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自由度の高い働き方ができるWEBエンジニアの魅力を語った一冊

今日も1冊読み終えたので、読後の感想をこちらに書いておきます。

今回読んだのは、菊本久寿さん著『「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである』という本です。

自由度の高い働き方ができるWEBエンジニアの魅力を語った一冊

著者の菊本久寿さんのストーリー

スターバックスで18時から19時のちょうど1時間ほどで読み終えました。「金髪で40代」という著者がどんな風貌なのかYouTubeで調べてみたところ、以前も著者の動画を見たことがあることに気づきました。

25歳までフリーターだった著者が、ゴルフ用品のシステムエンジニア(SE)からエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、CTOなどの経験を経て、現在はプログラミングスクール「ランテック」を経営しているというストーリーが展開されています。

私も現在25歳で特に目立った経験はなく、WEBエンジニアを目指している状況ですので、この本を読んで希望を持つことができました。

SIer業界とWEB業界の違い

SIer業界とWEB業界には大きな溝があると言われていますが、未経験者がいきなりWEB業界に入るのは難しいため、まずSIerとして経験を積んでからWEB業界に移るのも一つの手段かもしれないと考えています(2024年7月16日時点)。

数年前に読んだ勝又 健太氏の「21世紀最強の職業 Web系エンジニアになろう」に影響され、WEBエンジニアを目指してRailsを独学しましたが、うまくいきませんでした。

その後、就職活動を通じて、未経験でWEB系のスタートアップにいきなり入るのは非常に難しいことが分かってきました(私の調べ、実体験による)。

複数のエンジニアから「エンジニア業界では独学の経験よりも実務の経験が重視される」と言われましたが、正直なところ、何が正解なのかはやってみないと分からないものです(情報の非対称性)。

1000時間の学習とその課題

本書でもWEBエンジニアになる前に1000時間の勉強を推奨する記述がありますが、実務で使ってもいないものにいきなり1000時間を費やすのは、一般人にはかなりハードルが高いように感じます。

モチベーションを維持できるかどうかも疑問です。
フリーターや保育士など、あまり学歴を要求されない職業の人がWEBエンジニアになった事例が紹介されていますが、エンジニアの学習を長時間継続できる忍耐と集中力があるならば、そもそも高学歴の大学に入ることもできたのではないかと思います。

しかし、実際には、私の知り合いでキャバ嬢からエンジニアになり、TypeScriptとNest.jsを使ってバックエンドとフロントエンドの両方をこなしている女性がいます。
頑張れる人は、どんなバックグラウンドからでも頑張れるとは思います。

でも、一般人にはハードルが高いと感じます。

個人的には一度ITエンジニアになってから余暇を使って目指す方向の学習をする方が良いのではないかと思います。

Javaの再評価

(※本書の内容から少し脱線しますが)私は最近まで「Javaは古い、モダンな言語に限る」というイメージを持っていました。しかし、現役エンジニアとの会話を通じてそのイメージが変わりました。モダンな技術はコード量が少なくて済むため、基礎の理解がおろそかでも使えてしまう面があります。一方で、Javaはコード量が多いため厳格に記述する必要があり、基礎の理解に役立ちます。

Javaでの数年の実務経験は、PHPやRubyなどの比較的モダンな言語に移行する際にも役立つでしょう。文法の違いを埋めるだけで、プログラミングの思考方法は活かせます。

メガベンチャーのエンジニアとして情報発信している「TECH WORLD 市川 達大」さんもJavaの良さを語っており、彼もJavaで開発しているとのことなので、Javaの有用性は高いようです。
それにしても、市川さんは僕と同い年の彼がこれほど活躍しているのはすごいですね。

しかし、いろんなインフルエンサーによって、ネットの情報に踊らされるのは疲れてきました。

WEBエンジニアの魅力

長くなりましたが、本書を読むことで、改めてWEBエンジニアは素晴らしい職業だと感じました。目指すためのモチベーションとマインドセットが得られます。

正社員、副業やフリーランス、起業などさまざまな働き方ができ、エンジニアとしてリモートワークで稼ぎながら世界中を旅することも可能です。これは私の理想の生き方です。学習や様々な挑戦を頑張ろうと思いました。同時に購入した「ITエンジニア働き方超大全」という本も読み直して、ITエンジニアという職業についてもっと理解を深めたいと思います。



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