化した方法は全てが「正解」としてわたしの脳が認識している。
その「正解」の方法を手放せば「体重を落とすという目標が失敗に終わる」=「体重が増える」と、思案する時間も取らず無意識的にそして安直に答えを導き出しわたしはその習慣を手放さずにいた。


カロリー計算を手放した1週間の結果が今のわたしにとっては満足のいく結果だったので、ふと体重を計るのもやめてみよう、と思いついて早速やってみた。
まず毎朝体重を計るときは裸で計っていたので、この季節寒くなくて助かる(笑)
そしてこの1週間の結果を先にいうと、体重は400gほど減っていた。
52kg台でキープしたいと思っていたけど53~54㎏台で定着していた体重が、52kg台になっていた。
これは体脂肪が減ったわけではなくて便秘が改善した効果が大きいと思うけど、わたしにとっては目から鱗が落ちる結果だった。
というのも、この1週間の間にホテルのビュッフェで普段食べないような揚げ物、スイーツなども食べたし、その後居酒屋でこれ以上飲めない、というほどしこたま飲んだ。
また別の日にはスタバのギフトカードの期限が迫っていたのでキャラメルフラペチーノをベンティサイズで頼み(それでも700円のチケットは使いきれてなかった)、チョコレートの入ったスコーンも食べたからだ(笑)
7日間のうち2日もイレギュラーな過ごし方をした。
でも体重は増えるどころか減っていた。
この結果をうけて、やっとわたしは色々思案する時間をとってみた。


体重を計っていた時のわたしの思考回路はこれだ。
①体重が増えているとどうにかして減らそうと食事を気を付け、運動を増やす
②体重が減ってると嬉しくてそれをキープしたくて食事量を減らす


①はともかく、②は必要以上に食べる量を減らすことは代謝が悪くなったり、その少ない食事を続けると空腹を感じたり制限された感じるので、ストレスが溜まり長い目でみると過食行動につながる要因になることもあった。
体重は毎日安定するものではないし、女性ならばなおさらホルモンの関係で1kgくらい変動することもザラにある。
わかっちゃいても、体重コンプレックスをもってる身としてはその1kg程度の変動で、日常がぶれ、食事量がぶれ、メンタルもぶれる。(笑)


体重が順調に減ってる期間や、大幅に体重を落としたい時には体重計に乗ることは大多数の人にいい影響がある、とわたしはいまでも思っている。
実際にわたしも体重を落としたい時期は、体重計の数字にモチベーションをもらっていた。
いまは落とした体重をキープする時期なので、この1年半の生活で築き上げた食事と運動の基盤を守りつつ、日常生活も楽しんでいく、もしくはそのバランスを探していくという目標に変わったのに、方法は体重を落としたい時のまま変えなかったため、少しずつ少しずつストレスがたまっていった。
日常はともかく、たまに行く友達との外食の時にはここぞとばかりに過食して、とにかく身体に入るだけ詰め込んでる感じだった。
そんな毎日を過ごしていたけれど、カロリー計算を手放し、毎日の体重測定を手放してみたら、いまのわたしの生活にはぴったり合っていた。
わたしはこの1年半で自分の身体に合っている食べ物を食べることや、食べる量が習慣化されてるので、旅行や外食以外で一気に食べ過ぎることはほとんどない。
体重は測らなくても、鏡で自分の身体をチェックしたり触ってつまめる脂肪の量を把握してる。
この2点から、いまのわたしにとってはカロリー計算、体重計の数字はメリットよりデメリットが大きい。
もう少し早くこのことに気付くべきだった(笑)


今回の体験はダイエットには段階があって、多くの人は体重を落としたいからスタートすると思うけど、ゴールは健康的な身体、生活をキープすることだと思うのでそこに行くまでには色んな段階があるんだと身をもって学んだ。
そしてまたら1つストレスが減ってよかった!(笑)






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