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スタートラインに立つ|さとゆみゼミ#8

「本気で書く人生は楽しい」
ライター・コラムニストの佐藤友美(さとゆみ)さんの言葉に共鳴し、「さとゆみビジネスライティングゼミ」の4期生として学び始めました。さとゆみさんが主宰する「書くことを共に考える」ゼミです。

3ヶ月にわたってオンラインで学び、ゼミ生と切磋琢磨してきました。毎回グループワークがあり、そのつど課題の進行状況を相談できたことが楽しみでした。ブレイクアウトルームでいつもの書く仲間に会えると、ほっとする感じ。

先週の日曜日、ゼミの最終講義が行われました。最終講義だけリアル開催になるのです。画面越しに毎週会っていた仲間とやっと会える。さみしいような、楽しみな一日がやってきました。

回を重ねるにつれ、思うように書けない日が増えてきました。本記事は、2024年3月にゼミを受講した個人的な感想になります。ライターをめざす方のご参考になりましたら、さいわいに思います。



3月に入ってすぐ、ゼミ生の一人として、さとゆみさんとの1on1インタビューに臨みました。原稿を書き上げましたが、正直準備不足で、悔しい思いが残る結果に。何よりも、インタビューに応じてくれたさとゆみさんに失礼だし、自分も不甲斐ないし、真意が伝えられていませんでした。また「事実」と「意見」が混在している点も指摘されました。

さとゆみさんは「ライターは、日本語を日本語に翻訳する仕事」と言います。
お相手の話を聞いたとき、省略した部分や口語的な表現を意訳することが肝要。読者に真意が伝わりやすくなります。翻訳する意識は、まだまだ不十分でした。信頼されるライターになれるよう、書き続けるしかありません。今回リトライに向き合う間もなく、次の最終課題に取り組みます。


最終課題は「あなたが本を出すとしたら、どんな企画にするか」というもの。
自分に書けることは、何だろうか。この1ヶ月間、ずっと頭の片隅で自問していました。

棚卸しして、壁打ちしました。家族や友人や仲間に聞いてみました。看護師の視点、健康保持の視点、趣味のランニングやアート鑑賞、子育て、闘病や海外生活。過去から未来へとたどる旅。

尖ったコンテンツをもっているわけではないし、本業のキャリアも中途半端。
できることを書くか、これからやりたいことを書くか。読者メリットを提供できるのか、私に役に立てることを書けるのか。

エッセイなのか、実用書なのか。

さとゆみさんは、多くの切り口を提示してくださいました。結果、ライフワークにしたいと思えるテーマで深堀りしたい思いがでてきて、「ウェルビーイング」を主軸に据えて企画を提出しました。

ですが正直、企画の要点がわかりにくかったと思います。私は、本来、看護師としてウェルビーイングに携わりたかったのではなかったか?自分が看護師を心ざしたきっかけや、行動してきた理由は「よく生きる」手助けになっていたのではなかったのか?



そして、最終講義の日を迎えました。ゼミ生ひとりひとりが、自身の企画についてプレゼンをします。

さとゆみさんから「観察眼や切り口を磨くこと」と講評をいただきました。また、全体をもっとも象徴するエッセイを提出するのが良いと、助言もいただきました。こちらの課題も、真正面から取り組んでいきたいと思います。

最終講義を受けて、どんな書き手になりたいか発表する機会がありました。私自身、正直いまだばくぜんとしています。ウェルビーイングを軸に書いていきたい思いに変わりありません。どの切り口で差別化するか、自問を続けます。

まずは書くこと、書くスキルを磨くこと、天声人語の書写に取り組むこと、必要な資格を取ること、学ぶこと。山ほどの課題をいただきました。課題のリトライや、ゼミの総復習。アウトプットして学びを定着させること。


さて、最終講義を終えて一日経ってみると、少し気持ちが変わってきました。
「本を書く課題」に取り組むと同時に、やってみたいことが出てきました。ウェルビーイング的な生き方をしている人の良さを伝えたり、素顔を伝えたりできる文章を書きたい。素敵な生き方をしている人の言葉に力をもらいたい、紹介したいと思えるようになったのです。

そのためには、取材できる人になりたい。信頼してもらえるライターになりたい。
真意をきちんと伝えられるようになりたい。やってみたいことがたくさん生まれてきました。やっとスタートラインに立てた気がします。


3ヶ月にわたって開催されてきたさとゆみゼミを、無事に卒業することができました。さとゆみさん、りかさん、ゼミのみなさま、本当にありがとうございました。これからも書き続けていきたいと思います。

師は、たくさんの問を授けてくださいました。
書きながら思考を深め、どんな書き手でありたいか、日々向き合っていきたいと思います。

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