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2.【書評】「うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル」ワークブック改定第2版 デイビッドH.バーロウ

このプログラムの最初は「感情にまつわる困難」についてを学んでいきます。

1 頻繁に強い感情が起こる
感情にまつわる困難を抱える人は、とても頻繁に強い感情を体験します。生まれながらに 感情に対して敏感に反応しやすい傾向があるかもしれません。しかし、感情強く体験しても、必ずしも苦しくなるわけではないと言うことを学習していきます。

2 感情を否定的にとらえる
苦しむ人は、自分の感情をネガティブにとらえがちです。「こんなふうに感じるべきではない」「こんなことで動揺するのは自分が弱いからだ」と言うように、 強い感情と ネガティブな感情を結びつけてしまいます。こうした悪循環を理解していきます。

3 感情を避ける
 感情に苦しむ人は、感情を否定的に捉えて、感情を避けるようになっていきます。感情を避けることを回避と呼びます。回避は、長い目で見ると良い結果につながらないことがわかっています。しかし、短期的には利点があるため、 回避する行動が増えてしまいます。したがって、このプログラムでは回避するのではなく、感情を受け入れて、まく関わっていけるように練習していきます。

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