フォローしませんか?
シェア
スソノハジメ/ ITサッカー小説家
2020年6月14日 21:03
今日が何曜日なのかもわからない。 ベッドの上に仰向けになったまま、空翔は天井を見つめていた。両親を心配させまいと、時々1階に降りては他愛もない会話をする。言葉に感情がないことが自分でもわかった。まるで心を体育館に置き忘れてきたかのようだ。 サトルや他の部員からのPINEが来ていることは知っていた。どうやら、あの1件のあと、顧問の発言は問題視されたものの、理事長の一声によって揉み消された。