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2022 019:アヴィシャイ・コーエン - Naked Truth

アヴィシャイと言えば、2003年のデビュー作『The Trumpet Player』が現代ジャズ・トランペットの名盤と称されているようなトッププレイヤー。まっすぐに勢いよく鳴らし切る演奏は広く受け入れられました。これ嫌いなジャズファンはいないんじゃないかなってくらいの演奏だと思います。

もう一枚重要作を上げるとすれば、イスラエルの面々と結成したプロジェクトのThird World Love。イスラエルのリズムや旋律を活かした楽曲は刺激的でした。同姓同名のベース奏者のアヴィシャイ・コーエンとの違いがあるとすれば、どんなサウンドを演奏していても、トランペットからストレートアヘッドなジャズの香りが強めなところでしょうか。アヴィシャイは”ジャズ聴いてる感”を感じさせてくれる演奏をするんですよね。

それがECMに移籍してリリースした『Into The Silence』でめっちゃECMなサウンドに。今やECMでトランペットと言えばアヴィシャイなイメージもあるくらい。その音色はこれまでのアヴィシャイの印象とは少し違うけど、めちゃくちゃ美しい。僕はかなり驚きました。でも、そのくらい幅の広い表現が可能なくらいの圧倒的な技術を持っていたんだなと理解しました

そんなアヴィシャイの2022年の新作『Naked Truth』はECMと契約してからの5枚目のリーダー作。これがとても面白かった。

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