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哲學思想日記 2023-W45 — 救濟とかの話

2023-11-06/12

價値とは何か? ある種の快樂?

學問の價値というのはどのように決まるのか? 有用性によって? 誰の有用性なのか? 力ある意志のための。

「中國語の部屋」はなぜ理解してないのか。哲學的ゾンビは部屋の内外で何も異ならないであろう。つまり、我中國語を思うゆえに、我在り。

どうすれば性欲を克服できるのか。性欲が、救濟や解脫への、最も大きな躓きの石であるように思うので。單なる裸の (bloß) 人間として神と對峙するとき、イチジクの葉で何も隱せないのだから。

『悲劇の誕生』というのは、實は、ディオニューソスが攻めでアポッローンが受けのBLということなのではないか?

歷史觀の話で、西歐のキリスト敎的普遍史思想が進步史觀に繫がったというまことしやかな說があるけれど、救濟史觀と進步史觀ってそこまで似ていますかね? 無限成長の時代 (Ernest Gelner) は、神が死んで、再臨と復活と天國の希望がなくなったからこそ、現實味を持つようになると思うのだけれど。メシア的時間ではなく均質で空虛な時間 (Walter Benjamin, Benedict Anderson) というか。つまり、救濟史觀の場合、本來は、救濟されるまでの間って別に年率何パーの經濟成長とか、科學技術の發展とかって 何も いらないわけでしょ? 再臨の日は盜人のようにやってくるのだから。

Note ってデザインの自由度とか低いしアクセス解析とかもあまりできないし、予約投稿も有料だから、今度はてなあたりにブログでも作って二重投稿しようかな。それに、たとえば note が事業終了してここの文章全部消えちゃったりしたら少しさみしいし。

あとは本みたいな感じに PDF 化して電子書籍としてどっかに置いたり製本したりとかも夢がひろがリング (廢語) ですね。

日本語の哲學事典を引いても qualia って出てこないんですね。David Charmers が一人で勝手に言ってるだけだからかな。

中島義道『自然哲学に現代的意義はあるか?』(1994) という論文は素晴らしい。全面的に贊成する。

あと、『超越論的仮象としての未来』(2014) も、死の恐怖から始まった中島氏の哲學の集大成という感じがして好きだ。

昔から宗敎は「戰・病・貧」の蔓延するところで流行するらしいが、戰亂と疫病と貧困の3點セットが見事に揃ったこの狀況で、しかもクリスマスのあとに除夜の鐘を聞いて初詣をするような信仰眞空地帶で、燎原の火の如く何らかの宗敎運動があっという間に廣まる可能性って結構現實的だと思うけどな。

私に人生の目的があるとしたら、それは天國になければならないだろう。80年あるかないかの短い一生の中に幸福を探して何になろうか。


執筆:2023-11-22
Image by Bernhard Jaeck from Pixabay
今日の一曲:Now and Then / The Beatles


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