車がすーっと横に停まるとき
「後ろから来た車が、すーっと速度を落としました。どうしますか。」
小学生の娘が、「あんぜん教室」で投げかけられた質問です。
私は単に、子どもがいるから減速して通り過ぎるのかな~くらいの感覚でした。
違うのです。
答「停車してスライドドアがあいたら、車の中に引きずりこまれる可能性があります。車から逃げることが大切です。」
ぞぞっとしました。
不審者に連れ去られないように、低学年のときからたびたび「あんぜん教室」のお話を聞いてきました。
不審者は「ママが病気だから乗って」「子犬を見せてあげる」「お菓子をあげる」「道を教えて」「パパに頼まれて迎えに来た」など、言葉巧みに誘ってくるものと思っていました。
そうではないのです。
連れ去るときは、無言なのです。
会話したり、有無を言わせたりしません。
通学路であっても危険に変わりはないのです。
その話を聞いた後、娘はショックが大きく、一人で外出ができなくなるほどでした。
最近は大丈夫。おかげさまで成長しました!
なぜこの話を思い出したかと言うと、つい最近、同じようなシチュエーションがあったからです。娘と犬を散歩させていたとき、すーっと一台の車が私たちに近づき、停車しました。
「なになになに?」
と驚くものの、身体は動きません。
「道に迷ったのかな?」
と思い、その場でパワーウィンドウが下がるのを待ちます。
すると、窓の向こう側にいたのは、娘の担任の先生でした。
私たちを見かけ、声をかけてくれたのです。
「元気~?」って感じ。
びっくりしたって、本当に。
それにしても、車が近づいても身体はすぐ動きません。
実際の経験から学びました
むしろ「用事があるのかな?」と思い、待ってしまいます。
大人の私でも、身体が動きませんでした。
連れ去られそうになったら「大声を出す」「防犯ブザーを鳴らす」「とにかく走る」などの対策がありますが、実際にどこまでできるかわかりません。
身体が固まってしまったら、相手の思うツボ。
結局のところ、予防が一番なのです。
車から距離をとって歩くこと、一人で歩かないこと、一人になるときは迎えに来てもらうことなど。あらためて、対策を考えるよい機会になりました。
夏休みを前に、あらためてお子さんを話をすることをおすすめします!
お子さんが安全に安心して安全に過ごせますように、願ってやみません。
※タイトル画像は「noouchi」さんにお借りしました。ありがとうございます!
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