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【書評】11アダルト・チルドレン癒しのワークブック グリーフワーク 本当の自分を取りもどす16の方法 西尾和美 「実際に自分の行動を変える」

Step15では実際に自分の行動を変えると言うことについて検討していく内容になっています。このワークブックを始めたときの自分と、今の自分の問題や障害を比べたとき、どれほど違いが出ているかについて確認していきます。

確認項目としては
怒りの爆発や 憤りが少なくなってきた
他人の目を気にしたり、他人に認められたいと言う行動をしなくなってきた
自分も犠牲にして、他人の世話やおせっかいをしなくなってきた
鬱に落ち込むことが減ってきた
罪の意識に悩まされたり、自分を責めたりしなくなった
他人を非難することが少なくなった
自分を孤独に追いやることをしなくなった
感情を感じることができるようになった
自分に自信が持てるようになった
物事を やり遂げることができるようになった
人生を楽しむことができるようになった
ほどほどにすることができるようになった
他人と健全で、親密な関係を持つことができるようになった
反射的に反応することが減ってきた
自分に正直になり、嘘をついたり、ごまかしたりしなくなった
褒め言葉が受け入れられるようになった
忍耐力が出てきた
ギャンブル、アルコール、薬物、過食、拒食に依存しなくなった
自分に優しくし、自分の世話ができるようになった
パニックが少なくなってきた頭痛や腹痛などの心身症がなくなってきた
自暴自棄の行動が少なくなってきた
恐れが少なくなってきた
体から出るメッセージに気づくようになった
健全な人間を信用することができるようになった
コミュニケーションの技術が向上してきた
自分の行動や言動に適当な責任感が持てるようになった
人生の目的がはっきりしてきた
他人をコントロールしたり、変えようとしなくなった
視野が広がってきた
バウンダリーがはっきりしてきた
過去の間違いから学ぶことができるようになった
被害者意識に囚われなくなった
見捨てられると言う危機感がなくなってきた
「ノー」 が適当に言えるようになった
他人を許し、親切にできるようになった
適当なリスクにチャレンジすることができるようになった
事項を適当に 主張できるようになった
実践的なワークとしては「 どんな目標のためにどう努力したか?』について日記のように書いていきます。

○自分の人生のゴールをはっきりさせる

ここでは自分の将来のゴールの立て方を考えていきます。自分の人生の目的を知る事は自分が成功するためにはとても大切なことです。将来自分は何をしたらいいかがわからない人はワークをしながら 小さなプランを立てて行きます。自分が立てたゴールについては、自分を心からサポートしてくれる人以外や話さないようにしていきます。なぜならば、「 そんな自分勝手なことを言って」、「 そんなことできるわけがない」 などと 意思をくじかれてしまう恐れがあるからです。ゴールを立てたからといって失敗しないと言うわけではありません。失敗や間違いは人生にとって大切な教師です。失敗や間違いは、全く同じことを何回も繰り返さない限り必要なものです。
とあります。

○今日だけは
大きな長いプランではなくて、今日1日だけのゴールを考えていくなります。これはアルコール依存や薬物依存 の治療に用いられている12ステッププログラムと同じような考え方と思います。例えば、今日だけは他人を非難することをやめます、今日1日だけ褒め言葉を自分に与えます、今日だけ過食をやめますといった、今日1日だけだったらできるかもしれないことを 書き込んでいきます。もしかしたら、かなりのゴールを達成できるかもしれません。

○明日のプラン
今日1日だけのプランができるようになれば、次のステップに進んでいきます。もっと進歩の必要な項目を設定していきます。 その中から明日のプランを立てていきます。プランの中から優先順位をつけて行きます。明日どのように変化させていきたいのか書き出してみます。 最初は2番目まで実際にやることができたら上出来です。少しでも実行できたことがあれば、自分を褒めていきます。

○5年後の自分
次は5年後の自分を考えていきます。5年後にこうした自分になりたいと言うことを、ただ頭の中で思うだけではなく、紙に書き込むことが大切です。文章は否定文ではなく、肯定文にしてエマルで現実に起こっているかのように書き込んでいきます そうすると意外に現実味が出てきます。こうすることで、自然と生活が身に付いて、その目標に合った行動を取れるようになるかもしれません。

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