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他者からの攻撃を恐れて先んじて差し出すという姑息な癖。あるいは幻想。

在り方や精神性を高める、ということは
それはすなわち、毎日の暮らしのすみずみを整えるということ

お箸の使い方ひとつ、
トイレットペーパーの取り方ひとつ

他者への声のかけかた
メールの返信のしかた
声の出し方
カバンの置き方

それは、すべてすべてのこと

一個ずつ見ていくと、それはもう寝る前に反省するとかいう時間だけでは
全然足りないな。と思う。

そして日々の刺激の中ですぐに興奮してしまい、波立つ私は

自分の精神性を見つめ直すというタスクをすぐすっとばして
配慮のかけらもない
相手にめちゃくちゃ失礼なことばかり繰り返してる。

“私が他者へ、光を見出す時。それは、自分が許されるための縋りつきによるものだったのかもしれないと、いまにして思う。 媚び、へつらいでしかなかった。私が生まれながらにして握りしめた「相手にどうか笑っていてほしい」という願いは、表面上美しく見えるけれど、いつも自分が身の危険に晒されているという勘違いの元、「相手が笑っている間は安全だ」という思い込みが癒着した願いだった。自らの安全確保のための相手へのコントロール。それが本当の愛に絡みついて邪魔をしていた。 ”

・・・・・・・・・・・・・・

ひきつづき、わたしは

「本当の愛に絡みついて癒着しているもの」

それらを外す作業をおこなっている。

人との関わりの中で

すぐに差し出す癖。

自分が生きることを恐れるがあまり

先に何かを差し出そうとする癖。

相手から攻撃されると思い込んで

許してもらおうとしてのことなんだろう。

結局

差し出した裏には

「あなたもどうせ私を攻撃するのでしょう?」という

相手を蔑む私の声がある

愛を信じていないから

先んじて

攻撃されないようにと差し出す癖。

なんて失礼な話なんだろう

本当に愛されている

地球という存在とかもっと大きな存在に

愛されている存在ならば

何も最初から差し出すことはなく

自分の呼吸に耳を澄ませて

自分の呼吸にくつろいだらいいだけのはなし

あたまでわかっていながらにして

なぜ

「頑張らないと愛されない」というビリーフを握りしめて

それから手が離せないのか。



そうでない時に手を差し伸べてくれたり、そんな時でも「貴方がいるだけで楽しい」と言ってくれたりする人を探すためには
自分から差し出す癖を治さないとね。
相手も最初はそのつもりがなくても、だんだん味を占めてしまうので、
ある意味相手を潰す行為にもなります。
そうやって相手を貶めておて、後からしまった!となるくらいなら、最初から自分の恐怖心から大量に注ぐ癖を終わりにしましょう。

(中略)

自分が失敗した、って思った瞬間に、過剰に身の丈以上の方法でリカバリーしようとしたりするね。


(中略)

本当はそんなに頑張らなくても、人は誰かに愛されて大事にされる。

それは人には悪いところがあるのと同じくらい、素敵なところがあるから。

それが自分にあると思えないからこそ、何かを必死に差し出すことで愛を得ようとしてしまう。

が、それで愛してくれるのは、味を占めた人達だけ。

自分の悪いところから目を背けないようにするのと同じだけ、自分の良いところをよく知って、私には愛されるだけの価値があると堂々と過ごせる女性を目指しましょう☆

金子ひとみとの会話より


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